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今日の華琳さん家  作者: 黒崎黒子
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閑話休題-恐怖!殺人人形!―

「一刀はどこに行ったの?」


「くっ、北郷…目を離した隙に」


柱にくくりつけられたヘンテコな

人形だけを残し一刀は忽然と姿を消した


「何?この人形は…子供?」


『ハーイ!ボクはチャッキー!宜しくね!

 はいでぃほー!アハハハ…!』


人形は華琳を見つめて笑い声を上げる


「何か分からないけど…不気味ね」


「北郷の変わりにぶち壊しましょうか」


七星餓狼を構えて春蘭は人形を見つめた


『っ…』


「ん?」


「どうしました?華琳様」


「これ…本当に人形よね?」


「のはずですが…」


「今、表情が変わった気がしたのだけど

 不気味ね……いいわ、春蘭

 バラしていいわよ」


『テメェ!ふざけんなよ!

 このクルクル貧乳娘!

 今すぐ、このロープを外しやがれ!』


突然、人形が暴れ始める


「貧っ……そのロープを

 取ったらどうするのかしら」


『そりゃ勿論、テメェの身体を貰うのさ

 そしたら、この人形の身体とは

 おさらば!そしたら、また楽しい

 ブラッドカーニバルの始まりだ!

 ヒーヒヒヒヒヒ……!」


「ぶらっど…何?」


『血祭りだよ!血祭り!

 そんなことも分からねぇのか?

 その、胸と身長の栄養はどこに

 回ってるんだ?あぁ…そのクルクルか

 そのクルクルに栄養が回ってるんだろ』


「ふふ…春蘭、もう一度、丁寧に

 締め上げて、火計に処しなさい」


「は!」


『は!じゃねえよ!デコ眼帯!

 今すぐ、ロープを解きやがれ!』


「華琳様…」


「えぇ…思いっきりやりなさい」


「ありがとう、ございます!」


『ははは…嘘だよ。冗談だよ

 助けてくれよ。もうしないから』


人形は本当に申し訳なさそうに

二人を見つめた


「…私の名前を言って見なさい」


『クルクル貧乳クソ娘』


「ニコ☆」


『ギャアアアァァー……!!』


この日、突如現れた殺人人形は

華琳たちの手により世界から姿を消した


「…全米を恐怖のドン底に陥れた

 チャッキィも世界が変われば

 ただのネタ…恋姫の世界は恐ろしい」


消し炭になったチャッキィをつつきながら

于吉は復活は無理と判断して

研究を諦めた


チャッキィは生き延びたとしても

最後は、マジカルアンバー于吉の手により

研究の毎日を送っていたことだろう


そう考えれば、チャッキィは

むしろ救われた方であった

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