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メイドカフェではじまる恋はおかしいですか?  作者: こーへい
第2章 「はじまり」
8/9

メイ恋 第八話「俺たちの関係」

ゴールデンウィークも終わりまた日常が戻ってきましたね...とほほ

今後はペースをあげて頑張りますので応援お願いします!!!(*^^)v

田頭の指導も終わり、数週間がたった。

あれから田頭のバイト先に行ってみたが指導の成果もあり前より心の響く挨拶になっていた。

しかしまだまだ改善点は沢山ある。だから俺は中瀬に連絡をした。


「よし、これでよしっと」おれはメイド仲間である中瀬に田頭の指導を手伝ってくれないかという連絡をした。

「ねぇ、上林君」少し遠くから声の通った声が聞こえた。

「今日も指導お願いできる?」そう、あれから俺たちはほぼ毎日練習をしている。

「あぁ、今日もよろしくな」


「ふぅ...なんだかんだ20分くらいはやったな」

「あはは、今日もつかれたー。今日もありがとうございます!上林君」

俺たちは帰る支度をしだれも来ない教室を後にした。


俺たちは練習終わりは一緒に帰るのが日常化となっている。

「なー、明日の3,4限目で体育祭の出場する種目を決めるらしいけどもう決まったのか?」

「んー、玉入れは絶対出たいかな。楽そうだし」

「ふっ、なんか田頭らしいな」

「なにそれ馬鹿にしてる?」と田頭は笑いながらいう。

「まー、男子は騎馬戦があるのが嫌だな。背的に俺が一番上そうだし。女子は何するんだ?」

「騎馬戦かー大変そうだね。私たちはソーラン節だよ、意味わからんくない?」

ソーラン節か2年前にやったが高校では女子がやるのか。そんなことを思い出していると田頭が話しかけた。


「じゃあさ、もし騎馬戦で一番上だったらの話なんだけど、1組でも帽子を取ったらなにかご褒美あげるよ」

「ご褒美?内容による。」

「んー内緒!お楽しみにー」となぜか無理やり決められた気がする。どれにしても内容が内緒とは...絶対なにも考えてなかっただろ。


学校から俺たちの家までは約20分くらいある。自転車で通学したいが2年生かららしい。なぞの差別だ。

田頭と帰り15分くらいたち俺たちはくだらない話をしたりして帰っていた。

「もしかして正平か?」

俺は寒気がした。なぜならこの声は...はるだからだ!!

この状況で出会ったことは最悪すぎる。ただでさえ田頭との嫌な噂があるというのに今この状況で決定図けてしまうからである。


おれは恐る恐る返事を返した。

「よ、よー。奇遇だな。こんなところで会うなんて。」

「いやー、ちょっと小腹が空いてねコンビニ行ってたんだ。それにしても...あの田頭さんとねー。そういう関係だったのか。」

「断じていう。そういう関係ではない。ただ帰り道にすれ違ったから一緒に帰ってるって感じだ。」よし。完璧な誤魔化しだ。

「え...そういう関係じゃなかったの?」と田頭が言った。

俺は心の中で叫んだ。

「おおおおい。なに変なこと言ってんだよ。田頭は!!」と。


「え?え?そんな関係じゃないだろ!!」生きてる人生で一番大きな声を出した気がした。

「あはは冗談だって冗談。上林君の言ってた通りたまたま出会っただけだよ」

「おおう、そうなのか。一緒に帰ってるところすまないが正平、ちょっと付き合ってくれないか?」とはるが言った。

「行ってきなよー」田頭が後押ししてくれたので俺とはるは近くにあるファミレスに行った。


「いやー、ファミレスってなんだかんだ久しぶりだな。で、田頭さんとどういう関係なんだ?」

絶対それを聞くためにわざわざ呼んだのだと悟った。いつかこういう時が来ることはわかっていたがまさかこんなに早いとは思ってもいなかった。仕方ない。これまでの経緯を話すか。


「詳しい話は分かった。しかしまさかこんな関係になってるとは...見直したぞ正平。」

「こんなんで見直すとは呆れた。」

「で、メイドカフェで働いていたとは...ギャップ萌えってやつか。それでその指導をしていると...凄いな正平。」


俺たちの関係をゆっくりと話し俺たちはファミレスを後にした。

「なー正平。いよいよ。体育祭が始まるな!明日は種目決めだな。田頭さんを体育祭で見せつけてやれ!!」


やっかい体育祭になりそうだ。


-------------------第八話【完】----------



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