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出会い2


俺の魂からの叫びが美少女たちに届いたらしい両方ともこちらを見た

美少女は驚愕の表情をし、カマキリはニヤリと笑った(ような気がする)


「逃げて!!」


美少女が叫んだ時にはカマキリは目の前にいた


え、と思った時にはトラックを華麗(過剰)に躱した俺の身体は動いていた

横っ飛びした俺のいた場所にカマキリの鎌が突き刺さっていた

遅れて吹き出る汗、一瞬遅れたら死んでいたことを自覚した

恐怖で竦み動けなくなった俺の方に外したことが不思議そうな雰囲気でカマキリが振り向く

その無機質な目の中に嗜虐的な色が浮かんでいるように見えて

あ、死んだはと思ったが、気づけば俺とカマキリの間に美少女が大剣を構えて立っていた

そして俺は見逃さなかった。

翻ったスカートの中、形のいいお尻を覆う縞パンを


「ふつくしい」


思わず声が出た、そして竦んだ身体が動くようになった。縞パン様のおかげだ


美少女とカマキリは気づけば戦っていた

俺をかばって戦っているので余裕がなさそうに見える

カマキリはそんな美少女を楽しそうにいたぶっている(気がする)

俺は気をひかないように無言で逃げた

俺がいると邪魔になるからと心の中で言い訳しながら




公園の出口まで来て足を止める

普段ならこれくらいで息切れなどしないが、呼吸がうまくできない


「はぁ、はぁ、何だったんだクソ!?」


思わず悪態をつく


自分よりずっと年下であろう子にバケモノを任せて逃げてしまった

自分の情けなさと、どうにもできないだろうと冷静な部分がごちゃ混ぜになり

うまく思考がまとまらない

こうゆうときは深呼吸だゆっくりと息を吸いゆっくりと吐く

3回も繰り返せば落ち着いてきた

そして思った

あの貴重な縞パン美少女に万が一があったら自分が死ぬより公開するだろうと


「人類の宝を守護(まも)らねば」


慎重にもと来た道を戻る

いるとわかっているなら気づかれぬように動ける

茂みに隠れながら様子をうかがうと美少女がボロボロだった

全身から血を流し剣を支えにギリギリ立っているようだ

カマキリはそれを楽しそうに見ている

カッとなって飛び出そうとしたときカマキリが美少女をこちらに吹き飛ばした

なんとかキャッチしたが一緒に倒れてしまう


「う、ぐ、何で?」


うつろな瞳で美少女はこちらを見上げている

その惨状を間近で確認し俺は決意した

このクソカマキリは命に代えても殺すと


「借りるぞ」


立ち上がり美少女落とした大剣に手をのばす


「まっ、ダメ!」


静止を無視して手に取る


「あひぃー!?!」


電気ビリビリして変な声出た

これには様子をニヤニヤ見ていたカマキリもポカーン


「それは、わたしにしか使えないんです!」


どうやら剣から拒否られたらしい

しかしこれ以外武器はない

ならば耐えるしかない、気合で


「なんのぉ!近所のスーパー銭湯の電気風呂と比べればこのていどぉ!!」


実際あっちの方が痛かった

このビリビリどうゆう仕組みなんって聞いたら

「漏電したドライヤーに決まってるだろJK」て言ってたし


俺はビリビリに抗いながら大剣を構えた

ちょっとビクビクしてるけど、あと剣めっちゃ軽かった


「クソカマキリ・・・ブっ殺ばした後、噴水でハリガネムシチェックしてやるぜ!」


実際あのサイズにハリガネムシいたらむっちゃキモイと思って自分の発言にブルッた





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