19.セオドアの策略
あけましておめでとうございます。
もう二月です。大変申し訳ございません。
年を越してから全く更新していませんでした。
その上、まさかの成績不振によるパソコンの封鎖。
本当に悔いても悔やみきれません。
勉強、頑張ります。皆様のために。
コンコンコンコン
「失礼します、セオドアです。」
「あ、どうぞお入りになって。」
ガチャッ
「王国の輝く月にご挨拶申し上げます。」
「やめてください! もう妃ではないのですから。」
「ですが、あちらの太陽は戻ってほしいと思っていらっしゃると思いますけどね。」
曖昧に微笑む妃は今日も美しい。
・・・そんな風に微笑むということは、まだ可能性を捨てきれていないのか、それとも諦めの微笑みなのか。
「そういえば、今日はどのような御用事で? ラインハルトには、アメリア嬢とキアラ嬢のことだと聞きましたが・・・」
「・・・ええ、そうです。 殿下、単刀直入にお伺いします。 あの子たちに属性判定の儀をすると言うのは本当なんですか?」
(やっぱりか・・・)
「仕方のないことなんです。 皇宮で生活するためには、あれをやらなければ追い出される決まりなので・・・」
「ですが! それではあの子たちの属性がバレてしまいます!」
光属性と全属性はとても珍しい。
特に全属性は、その国の初代から続く王家や皇家と、王家、または皇家の血筋の貴族にしか現れないものであり、偽装が極めて難しい。
しかも悲しいかなアメリア嬢とキアラ嬢は双子なので、アメリア嬢の属性がバレると、キアラ嬢も貴族の流れを汲んでいるとバレてしまうのだ。
「ですが・・・解決法がありません。」
「何とかしてごまかすことは?」
「難しいですね・・・水晶には偽造防止の魔法がかかっていますから・・・」
妃は困ったように眉を寄せ、思案していた。
本当にアメリア嬢とキアラ嬢のことが大事なんだろう。
何とかして守ろうとしている。
ここまでされたら(ここまでされなくてもだが)、俺も頑張るしかないだろう。
「アメリア嬢とキアラ嬢が王女だということがバレなければいいんですよね?」
「え、ええ。」
ならばこの方法しかないだろう。
「妃殿下、王族ではなく貴族だということにすればいいのでは?」
「でも、どこの出身か聞かれるでしょう? きっと。」
「それもそうですね・・・」
「ジェンティアン家だって侯爵家なのですから、生まれた子の把握はされているでしょう。 少なくとも高位貴族では偽造できないはずです。」
それを聞いて俺は一つの方法を思いついた。
だが、成功する確率が極めて低い。
向こうが協力してくれなければ成功しないからだ。
だが、背に腹は代えられないだろう。
「・・・うまくいくかどうかは分かりませんが。」
「何かいい案があるの!?」
「・・・確か、妃殿下には妹君がおられましたよね?」
「ええ、ソフィアが・・・まさか!」
妃殿下も気付かれたようだ、俺の考えた作戦に。
そう、俺の作戦とは、テティア妃殿下とソフィア殿の入れ替わりだ。
俺の記憶が正しければ、ソフィア殿にも二人の子がおられたはず。
ソフィア殿を説得して協力してもらえれば、子どもたちを含めた入れ替わりが成立する。
幸い、テティア妃殿下とソフィア殿は双子であり、容姿が非常によく似ておられる。
またソフィア殿は、男爵位の騎士と結婚されておられる上に、パーティーに出られないことが多い。
顔を覚えている者は少ないだろう。
そこで、子どもたちを含めた二人を入れ替える。
王族だとは気づかれず、ジェンティアン侯爵家の流れを汲む子たちだとしか認識されないだろう。
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