典韋愛用・伝磁葉々
「コホン///それでは一刀様
裏の髑髏を右に回してください」
†を裏返して中央の髑髏を右に回すと
先ほど腕を入れた左右の部分が開く
中には左右それぞれ3個、計6つの
ヨーヨーが収まっていた
あらま、随分小さくなって…
髑髏のついたヨーヨーを一つ手に取る
緑色の目がこちらを見つめている
"プルプル…///"
あ、振るえた
「ヨーヨーか…懐かしいな……よ!」
"ギュン!…シャー…"
とりあえず
「ロング・スリーパー」
「ウォーク・ザ・ドッグ」
「ザ・クリーパー」
「フォワード・パス」
「ブレイク・アウェイ」
「ブランコ」っと
"ギュン!パシ!"
身体は覚えてるもんだな
"ギュン!…シャー…"
「それ!東!京!タワー!」
はは!できた!できた!
「んじゃ…」
"ギュン!シュ!シャー!"
「ドッグ・バイト」
「スリー・リーフ・クローバー」
「ループ・ザ・ループ」
「ブレイン・ツイスター」
"パシ!"
「っと!…はは!出来た!
チューニング無しでここまで出来る
なんて思わなかったな
普通は技に合わせてヨーヨーを変える
もんだけどな、コレ凄いな!」
と…3人を見ると
「「「ぽー…」」」
と3人共、目をキラキラさせて
見つめていた
「ど…どした?」
3人の反応にたじろいでしまう
「凄い!凄いよ!一刀!」
「何か技の名前は分からないけど!
惚れ直したわよ一刀!」
「一刀様…見事です…葉々も
とても楽しそうにしてますよ!」
「え?そうか?昔、ちょっとやってた
だけなんだけど…さ」
嘘です…出来ないことが悔しくて
マジで練習してました。勉強そっちのけで
「一刀!もっとできる!?」
「さっきの"るうぷ"とかいうの
もう一度見せてよ♪」
「一刀様!お願いします!」
なんか…えらいことになった
「んじゃ…とりあえず…」
"ギュン!シャー!ギュン!"
「ループ・ザ・ループ」
「ピンホイール」
「マジック」
「ダブル・オア・ナッシング」
「サイドワインダー」
「バレルロール」
「ムーンサルト・バック・フリップ」
"ギュン!パシ!"
「ふ!は!」
「スプリット・ジ・アトム」
「アトミック・ファイヤー」
「よ!これで…!」
「シュート・ザ・ムーン」
「ダブル・ループ」
"シャー!ヒュ!"
「これで最後だ!ロケット!」
回転するヨーヨー高く投げ
胸ポケットでキャッチする
"スポ!"
ポケットにヨーヨーが入っているのを
ポンポンと叩いて確認した俺は
3人に向かって、劇団員のように礼をした
「スゴい!一刀!もう!道場開けるよ!」
「一刀ぉ!あなたの女で良かったわぁ!」
「一刀様!私と契りを!」
2人、興奮が行き過ぎたヤツがいるけど
まぁ、満更でもない
皆もどこまでやれるか、試してみよう!
「どうもありがとう…さて…
次に行こうか。あと二人だな」
ヨーヨーをしまうと空を促す
「はい☆それでは行きます!」
趣味が将来、以外な影響を
愛する人たちに与えかもしれない
皆も何か趣味があるなら
トコトン極めてみるといいかもね!




