job
ーーー
ーー隠し事ーー
必ず人にはあるものだ、、。
例えそれが自分の全てだとしても。
他のことはバレてもいい。
GEにバレなければいい。
それだけでいいんだ。
ーーー
熱が出て数日がすぎた。
「本当に大丈夫なんだろうね、、」
「あぁ。世話になった。」
「別にいいが、、それでは。」
「あぁ、その前に今回の仕事はあと2日で終わる。品川沙知の釈放を準備しておいてくれ。」
「あぁ、分かった。」
「「see you」」
この言葉も久しぶりだな。ずっとGEといたから、、今後はこんなことがないようにしないと、借りができるのは勘弁だからな
2日後
「お母さん、お父さん。これ書いてくれない?」
「?!、おっ、お父さんって!」
「うふふ、最初強く当たってごめんね?ちょっとあの時体調悪かったの!今はお父さんのこと大好きだよ!」
「本当かっ、、!!ありがとうっ、、!!」(泣)
「泣かないでよっ!」
「本当にありがとうね!」
「お母さんが幸せになってくれたらいいんだ!」
「ありがとうっ、、ありがとうっ、、」(泣)
「もぉ、泣きすぎぃ!お父さん喋れなくなってるし!」
「泣かせに来てるっ、、」(泣)
「ははっ、」
早く書け。この茶番はおしまい。お前らともおさらばだ。
「あ、これね、名前を書くの?」
「そ!」
「なんだい、、これは、、」
「なんかー、保護者会に来るかー、みたいなやつ!」
「おぉ、そうかそうか。」
書いたな。こんな取ってつけたかのようなことに騙されるなんて、、すぐ詐欺に会うぞ。
「あ!私遊ぶ約束してたんだった!」
「あらら早く行きなさい、」
「うん!」
ガチャ
「ふっ、はははっ、、単純。」
ニヤッ
「いーことー?!さっちゃん!」
「?!、あっ、う、うん!」
気を抜いてしまった、、ガキ共に見られたところで全く問題はないが、、
「いーなぁ!ねぇ、今日遊べるぅ?」
「ごめんね、今日は友達と遊ぶんだ。」
「そっか!」
「ごめんね、また、、誘ってね。」
「うん!またねー!」
「,,,バイバイ。」
ふぅ、どうせこんなガキども、もう会うこともない。意味の無い関係だ。忘れろ。
プルル
『はーい!君からの電話なんて初めてだね。』
「そうか?それより、仕事が終わった。」
『おー、それはそれは!次の仕事、すぐには行けそうにないかな?』
「いいや、いつもより休んだからな、元気が有り余ってるくらいだ。」
『それはそれは!それより、』
「ん?」
『あぁ、いやなんでもないんだ。』
「,,,泣いているのか。」
『え?!』
「はぁ、、どうした。今日は総合会議だったか?何かあったのか。」
『お見通しかい、、』
「あぁ。私がそちらに向かう、、どこにいる。」
「51。」
暗号か、、
「?!、そこにいたのかっ、、」
「あぁ、」
「,,,次は、私の家に来るんだな。」
「頼むよ、、」
「あぁ。」
F宅にて。
「散らかってるが。」
「そうかい、、?綺麗に見えるが、、」
「そうか、ならいい。何か、、すまない、、最近帰ってきてなかったから食べ物も飲み物も何も無い。」
「だろうと思ったよ。ちゃんと買ってきてるのさ。最後まで話を聞いてもらおうと思って、酒だ。君は飲めるのかな?」
未成年、、もう自分の年齢もわからんが、、まぁいいか。
「飲める。早く開けろ、皿ぐらいはある、」
「当たり前さ」
ーーー
「「乾杯。」」
「何があった。」
「日常会話を挟む気は無いのかい、、?」
「なんだそれだと遅くなるだろ。」
「惚れた、、」
「惚れるな、気持ち悪い。」
「ははっwすまないな、僕は女性が好きなんだ」
「俺もだわぁ」(怒)
「そうかいそうかいw,,,君にとって僕はなんだい、、」
「,,,尊敬さ。」
「本当かい?」
「あぁ。私はお前のことを尊敬してる、恐れてもいるがな。」
「何故。」
「どちらに対して」
「どちらに対しても、さ。」
「あぁ、、尊敬はしてるよ。最強と呼ばれる男だ。スパイ界で尊敬しないやつはいないだろう。」
「違うよ。僕は最強ではない。」
「いいや、お前の質が下がった訳では無い。最強の価値が下がったんだ。つまり、私が最強の価値を下げた。そこでお前が神となった。だから私はおまえより実力は下。下の下の下というわけだ。」
「そんなことはない、、君は凄い。」
「光栄だが、最後まで聞け。最強と神のどちらが強いかなんて知らないが、俺はお前のことをいつもこう思ってる。」
「どうだい、、」
「1番憧れるべき者で、1番恐れるべき者。通称、GEとね。」
「ふっ、ははwそうかいそうかい!嬉しいなぁ!」
「最強から神に上がったお前を私は恐れている。という事だ。」
「ほぉ!」
「で。私の話はしたぞ。お前はどうしたんだ。」
「今日の、会議でね、、」
君なんかが神か。落ちたものだな
そう、GEから聞こえたような気がした。
「,,,そいつは誰だ。」
「え?」
「お前にそう言った人間は誰だ、と。」
「え、、知らないが、、」
「,,,」
ギロッ
「ふっ、怖いねぇ、、会議首席者の会長、<br/>と呼ばれる人間だ、、」
「極悪非道と呼ばれる奴か、、」
「あぁ。皆、揃いも揃って殺そうとしているが、殺せない人間だね。」
「極悪非道の人間は、君も同じではないかい?」
「そんな、スパイにとっての不名誉な名だとしたら俺は、最強などとは言われん。」
「ははっwその通りだ!」
「それより、そいつはどこにいるか分かるか、」
「ん?まだ会議は続いてるはずさ、、まさか?!」
「言っただろう。俺はお前を尊敬している。そいつを許さない。」
「待て待て!君からそう言って貰えることはとても嬉しいがっ、、!流石に行き過ぎだ!僕を尊敬しているなら尚更だ!いつも言ってる通り、不要な殺人はだなぁ!」
「ん?不要、、?これは必要な殺人だ、、」
「どこがだ!」
「依頼さ。もちろん私の考えも入ってはいるが、」
「?!、そ、、そうなのか、、」
「,,,ふっ、ふふふ、ふっ、ふははw」
「んなっ!何を笑って!」
「ははwいやっw面白いなぁ、私がGEに私情を持っているとでも思っていたのかな?」
「,,,ふっ、君はなぁ、、」
「「ふははw」」
「ちゃんと仕事はこなすさw」
「「see you」」
初めてだな、、GEとこんな大声で笑うなんて、、
ーーー
『殺して欲しいんです、、』
「いつ、どこで、要望はございますか?」
『はい!あの、指揮海岸で、、4月14日、夜、8時に。』
「指揮海岸、4月14日の夜の8時に、極悪非道のスパイ、通称、<br/>を、ですね。」
『お願いしますっ、、あいつをっ、、あいつを殺してくださいっ!!』
「了解しました。それでは、」
ブチッ
「はぁ。」
<br/>か、、GEのことももちろんだが、化けた物を殺し、騙すためには何でもする。そして、、いつか私やGEを殺し、人物。どうしようか、、
ーどう、殺してやろうかー
GEのためでは無い。GEのためだけでは無い。奴には言ってないが、
私にとって奴は、1番信用している人間だ。許すことも出来ない、人間でもあるがな。
数ヶ月後
待て待て待て待て待て。なぜ今私はこいつと飯を食べているんだ。
「聞いているかい?」
「ん、あぁ、、」
「じゃあなんの話しをしていたか言ってみろ」
「えぇ、あぁ、あの、、あれだよな、、あれ、、な。」
「雑だねぇ。」
「はぁぁ、、それより、なぜお前と飯を食わなければならない。」
「えげつなく君が痩せていたからさ。」
「あ?そうか?」
「あぁ。今体重はどれくらいだい?君の本来の身長も知らないが、、」
「細い方がなりきりやすいんだ。」
「ん、、?」
「細かったら太ってるやつになりやすい。逆に太っていたら細い人間にはなれないだろ。」
「ほぉ、でも痩せすぎだ。それに君はそんなことがあったとしても大丈夫だろう?カモフラージュくらい出来るであろう?」
「その通りだが、急な仕事は面倒臭いじゃないか。」
「確かにね。」
「「see you」」
ーーーnext timeーーー