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今日の華琳さん家  作者: 黒崎黒子
31/121

夏侯淵愛用・餓狼爪…?いや、もはや…覇弓?

「さて…一刀様…†を背負ってください

 はい、脇の下に挟み

 こう構えてください」


言われた通りに構えると自然に

銃を構えるような形になった


 ╋━


「一刀様、それでは髑髏を左に」


回すと先端が開き銃口と

手元にはトリガーが現れる

確認すると銃口は髑髏…

青い光が目に灯っていた


╋ヰ=


いや、これ弓ていうか…銃?

蜀の厳顔さんの武器に似ているような


「これ試していいかな?」


桜と空に伺いをたてる


「うん♪そうだな~あの石とかどう?」


家を建てた時から邪魔だったんだよね~

と桜が指差したのは大岩

なんでも職人が退かそうにも

あまりに大き過ぎたらしく

重機を持ってこようにも

当然、ここは山の上…

泣く泣く桜は諦めていたとか


桜…これは無理だよ

対象を変えよう…


蓮に聞こうと見ると

目が合った蓮は青い顔をして

桜の後ろに隠れた…

涙目で必死に首を振っている…


いや、誰も的にしようだなんて

思ってないから…姉妹剣は事故だから…


空を見ると空はニコニコと

さっきの岩を指差した


「は?」


「出来ますよ♪」


「…分かった…いくぞ…」


空の言葉を半信半疑で

岩に髑髏銃口を向けてトリガーを引く


『ダム!』


同時に何か髑髏が言った…


"キュイーーン!"

銃口が光り輝く!


『デストロイ!!』


"ドーーーーン!!!"


反動で1m程後退…

爆風に耐え、顔を上げると

ターゲットの岩は

砂と化していた


「うわ!何て威力よ!?」

「一刀!大丈夫!?」


二人が駆け寄って怪我がないか診てくれる


怪我は無いが…


「ははは…もうコレ、対軍兵器だよ…」


色んな場面を想定してみたが

使える場面が思いつかない…


「一刀様、あの石ころを狙って

 撃ってみてください」


あの石ころって…家の前に転がった

さっきの岩石の欠片か?

あんなの狙ったら

あの辺り一帯が…いや…千葉家が

強制倒壊されるだけだろう


「いや流石に…」


俺はこのあと起こることを

想像して二の足を踏む


「そ、空ちゃん?私、この年で

 家なき子にはなりたくないかな~?」


桜も苦笑しながら

目は本気で空を止めに入る


「一刀!やっちゃえ!」


ビシッと指差して

蓮が悪乗りする

いや…家を完全に指差してるよね?


"ギン!" ほら、桜が見てるぞ…


あ、指が下がって…石ころ差した…弱っ!!!


「…んじゃ、いくぞ…」


石ころに向かってトリガーを引く


『Good-bye!』


"パン!"


見事に石は粉々になった…

家は無傷である


「というように、対象によって

 弾が自動で変更装填されます♪」


空が人差し指をフリフリと

笑顔で説明する


「いや…確かに凄いよ…」


「いやぁ…スゴいわね!

 本当に、家が壊れなくて良かったわ…」


蓮が冷や汗を拭きながら

家の無事を確認する

お前は……


「空ちゃん、これ何処の技術なの?」


桜が"スゴいね~"と武器を撫でながら問う


「魏の武将に絡繰りに詳しい方が居まして

 そのお弟子さんが何代にも渡って

 作り上げた"(人工知能)"を

 組み込んでいるんです」


全ての武器に組み込んであるらしい

武器の魂に人口知能の追加で

武器たちは確かな人格を持てたとか


もしかしたら…と

魏の居眠り軍師の頭の上の彼を

思い出した。あれも実はこの部類?


「真桜の…弟子か…やってくれる…」


苦笑しながら俺は武器をしまった



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