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第40主義「恐ろしい」

すみません、大スランプでした。

6回程度書いたのですが上手く行かなく今頃になってやっと完了。

その間に駄作者の作品の今までとそして今の作品の出来の悪さに恥ずかしくて死にそうでしたが、読んで頂いている方がいるので一応執筆は続けていきます。


・・・駄作ですみません><

今、俺は駅前を歩いている…。

テスト後のリフレッシュをするとの目的で凛に連れられてブラブラと出歩いている訳だ。


テスト返却までは、採点の都合上で数日から一週間程度の期間があるものだ。

その期間が地獄を迎える前のアルカディアと感じている生徒も多数存在する。

ま、俺はある程度の感触は得ているので赤の魔手にかかる事はないであろう。

……特に国語は自信がある、委員長と凛がもたらした情報そのままに問題が出たのである。

流石に依怙贔屓の藤森とはいえ、やり過ぎな気もするがな。


なんとなくでブラブラと彷徨っていて時間は1:25となっていた。

現在は駅前通りにいるわけだし安く済ませるとなると――


「少し腹減ってきたな、マグドでも入るか?」


マグドとは、知らない人はいないであろう有名バーガーチェーン店マグドロナルドである。 

略してマッグやマグドなどといった言葉が広まっている。

マスコットキャラクターの面では、危ないピエロが踊り狂っているという特徴もある。


「んー、僕は別にいいかな」


なら決定だ。

俺達の足は、この時になって初めて目的地というものを定めて動き出した。


――が、予想外の面倒くさい事が起きた。


「よぅ、そこのお嬢さん、可愛いね〜」

「俺達と遊ばない〜?」


凛が馬鹿なナンパ師二人に声をかけられてしまった。

別にこれ位どうって事は無いが、こんな駅前で暴力事件を起こすのはかったるい。

俺は凛にアイコンタクトを飛ばす。


凛はコクリと頷いて――


「いいよー、ちょっと着いて来てくれるかな?」


ところ代わって、裏通りに俺達はいる。

凛の言葉に二人は、ヘラヘラと了承して着いて来てくれたわけだ。


「で、どこ行きたいのさ〜」

「カラオケ行こうよ。カラオケ〜」


ナンパ師、AとBでいいだろう、AとBが凛に話しかけている。


「ここかな?」


「「は?」」


AとBがシンクロした。

そして驚きの表情からニヤニヤとした表情に変わった。


「へへへ、お嬢さん意外と積極的なんだ〜」

「こんな人気の無い、裏通りに連れて来ちゃって〜」


…ああ、凛は積極的だな。

ただし、AとBが考えているのとは180度違う方向でだがな。


「ねぇ、そこの海老さん達?、さっさとどっか消えてくれないかな?」


ABさん?海老さん?

…なんでもいいや、深く考えずにこれからは海老さんに改名しよう。


勿論、凛の言った事に従ってくれるとは思わない。

シツコイと予想したから簡単に引っぺがす方法をふるえるように裏通りまで招待したのであるしな。


「は?海老ってなにさ〜」

「ってか、俺達をこんなとこまで連れ出しておいて何言ってるわけ〜」


海老達がギャアギャア騒ぎ始めた……が!

そんな抗議の声は一瞬で沈められた。


大きな鈍い音と地震に近い振動が起きた…発生源は凛の足である。

ダンと思いっきり振り下ろし、コンクリの地面に深いヒビを加えた。


「で?何か文句あったのかな?海老さん?」


素敵なデビルスマイルを浮かべる親友。

それに対して、高速で首を横に振る海老さん…おい首もげるぞ!


「それにね、僕の好きなタイプってね」


ここで言葉を切る我が親友。


「男らしい強い男とで仰るのでしょうか〜」

「ボクシング世界チャンピオンとかモーニングブルードラゴンとか倒せと仰るのでしょうか〜」


ま、普通の女性なら強い男には惹かれるかもな。

モーニングブルードラゴンを倒せるような巨漢は別として。


「女らしい可愛い子かな?」


…凛ならそうであろう。

内面は完全に俺や海老さんと同じ男であるわけだしな。


「というわけで、今からコレつけてくれないかな?」


と凛がどこか異世界からでも取り出したように、いきなり現れた箱を指し示した。


箱の中身は――

猫耳、兎耳、メイド服、浴衣、スク水、十二単、眼鏡、セー○ムーン衣装…etc


つまりは、男の尊厳をメッタ刺しにしても余りあるコスプレ用具であった。


「「それは勘弁してください〜」」


「駄目…死にたいのかな?」


海老さんの必死な叫びに冷徹に返す親友。



◇◇◇



その後の事は、あまりに酷かったので詳しくは語るつもりは無い。

とにかく俺達は、平和にマグドでの昼食を終えて店を出た…勿論コーラは3杯頼んだ。


――で店を出るとだ。


ああ海老さん達は何て学習能力の無い事を。

今度は、偶々委員長を見つけて必死にナンパをしているところを目撃してしまった。


「海老さんー」


凛の天使の声に振り向く海老さん。

ビクッと肩を跳ね上げて青い顔で振り向いてきた。


「それ僕の友達だから手引いてくれないかな?」


「え〜、ちょっと困るし〜」

「邪魔するってなら、その友達とやら痛い目あっちゃうよ〜」


海老さんの学習能力ゼロ確定!

でも、下手に手は出せない凛はどうするかといえば。


ポケットから携帯を取り出した。


「警察に通報する気〜」

「そんな事したらどうするか分かってる?〜」


それに対してフルフルと首を横に振った凛。

オマケにその携帯を海老さんに見せ付けた…この印籠が目に入らぬかって感じだな。


「「え?なになに〜メアドとか?………うぁへ!!?」」


海老さんの調子の良いナンパ口調が途中で途切れた。

……携帯に写し出されていたのは、痛々しい男共のコスプレ姿の写真。


「よし、これを今からチェンメでばら撒いちゃおうかな?」


海老さん達は必死に謝りながら逃げていった…恐ろしい。

委員長は助けてくれた凛をウットリと眺めている…恐ろしい。



◇◇◇



家に帰った後、凛から添付付きで送られてきたメール。


From 親友

>このメールは呪われたメールです。

受け取ったら、5人に回さないと貴方もこの人達を同じ目にあわせます。


添付画像――男共のコスプレ姿の写真。 end


白瀬凛…問答無用で恐ろしい。





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