古き未来の兄妹夜話 ~彼女が願う魔晶石~
VR世界への第一歩の日。それは十五年来の幼馴染の彼に、彼女がいると知った日。その日、通常ならば有るものが無いというコンプレックスから、シィナは恩ある従姉妹の毛を毟ってしまう。 ――そう、魔が差すとはこういう事か。それが全ての始まりだと知らずに。彼女はそのままVRMMO《ラスト・ファンタジア・オンライン》LFOへのログインを開始した。しかし機械音痴の本領発揮、基本設定をすっ飛ばしたために、VRによる肉体信号不良に見舞われてしまうシィナ。「動けない。助けて。いいえ自分は構わないから、誰か彼を助けてください」暗闇の中で過去に囚われながらも、あの記憶を手繰り寄せ、彼女は祈る。届け。空まで。高く翔べ。夢の欠片を抱きしめて。果たして願いは届くのか。その願いの先に見えた、優しい黄金は―――。『厨二だからなんだってんだ。ゲームなんだぜ。夢くらい見させろよ!』そんな童心(?)を持ったオッサンが吠えたりもする、LFO大型バージョンアップ前の、VRMMOプレイヤー達の姿を御ゲ品にお届け致します。…………たぶん(汗)
食卓に彼女はいつかやってくる::シィナ・チュートリアル
001::マニュアル君00
2014/02/13 19:54
002::プロローグ01::赤い瞳~そのケーキは誰を祝う~
2014/02/14 00:00
(改)
003::プロローグ02::シィナと寧音と
2014/02/15 16:49
(改)
004::プロローグ03::遅刻してきた彼女
2014/02/16 17:43
005::プロローグ04::シィナとハルカとゴム
2014/02/17 19:10
006::プロローグ05::マニュアルを読まない派
2014/02/18 19:07
007::プロローグ06::魔が差す、とは
2014/02/19 17:20
008::シンクロ限界01::小さな体で世界は広がる
2014/02/20 20:00
009::シンクロ限界02::気になる大きさ
2014/02/21 22:00