5.ラインハルトはぬけている
登場人物紹介、修正しました。修正できていない所があったら、報告してください。
あと、何とか週2投稿ができそうです!できるだけ頑張ってみますが、できないときはお許しください!
そして、2件のブクマ、ありがとうございます!嬉しいです!
何でこんなことになったんだろう・・・。
ラインハルトは隣にいる主を見遣った。
それに対して、本人はどこ吹く風で飄々としている。
(はぁ~・・・)
まぁでも、この出来事の中で唯一と言っていいほど良かったことは、自分が助けた女性と、セオドアが一目惚れをした踊り子が姉妹だったということだろう。
庶民上がりの皇太子妃はあまりよく言われないかもしれないが、そろそろ身を固めてもらわなければこっちが困る。
今まで付き合ってきた6人の女性全員が
「仕事と私、どっちが大事なの!」
と言って別れたのでね。(恨み恨み)
そう思いながら、セオドアと踊り子をどうにかしてくっつける作戦を練っていると、不意に誰かが近づいてきた。
顔を上げると、あの姉妹によく似た顔立ちの女性が立っていた。
俺たち2人の顔を認めると、最近ではあまり見ることのなくなった、とても美しく、上品なカーテシーをされた。
「お初にお目にかかります、殿下方。 アメリアとキアラの母、テティア・マキアートと申します。」
下町の、しかも旅芸人には似つかわしくない雰囲気に吞み込まれ、無意識にボウ・アンド・スクレープをすると、何故かセオドアも同じ動きをした。
「殿下っ! あ。」
「構わない、彼女は全てお見通しのようだからな。」
そうだ、さっき彼女は殿下方、と言わなかったか?
はっとして女性の方を向くと、その女性はにっこりと笑って言った。
「ジルディアス帝国の皇太子、セオドア殿下と近衛騎士のラインハルト様ですね。先日は娘が大変お世話になりました。」
「い、いえ。 改めて言われる程では・・・」
「ラインハルト、大人しく受け取っておけ。」
そう言って俺は今一度女性に向き直り、頭を垂れた。
「ラインハルトにより、姫様の危機をお救いできたことに大変な安堵の気持ちを覚え、また、部下がお救いできたことを嬉しく、光栄に思います。 姫様におかれましては、我が国民が大変な無礼を働いたことを深くお詫び申し上げます。」
「でっ、殿下! そこまでするのは・・・!」
こいつ、まさか気付いていないのか?
・・・うん、絶対気付いてないな。
あーあ、ヤッベ(ニッコリ)
「ラインハルト、この方が誰か分かっているか?」
「へ?」
「・・・テティア・マキアート・ランプシェード王妃殿下。 隣国、エトランゼ王国に嫁がれた、我が国のマキアート侯爵家の令嬢だ。」
するとラインハルトは、愕然とした顔で目を見開き、真っ青になって、90度の礼をした。
「大変、大変申し訳ありませんでした! まさか王妃殿下だったとは思わず、いえ、王妃殿下としてお名前を伺ったことがあるにもかかわらず、いくらプライベートな場とはいえ、王妃殿下の名を忘れてしまうなど言語道断、あってはならないことでした! 重ね重ね、大変申し訳ございませんでした!」
「そんなに謝らなくていいわ。 今はもう王妃じゃないし。」
「「・・・王妃じゃない?」」
テティア妃は意味ありげな笑みを浮かべて微笑んだ。
そして徐々にキラキラとした少女のような顔になっていき、直後に爆弾が落下。
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