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開示する嘘と詐欺師

作者: 梅村 松竹

詐欺師がいた。

人を騙して西へ東へ、

老若男女一切合切問わず、彼は騙し続けた。

あるものには壺を売り、

またあるものには貯金と称し、

またあるものからは土地の権利書まで奪った。

最近になって捕まった強盗の男は取り調べでこう言った。

あいつは俺を知ってるが俺はあいつを知らない。

手紙を一度寄こしてきた事がある。


まだ俺が連続強盗で捕まってない時の話だ。

奴は俺の犯行を知ってると、顔写真付きで手紙を送ってきた。

そして仲間になれと抜かしてきた。

そうすれば捕まることは無いと。


で、受けたのか?と人が聞くと


いやぁ受けるわけがない、詐欺師の言うことは聞いちゃァいけんわ。といった


まぁそうだな。しかしお前はその話を受けようと受けまいと捕まっていたがな。

刑事はニヤリと笑った。


詐欺師は未だ捕まっていない。

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