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第十八話 好きにならない訳がない

「これから春休みに入ります。つまり休み明けには後輩ができています。上級生になるという自覚を持ち……」


 三学期最後の登校日の終業式、雪也の右耳から左耳を担任の話が通り抜ける。


 気づけば三学期もあっという間に終わっていった。

 バレンタインでチョコをもらって以降、いくつか告白する計画を立てるようになったが、実行出来ずじまい。


 デートへ行ってから告白しようにも、いつもの雰囲気で遊んでしまい、楽しさだけを覚えて告白できず。

 帰り道に告白しようと思っても、なかなかタイミングが掴めず告白失敗。

 友人の提案で昼休みにわざわざ校舎裏に呼び出そうかと思ったが、昼休みは一緒にいることに気づき失敗。

 校舎裏に呼び出す前に側にいる。


 なら、校舎裏に二人で行けばと思ったがもう終業式である。


「このクラスもこれで最後ですね。というわけで、素敵な春休みをお過ごしください。起立、礼」


 ホームルームが終わって早々に透と永戸の二人がカバンを持って雪也の席に来る。

 そして透はというと涙したふりしながら、雪也と永戸の方を揺らした。


「もうこのクラスも終わりだぜ、寂しいぜー、俺はよお」

「そうだ、この後どこか行くか?」

「だな、とりあえず昼ご飯どこか食べに行くか」

「あり……って、雪也はいいのか? ほら、あの人と」

「今日は美鈴も女友達と遊ぶらしい」

「ふーん……天使様もなんか変わったよな。誰かさんとつるむようになってから」


 永戸はジト目で雪也のことを見る。

 

 実際、美鈴が変わったのは雪也のお節介のせいでもある。

 友達になって笑顔が見たい、そんな単純な理由からだったが段々と美鈴が放って置けない存在になった。


 結果、美鈴は三学期になって友達を作って話しているところをよく見かける。

 フレンドリーな性格になっているのだ。


「わかってる、二年生になったら告白する」

「二年まで待つ必要なんかないだろ。春休み告白したら?」

「……たしかにな、待つ必要ないか」

「告白しようと思ってするんじゃなくて、いい雰囲気になったらしちゃえ。あんまり計画立てすぎない方が雪也にはいんじゃね? って思う」


 永戸のアドバイスはごもっともだ。

 今まで計画を立てようとしたから失敗している。


 ならノープランで雰囲気が良ければ告白する、という方針の方がいい。


 美鈴がどう思っているかという気持ちに正直自信が持てない。

 両思いだとは思っていても、もし違ったらと怖くなる。


 とはいえ告白しなければ雪也の恋は終わってしまう。

 

 雰囲気が良かったら、告白できるタイミングだったら、しっかり告白しよう。


「とりあえず、飯だ、飯ー。行くぞー、雪也、永戸」


 透は伸ばし気味にそう言って、歩いて行く。

 二人はそんな透の横に並びながら、三人で話していった。


 ***


「なあ、この後どうする?」


 ファミレスにて、三人で昼食をとっていると透がそう聞く。


 雪也はこれから用事もあるので三時には帰る必要があった。

 故に遊べても少しの時間しか遊べない。


「習い事あるから遊べても五時までだ」

「永戸は五時まで……雪也は?」

「俺は三時までだ、すまん。だからあんまり遊べない」

「なら二時間くらいカラオケ行くかー」


 今が十二時半、二時間くらいカラオケをして帰ればちょうどいい時間帯だ。

 遊ばないという選択肢はない。

 

 新学年になって透、永戸の二人で遊ぶ場面が減るかもしれない。

 勉強面もハードになるだけでなく、クラスが変わればそもそも話す機会が減る。

 なら二人と遊べるうちにたくさん遊んでおきたい。


「二人は何歌うんだ?」

「俺は雪也のために失恋ソング歌っとくわー」

「おい、やめろ。失恋前提で進めるな」

「なら恋愛ソングは俺も歌っとこ」

「……永戸まで、俺の恋を揶揄うな」


 三人でそんな話をしながら盛り上がる。

 放課後にこうやって近くのファミレスで笑い合うのも青春だ。

 

 美鈴とも最初の頃は何回か来ていた。

 けれど美鈴の友達が増えて、遊ぶ機会が減り、雪也としては嬉しいが寂しい。


 また二年生になって、美鈴と来れるだろうか。


「あ、雪也くん、ファミレス来てたんですね」


 雪也が考え事をしていると美鈴の声が耳に入ってくる。

 美鈴の方を向くと美鈴とその友人が雪也の目に映る。


 同じ店で友人と昼食をとっていたとはまさかの偶然である。


 隣にいる友人は少しギャルっぽい見た目だが優しそうな雰囲気がある子だった。


「雪也……あー、この子が美鈴の言ってた子かー。いつも美鈴がお世話になっております」

「こちらこそ美鈴がお世話になっております」

「な、なんで二人して私の保護者みたいな顔してるんですか」

「あはは、雪也だっけ? ノリいいねー」


 美鈴の友人は口を開けて笑った。

 見た目と内面がかなり一致していて、喋り方からすでに陽のオーラを纏っている。


「じゃあまた三時半に」

「わかった、またな」

「え、ちょっと待って、雪也とアドレス交換……」


 美鈴は友人を連れてファミレスを出て行った。

 

 ここで会うとは思っていなかったが、またどうせ十五時半に会う。


「おい、雪也、お前、用事ってまさかだとは思うが……」

「あ、いや、デートじゃないから。ちょうどホワイデー近いからバレンタインのお返しするだけだから」

「……失恋ソングめっちゃ歌おうぜ、透」

「そうだな、告白前にこいつに失恋の痛みを教えといてやろうぜ。見たかよ、雪也にだけ向けるあの温かい笑顔」


 雪也も「なんでだよ」とツッコミつつ、その表情は緩んでいた。

 

 告白するなら、今日でもいいかもしれない。

 むしろ今日しかないのかもしれない。

 

 透の何気ない言葉に去り際の美鈴の笑顔が脳内でリピートされて、内心ではそんなことを考えていた。

 

 ***


「……いざ、告白しようってなるとやっぱり緊張するな」


 マンションにて、美鈴の部屋の前で雪也はインターホンを押す前に立ち止まる。

 

 今日は美鈴にホワイトデーのお返しをするだけのはずだった。

 けれどよく考えれてみれば二人で会うこの状況が告白に最適なのだ。


 告白の文はもう前に考えてあるので後は言うだけ。

 ただ、言うだけ、が難しくてどうしても緊張してしまう。


 雪也は一度大きく息を吸う。

 そしてインターホンを押した。


 まずは普通にホワイトデーのお返しをする。

 話はそれからだ。


「雪也くん、わざわざありがとうございます」


 インターホンを押すとすぐに美鈴が出てくる。

 制服からラフな私服に着替えていて雪也にとっては新鮮な格好だ。


 そんなことを考えると余計に胸がおかしくなるので煩悩は頭から排除する。


「約束通り、これ、ホワイトデーのお返し」

「ありがとうございます……ハート型のチョコですか。手作りだったりします?」

「手作りだ、美鈴が手作りだったから手作りで返したかった」


 雪也は美鈴にチョコが入った可愛らしい小袋を渡した。


 無論、中のチョコは手作りでスマホで調べながら作ったものだ。

 本格的に作ったのはこれが初めてなので美鈴のものよりは確実に劣る。

 とはいえ食べれるくらいの味だとは思う。


「また感想聞かせてくれ。じゃあ俺はこれで……」


 雪也は立ち去ろうとする。

 やっぱりいきなり言うのも気が引けた。


 しかしそんな雪也を美鈴は止めた。


「あ、ちょっと待ってください。これから時間ありますか?」

「ああ、時間は全然あるけど」

「では中入ってください。一緒に食べましょう。私も実はお菓子作りの練習をしていたので雪也くんに食べて欲しいんですよ」

「……いいのか? 一人暮らしなんだろ?」

「雪也くんなら信頼しているので別にいいですよ」


 他に誰もいない女子の家に入るのは美鈴も抵抗があるだろう。

 だから部屋の前で渡すだけの予定だった。


 雪也はそう思っていたので若干の抵抗が芽生える。


「何かされるとも思いませんし……ふふ、雪也くんも男の子ですね。そういうことを考えるなんて」

「そりゃあそうだろ。友達だけど異性だし」

「とりあえずどうぞ、立ち話も疲れるので」

「なら……お邪魔します」


 雪也が中に入ると花の匂いのような甘い香りが鼻腔を掠める。

 どうやら玄関にフレグランスが置いてあるらしい。


 やはり中は綺麗に整頓されていて荒れた様子がない。

 改めて美鈴の几帳面さがわかる。


 美鈴に促されるまま、雪也が席に座ると美鈴は皿に乗ったチョコクッキーを差し出した。


「私が昨日作ったクッキーです。どうぞ、食べてください」

「ありがとう……いただきます」


 雪也は一つクッキーを頬張る。

 やはり安定の美味しさでチョコとクッキーが上手く絡んでいる。

 バレンタインチョコも美味しかったので料理自体が得意なのだろう。

 

「何か飲みますか? ジュースはあまり飲まないのでないですがコーヒーとかお茶ならありますよ」

「お茶って何がある?」

「緑茶とか紅茶、ほうじ茶、玄米茶、冷たいのだと麦茶ですね」

「じゃあ麦茶で」


 雪也がそう言うとすぐに冷たい麦茶がコップに出される。

 しばらくして美鈴も皿に乗ったクッキーと紅茶、雪也のあげたチョコを置いて向かい側に座った。


「クッキー、美味しいですか?」

「結構美味いし、この味好きかも」

「よかったです、クッキー作りは自信あるので」


 美鈴は表情を緩ませてはにかんだ。

 そんな笑顔を見た後にクッキーを食べるとどこか先ほどより甘く感じた。


「では私も雪也くんの作ったチョコを食べますね」

「……初めてお菓子とか作ったから大目に見てくれるとありがたい」

「雪也くんが作ってくれたってだけで美味しいので大丈夫です」

「それバレンタインの時に俺が言ったやつ」

「ふふ、じゃあいただきます」


 美鈴は小袋を開けてチョコを頬張った。

 感想を聞くまでの間、雪也はかなり緊張していた。

 

 不味い、と言ったような感想は美鈴の性格的に言わないとは思う。

 けれど美味しいと言いながら不味そうな顔をされる方がかなり心にくる。


「……うん、やっぱり美味しいですよ。普通のチョコより……なんだか甘いです」


 美鈴はそう言ってニコッと笑った。

 表情から見ても嘘をついているようには思えない。


「よかった、口に合わなかったらどうしようかと」

「もしかして緊張してたんですか? 会った時から顔が強張ってるなとは思ってましたけど」

「そ、それは……やっぱり美鈴に喜んでほしいって思うからな」


 最初の緊張はまた別の緊張だが、ひとまずはお返し成功だろう。

 雪也は安堵から一息吐いて、美鈴の作ったクッキーをまた口に運んだ。


 それからは外が暗くなるまで、二人で話した。

 三学期の振り返りだったり、将来のこと。

 トランプもしたりして時間は過ぎていった。


「外も暗くなってきたし、そろそろ帰るな」

「はい、春休みもまた遊びましょう」

「もう勝手に入院するなよ」

「ふふ、流石に心配入りませんよ」


 雪也は席から立ちあがり、持ってきたバッグを持った。

 もうこの時間も終わりか、と思うと同時に告白のことが頭によぎる。


「……雪也くん、どうしました? 何か忘れ物でも?」

「あー、いや、なんでもない」


 雪也がバッグの中を見ながら突っ立っていたので、美鈴にそう声をかけられる。

 実際は胸の中が緊張でいっぱいだっただけだ。

 

 告白したい、そんな思いとは裏腹に足は玄関に向かっていく。

 止まれと頭の中で言っても止まらない。


 情けない、また告白できずに終わるらしい。


 美鈴の彼氏としてそばに立ちたい。

 モテている美鈴に好意を抱いている自分としてはほぼ毎日嫉妬してしまう。

 その度に常に美鈴の最も近くに自分がいたい、そう思う。


 これまで雪也は何かに対して必死になったことがなかった。

 しかし今は違う。


 今は好きな人のためなら必死になれる自分がいる。


 美鈴は雪也が自分を変えてくれたとよく言っている。

 ただ、そんな美鈴も雪也のことを変えた。


 必死になれる大切な存在で、毎日一緒にいるほど好きが増えていく。


 もうこの好意は抑えられそうにない。


「美鈴……!」

「ゆ、雪也くん……!」


 雪也が靴を履く前に、ようやく足が止まった雪也は後ろに振り向いて美鈴の名前を呼ぶ。

 しかしそのタイミングと同じく、美鈴は雪也の裾を掴んで雪也の名前を呼んだ。


 その影響で雪也の服の裾が少し伸びる。


「えっと、ごめんなさい。被っちゃいましたね」

「そ、そうだな……俺の話は後でいいから先どうぞ」

「……で、では、そうさせてもらいます」

 

 美鈴はそう言ってしばらく黙り込む。

 そして裾を掴んだまま、雪也の方にゆっくりと近づいた。


 元々、近かった距離だが、さらに距離が近くなる。


 少しでも動けば美鈴に当たる、そこまで来たところで美鈴は雪也に抱きついた。


「ごめんなさい、嫌かもしれないですけど……こうさせてください」


 雪也が美鈴に声をかけるより先に美鈴はそう言った。


 先ほどまでの緊張と恋、そこになぜか今は安心感がある。


「……どうした? 何かあったのか?」

「こうなったのは雪也くんのせいです」

「え、俺のせい?」

「はい、当たり前じゃないですか」


 美鈴はそう言って笑った。

 けれど表情的には少し暗い。

 

 そして頭を雪也の胸に預けた。


 雪也がハグし返そうとすると美鈴はそれを止める。


「まだこうやって抱かれててください。話終わるまで」

「……わかった」

「雪也くん、あの手紙のこと覚えてますか?」

「ああ、俺が勝手に見たやつだろ……今更だけど勝手に見てごめん」

「気にしてませんし、今更謝られても遅いですよ。見たのはいいんですけど手紙を渡した時にした約束です」

「……そういえばしたな。手紙見たらなんでも一個いうことを聞く、だっけ」

「はい、使ってなかったので使わせてもらいます」


 美鈴はまたしばらく口を閉じた。

 

 雪也の頭の中は困惑でいっぱいだった。

 何かしてしまったのだろうか、けれど何かしてしまった原因の雪也に美鈴はなぜ抱きついているのだろうか。


 次の言葉を待っていると、しばらくして美鈴は雪也にも聞こえる大きさで深呼吸した。


「……私のことをどう思ってるか、正直に答えてほしいです」

「美鈴のことは……俺にとって大切な友達で……」

「そうじゃなくて……! そうじゃなくて……私のことが異性として好きなのか、好きじゃないのか……」


 美鈴の声は段々と弱くなっていき、震えていった。

 涙を我慢しているようで、雪也に抱きつく美鈴の体からそれが伝わってくる。


 ここまでくれば美鈴がこうしている理由は明白だった。


「……好きだよ、大切な友達としても異性としても」

「っ……遅いですよ、雪也くん……私も好きです......雪也くんのことがどうしようもないくらい好きです」


 美鈴はそのまま言葉を続けた。

 涙はもうすでに溢れていて一滴、地面に落ちる音がする。


「一人入院していた私が毎日、お見舞いに来られて、初めて私を求められて、生きる希望を失った私が何度も助けられて……そんな人を好きにならないわけないじゃないですか……ハグだってして、チョコを渡して、異性でも部屋に上げて、放課後とかデートに誘って、好きじゃないわけないですよ……」


 美鈴は震えた声でそう言った。


 そんな美鈴を雪也は優しく、けれど離さないと思いながら抱きしめた。


「ごめん、先に言わせた……美鈴、俺は美鈴のことが好きだ。俺も美鈴に助けられて、美鈴に自分を変えられて……これからは美鈴の彼氏としてそばにいたい。だから……俺と付き合ってください」

「……はい、よろしくお願いします」


 美鈴はその一瞬だけ顔を上げた。

 顔は涙でくしゃくしゃになっていても、ニコッと笑った。


「……でも遅いです、雪也くんのばか」

「本当にごめん、待たせた……またハンカチ貸そうか?」

「ふふ、そうですね……雪也くんとの出会いはあの公園でハンカチを貸してくれたことからですもんね。けど、大丈夫です。代わりに胸を貸してください」

「ああ、わかった」


 二人はお互いに先ほどより強く抱きしめた。

 

 雪也の心を埋め尽くしていた恋の感情は、今は幸せに変わっていた。


 しばらく抱き合った後、美鈴は雪也から離れた。

 目は赤かったが、涙はもう止まっていた。


「……雪也くん、もうちょっといませんか? 少しでいいので、もっと雪也くんといたいです」

「ああ、じゃあそうさせてもらう」


 二人は今度はカップルとして、美鈴の家でしばらく駄弁った。

 

 いつから好きになったのか、だったりお互いに今まで隠していた心境を話し合った…


「だから、雪也くんは気づくのが遅すぎます」

「そうだろうなとは思ってたけど、違ったらどうしようって考えてた」

「あれだけやって好きじゃない訳ないです。雪也くんはもっと女心を理解するべきです。私の彼氏になったなら尚更です」

「ごめんごめん、次……はないけど気をつける」

「……でも、そっか、両思いですか」


 美鈴はそう言うと少し間を空けてニコッと笑った。

 そしてその笑顔を雪也に向ける。


「やっぱり両思いってわかると嬉しいものですね」


 雪也も美鈴のそんな笑顔に釣られて笑った。


「けど、私で良かったんですか? またいつ病気が再発するかもわかりませんし」

「美鈴しかいないよ。その時はまた毎日お見舞いに行ってやるから」

「なら安心して入院できますね」

「入院しないことが一番だけどな」

「ふふ、たしかに」


 二人以外誰もいない部屋の中、先ほどとは違う雰囲気で二人は会話する。

 関係が進歩した以上、もう前のような関係には戻れない。


 けれどこれからは前の関係に恋人らしいことが加わっていくのだろう。


 これから先どうなるかはわからない。

 美鈴の言うように病気が再発するかもしれない。


 しかしそんな人生を二人で一緒に歩んで乗り越えていきたい。


 そんなことを思う自分がいた。


本編完結です。読者の皆様、評価やブックマーク等をしてくださった方々、ありがとうございました。大学生になった二人のアフターストーリーを二話投稿予定です。ただ、二人の未来を想像したい。そんな読者の方はここで止めていただくことを推奨します。

最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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