第12主義「暇」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」
あまり教育上良さそうでは無い声を、あげているのは俺こと松葉翔である。
100mながら高校に入って全く部活をしていなかった俺にはキツかったのであろう。
そんな俺に、アク○リアスを手渡してくれたのは我が親友である。
…微妙に炭酸飲料じゃないのが不満だが、感謝すべきだろう!
「遅かったよ翔!」
やっぱ感謝したくねぇ!
俺必死に走って一位取ったよね!?
「ベストより0.5秒も遅いなんて鈍りすぎだよ」
「無理言うな!久しぶりにしては十分だろう!」
「ふん、それでも女子の僕よりベスト遅いんだよ?恥ずかしくないのかな?」
調子良い時だけ女子アピール!?
というか、我が親友より速い奴なんてそう居ないって!
「それじゃー、納得した所でアイアンメイデン逝ってみよー」
いやいやいやいやいや!!!
なんで楽しそうにアイアンメイデン引きずってきてるの?
俺、全然納得した覚えないからね!
というか、ここはきっちり断らないとヤバイ!
「いや、一応、俺一位取りましたよね!?
だからお願いしますアイアンメイデンをしまってくださいませ!」
「…チッ」
我が親友は舌打ち一つして、諦めてくれたようだ。……良かったー
「あーあ、やる事なくなちゃって暇だよね」
暇つぶしだったの!?
暇つぶしで、俺をキルしようとしてたの!?
「それなら競技見ればいいではないか!体育祭なんだから!」
「……ねぇ翔、今からやる競技、大縄なんだよ?」
………。
「……そっか、確かに暇なようだな」
妙に納得しちゃったよ俺。
……うむ、一応頑張ってくれ、藤森曰くクズの皆様方。




