晴天と思い
こういうものを書きたくて、書いてみました。
4時間程で作ったので、上手くできているとはいえません。
感想をいただけたら幸いです。
以前の作品を消したことについては、
1から、ちゃんとした作品を書きたかった。などの意図などもあるのですが・・・ すみません。
今後ともよろしくお願いします。
今日の空は清々しいほどに青い。そんな空を見上げると、
自分の小ささや人間の小ささを考えさせられてしまう。
人間は弱い。食物連鎖では上のほうだ?
そんな事を言っているのではない。人間の心は狭いのだ。
人は、自分を中心として物語を考えている。
空を見上げれば、そういうことを考えていることすらも、
バカバカしく思えてくる。
それと同時に、自分の無能さを思い知らされるだろう。
空にも感情があるのでは?とも思ってしまう。
僕が悲しいときには、空は暗い雲に覆われている。
僕が楽しいときは、何も邪魔することなく一面真っ青だ。
僕が考え事をしている時、空には白い雲が居る。
その白い雲は、僕が悩みを解決すると消えていく。
だが悩みが大きくなると、黒く変わり雨が降る。
そんな空が、僕は大嫌いだ。
僕が空を嫌いな理由。それは6年前からだ。
それまでは大好きだった。母と眺める空は、いつも晴れていた。
祖父と散歩する時の空は、清々しく晴れていたんだ。
僕は、その時の空も母も祖父も大好きだった。だったんだ。
でもそんな楽しい時間は、あっという間に終わるものである。
2月4日、母と祖父は交通事故に会った。
そしてなくなってしまった。
母と祖父の存在も・・・楽しかったあの時間も。
知らせを受けた時、僕は学校に居たんだ。
その日は退屈授業だった。でも、散歩事を考えるといつも笑顔だった。
そんな時、窓から外を見やると父が居た。
父の顔はいつもの優しい顔からは想像できないほど真剣で、どこか哀しそうだった。
疑問はそこだけではない。
いつも、忙しいから。と言って、
学校行事にも顔を出さなかった父が学校に来ているのだ。
一瞬、あせってしまった。まさか・・・とか考えてしまった。
でも、信じた。
父から聞いた聞いた時、僕は大泣きした。
いつも泣かないで、いつも笑顔だった僕が大泣きした。
学校で泣いた。他の教室からも教師は出てきて、騒動を治めるのは大変だったらしい。
でも、そんなことはどうでもいい。
当時の僕に、そんなことを考える余裕がなかったのだから。
僕は思った。母と祖父が裏切ったと。
でも、本当は仕方のないことだとわかっていた。分かっていたはずなのに・・・。
葬儀の日、空は晴れていた。
四十九日の行われた後の僕は、泣きもしなければ、一切笑わなかった。
葬儀の1ヵ月後。
僕は校舎の屋上から飛んだ。
なぜなら、もう1度会いたかったから。
もう1度散歩したかったから。
目を覚ましたら、見慣れない部屋に居た。
横には父と養護の先生、級友が3人居た。
外を見た。暗かった。
時計を見た。午後6時を回っていた。
父に向いた時、頬が急に痛くなった。
父が僕の頬を叩いたのだ。
その時の父は、目が赤くなっており、目に水滴が溜まっていた。
そして、少し目が鋭かった。
その後父は、僕を抱きしめた。
だが、すぐに離れた。僕は久々に言葉を発した。
「何で生きてるの?」
その時、父に胸倉を掴まれた。
すぐに養護の先生がそれを留めた。
そして養護の先生は、僕に対し説教を始めた。
説教は1時間ほど続き、最後に僕は先生にこう聞いた。
「誰が助けてくれたんですか?」
天を向いて横たわっている僕を発見したのは妹らしい。
でも今、妹は居ない。
そういえば先ほどから、隣から誰かの寝息が聞こえる。
案の定、それは妹の寝息だった。
妹も小学6年生。そう双子の妹だ。
僕が笑わなくなってからも、妹は笑っていた。
なので、大嫌いだった。
一緒に散歩に行っていた。
母と祖父のことが大好きだったはず。
でも、笑っていた。
その笑顔には母の面影があった。
それも含めて嫌いだった。
妹を見ていると、母を見ている気分になるから。
後日退院した。
退院してからの僕は、以前よりは明るかった。
でも、心のそこから笑うことはできなかった。
皆は僕を笑わそうとしてくれる。
でも、それが少し嫌だった。
僕は一人になりたかった。
だからその日から必死に猛勉強した。
父の説得は、直に済んだ。
それは、私立中学校への入学についてだ。
もちろんだが、迷惑をかけないため、特待生として入学した。
中学では、いろいろな出会いがあった。
男女が別々で、男子だけの生活は、ある意味気が楽だった。
そうして、同じような境遇の子を発見した。
でも彼は明るくて、人気者だった。
その日から、人間について考えた。そして僕はあることが分かったんだ。
分かった時、授業中にもかかわらず僕は席を立ち、早々と学校を出た。
そして、バスに乗り家に着いた。
着いた時、時間は7時で、リビングの電気はついていた。
呼び鈴を鳴らし、合鍵を使って中に入った。
玄関には、父と妹が居た。
二人とも驚いていた。
そして僕は2人に頭を下げ、今までのことを誤り続けた。
主人公の気持ち、ちゃんと描けているでしょうか?
大切な部分。上手くかけなくて、省いてしまいました。
最後の、母からのメッセージと祖父からの思い。
読者様に伝わったでしょうか?