children
今回の仕事は<br/>を殺すこと。その前に、元騙した場に行く。
理由は、特にはないが、、あの子供たちがどうしても気になったから。
「さっちゃん最近遊んでくれないねー!」
「遊びたいのにー、、」
「あっ!さっちゃん!!」
「え、、?」
何故、分かったんだろうか。化けていたことがバレていた、、?私は今回もちろん変装してきた。何故、、
「さっちゃん、、?違うでしょ!さっちゃんは女の子だよ?!」
「えぇ!でも似てるよ!」
由美は物凄く勘がいいようだ、、
「お兄さんごめんね、急に。」
「,,,ううん、大丈夫だよ。それよりこんなところで遊んでたら危ないから、ちゃんと公園で遊ぶようにしないとダメだぞ。」
「えぇ、でもここから公園って遠いんだよね〜」
「そうなの?俺は最近ここに来たばっかだから分からないんだ、でもそっか、ならここで遊ぶ時は気を付けるんだよ。」
「お引越ししたばっかなの?!」
「うん。今はちょっとぶらぶらと、ね。」
「ここ毎回通る?!」
「え、、まぁ、、散歩の時くらいは通るかなぁ。」
嘘だ、、こんなところに散歩などこん、、と言うよりかは散歩などする時間があれば鍛錬をする。
「なら暇な時でいいから遊んでくれませんか?」
「ん、、いいよ。」
「今は?!」
今、、指揮海岸の下見の予定だったが、、こいつらの親も騙したんだよな、、なら、、
「少しだけなら空いてるよ。」
「じゃあちょっと遊ぼー!」
「何するー?」
朋が手を引っ張ってきた。
「どした?」
「だっこして!」
「ん?いいよー。よいしょ、」
「うわーい!力持ちだね!お兄ちゃん!」
「そう?そんなことないと思うけど。」
2時間後
「遊んでくれてありがとう!!」
「また遊んでねー!」
「うん。また、今度ね。」
今度があるかは、分からないがな、、今回の仕事で死ぬ可能性も12分にある。なんならスパイという職業柄、、いつ死んでもおかしくはないしな、、それより遊びすぎたな。まぁ、いいか、、
指揮海岸にて
「ここか、、」
「なんや、アンタもここ好きなんか?」
無邪気に笑いかけてきたのは青年だった。
「あ!俺、古川海って言うねん、よろしくな!」
「貴方も好きなんですか?僕の名前は、、」
やべっ、決めてなかったな、、
「なんや?言えへんのか?」
「え!あ、いや!喉が痛くてね。」
「飴いるけ?」
「え、あぁ、ありがとう。」
「んで!名前は?」
大阪のおばあさんかよ、、お前も食うのか、、安全だろうかこれは、、まぁ一般人だろうから、大丈夫だろうが。
「俺は須川光輝。」
「俺言うとるやん、さっき僕やったろ。」
「びっくりしただけだ。」
「そうか!それより光輝か!いい名前やなぁ!」
「そう、、?君の名前もいいと思うけど、」
「ありがとなぁ!光輝!お前何歳やけ?」
「君は?」
「質問を質問で返すなや、まぁえぇわ!海様が答えたるさかいな!俺は高校2年!」
「えっ?!俺も一緒だ!」
嘘だが。
「マジか!運命感じるなぁw」
「やめろよw」
「ははっw」
「で。」
「ん?どしたんや、光輝、なんか怖いで。」
「辞めろ。分かってんだろ。」
「何をだ?それよりさっきから声変じゃねぇか?」
「おい。」
「,,,流石だなぁ。騙せてると思ってたんやけど。」
「はぁ?最初からつけてきてただろうが。」
「えぇ?そこまで分かるわけ?流石だねぇ。で、、君はスパイの類だろうけど、、見たことない顔だね?」
「変装だしな。」
「はぁ、そういうことか。タートルネックでもない、ネックレスやほかに目立ったものがないと見る限り、声は変えてへんねんな。」
関西弁特有の訛り。
そいつの声に似せて関西弁を喋って見せた。
「ほんまにそうかぁ?」
「?!、ははっw遠隔操作とかやろか、それ、どうやって声変えとんねん。しかもその声俺やんけ、、」
「地声ではない。全てな。」
「全てぇ?んなわけないやろ!絶対出せへん声だってあるやろ!女は!めちゃくちゃぶりっ子の女の声出してみぃや!」
「うぅーん、ねぇねぇ、お好み焼きっ、食べたいー」
「きんもっ!!」
「てめぇがやれって言ったんだろ。」
「ははっwそれよりなんなんやお前!ここは俺の陣地やで?あんたに譲り気は無いで!」
「次の仕事の下見だ。」
「ここでやるんけ?」
「いいや、ただ思いのほか早く終わったからここを見ておこうと思って。」
「外れた時ようにか!そうかそうか、でもここに入ってきたんやったら俺の陣地やからなー!俺がさき殺してもーても恨みっこなしやで!」
「当たり前だ。それはこっちも同じだしな。」
「そうやなぁ!」
ーーー
F宅にて
「あいつ<br/>だよな、、」
あんな関西弁野郎が?おかしくないか、、奴は、標準語の人間だって聞いたんだが、、深く考えないでおこう。なにか、嫌な予感がする。
数日後(4月12日)
「あと2日、、」
何も考えておらず歩いていたら子供たちのところに着いていた。
「あ、、お兄さん、、」
皆、暗い色の服。
ー葬式だ。
「だ、大丈夫。」
涙が止まりそうにない由美、桃。堪えてはいるが溢れ出てる健二。そしてまだあまり理解出来ていない、由香。
そういえば、朋がいないことに気がついた。そして、理解した。
ーーーーー朋が死んだ。
遺族の方々に話を聞いた。他殺だそうだ、
由香は、その光景を見ていたらしい。
まだ小一の由香が証言などできるわけが無い。でも俺はなんとなく犯人がわかる。
そして、、GEの元へ向かう、、
ーーー
「GE!!!」
「?!、ど、どうしたんだい、、?それよりどうしてここがっ、」
「おい、今すぐ調べてくれ、<br/>の居場所!!」
「<br/>、、?今日が実行日なのかい?」
「違うが!!早く殺した方がっ、、!」
「ダメだ。依頼人の要望は断ってはいけない。」
「それでもっ!!」
「おい!」
「?!」
「仕事私情を入れるな。お前はその程度の人間か?」
「っ、、済まない、、でも<br/>の場所を教えてくれ。」
「どうしてだ。」
「殺しはしない!」
「そうじゃない!どうして必要なのかと聞いている。」
「,,,何の関係もない朋が殺された」
「なっ?!」
アフターとは、便利な言葉だ。
主にスパイの暗号に使われるものだが、暗号と言ってもスパイ本人が言いたくないこと。例えば仕事に失敗したことをアフターと置き換えることも可能だ。もちろん一般人には分からない言葉だが。
「なんの関係もない?!どういうことだ!そんなことは禁じられてだなぁ、」
「知ってるさ、、俺だって、、聞きたい。」
「,,,監視も含め。」
「当たり前だ。」
「ここに電話しろ。番号は、、分かるな?」
「あぁ、、」
番号4だ。
プルル
『はい。』
「番号4、、」
『了解しました。名前をどうぞ。』
「F」
『F様でしたか。承知しました。それでは、ネズミに教えさせます。あと数分、お待ちください。』
「あぁ。」
意外と早く終わるものだな、もっとかかると思っていたんだが、
ー一般的なスパイと呼ばれる人間ではない私達は、奴隷幹部と呼ばれるもので位置や、年齢、性別、顔、まぁ、その他諸々、全てを把握されている。
そしてそう言った情報は私達に流すことは禁句とされている。
が、しかし。先程はそうは言ったものの、GEのように神の呼ばれる人間や、元最強、最強、元神。などには言って良いことになっている。理由は仕事の量や質が全く違うからだ。
そして、本名や性別を偽った場合、その場で殺される。何故嘘だとわかるのかは、一切分からない。
チュウチュウ
「来たか、、」
チュウチュウ
「,,,なぜ帰らん。」
ものを渡したら帰る。とGEから言われていたのだが、、
「おい。」
チュウチュウ
「,,,あぁ、、ありがとう。」
チュウ!
嬉しいと言わんばかりに鳴いた。感情もしっかりインプットされているようだ。あいつの製品は凄いな、、
<br/>はどうやら、指揮海岸の麓いるようだ。