11.俺たちの命運は、お前にかかっているんだ!
ワクチン接種、痛かったぁー!(´;ω;`)ウッ…
気になるところ(?)で終わっています。続けて読みたい方は、少々お待ちください。
「顔が赤いですけれど大丈夫ですか?」
「あ、ああ、その・・・あまりにも美しくて不覚にも見惚れていただけだ、すまない。」
「え!? あ、ありがとうございます・・・?」
「こちらが見たいと言ったのに、遅れてしまってすまない。」
「いえ、今準備できたところなので、気にしないでください。」
二人で話していると、隊長さんが声をかけてきたので、貴族様に断りを入れてみんなが集まっている舞台袖に向かった。
「いいか、この方たちはおそらく、やんごとなき御家の方たちだ。 たぶん上級貴族だろう。 上級貴族ということは、頑張れば王家に紹介されるかもしれない。 そうすれば金が入る。 金が入れば、俺たちの生活は少しだけ豊かになる。 ・・・と、いうことはどういうことなんだ、キアラ!?」
「え!? えー、うーん・・・えー?」
「そう、これは、俺たちの生活をよくするための、またとない機会なんだ! よし・・・!みんな・・・! 全ては金のため、俺たちの生活のため・・・がんばるぞ!」
『おぉー!!』
これからのより良い生活のため、みんなギラギラと目を光らせて気合を入れている。
みんなの向上心は良いと思う。
本当に良いと思うの。
でも・・・
(・・・そんなにうまくいくかなぁ?)
と心の中でつぶやいた瞬間、集まっていた全員がバッとこっちを向いた。
・・・あちゃー、どうやら心の声が漏れていたようです。
いけない、いけない(ニッコリ)
・・・と、まあ、ちょっとふざけただけなんだけど、・・・・・・視線、視線、視線!!
怖いって!!
「・・・・・・なに?・・・」
「リアちゃん、あなたはあの貴族様に気に入られているのよ。」
と、私たちを妹のように可愛がってくれる、姉ポジションの妓女さん。
ええ、そうですね、分かってますとも、不本意ながら気に入られていることは。
でも、ただの平民ですよ?
少なくとも誰かが男爵位くらい持ってたら話が変わってたかもしれませんけど。
「気に入られているってことは、頑張ればお抱えになれるんだ。」
と、いつも私たちを魔法で笑わせてくれる(物理的)、兄ポジションの魔法曲芸師さん。
がんばれば、ね。
でも、一介の平民の踊りなんか、心に響かないと思いますよ。
何てったって上位貴族様(仮)なんだから。
質のいい踊りなら見飽きるほど見てるだろうから、私たちの踊りなんて、道端の石ころと同じくらいの価値でしょうから、いいえ、それよりも下でしょう。
「つまり、俺たちの生活は、お前にかかっているんだ、アメリア!!」
と、特に記述することがない、隊長さん。
そうは言ってもねぇ・・・貴族様は飽きっぽいですし・・・
ほら、あの私たちの内の誰かを欲しがっている男爵野郎だって、そうじゃないですか。
散々遊ばれて捨てられた、と言っている方が、両手で余るほどいらっしゃるらしいですし・・・ねぇ?
・・・・・・というか、いきなり言われても知りませんよ・・・泣
「・・・まぁ、できるだけ頑張ります・・・」
『頼んだよ。』
「・・・頼まれましたぁ・・・」
(そんな簡単にいくわけ・・・)
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