詩め その代償を払う者は
「世界は正しくはまわらない」
「だから原因に対して正確に罰がくだる事などない」
唯一無二の真実を探し求めて
ここまで旅をしてきた
でもそれで 優しい幻想を落としてしまったんだ
命を対価に得たものは
残酷な 死の尊厳を守られなかった骸
もう戻れない
振り返っても道は崩落してしまっているから
命運分けたのは
あの頃の 何も知らなかった無垢な願い
そっとしておけば何かが変わった?
いいや 突き進むこと自体は変えられなかった
ならば何が分岐要素になったのか
それは
「私の愚かさは 誰よりも分かっているわ」
「これは自分の愚かさが原因 でも世界はまるで…」
「どうして その代償を他人が払わなければならないの?」
「ストーリー」
歪に回る世界。
代償を払ったのは、私ではない誰か。
こんな結末はあんまりよ。
トリガーを引いたのはこの私なのに。