表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/46

stage

「ねぇ、〇〇(Fの名前)

「,,,その呼び方止めくれ、、」

「あら、どうして?私は本名なのに」

「慣れてない」

「あっそぉ?面白くないなぁ、、まぁ、GEだっけ?彼を助けるなら早い方がいいわ。」

「でもなぁ、、」

「仕方ないわね、コレも借だから。」

「え?おっ、い?」

「大丈夫よ。普通に、普通に行けばいいのよ」


カツカツ、ハイヒールの音が綺麗に鳴り響く。

スミレは少しフラ付きながら黙って警備員の方まで行った。そこで気付く。一瞬で彼女がその場に馴染んだことを。


「警備員さぁん、向こうで酔っ払って倒れちゃった人がいてねぇ?その人すごくおっきくて、だから警備員さんみたいな人がいなきゃダメなのぉ〜。」


ハニートラップ。

あいつの得意な分野だ、、


「え、ぁ、、えっと、、」

「わたしぃ、冴木スミレ、さっきステージに立ってたでしょぉー?」

「冴木様の奥様でしたか!」

「そぉーなの、ここは私に任せてぇ、だからちょっと助けてあげて、次いでに隣の警備員さんも、1人じゃしんどいと思うわぁ、、」

「承知しました!お伝えありがとうございます!」

「いいぇ〜、、」


頭ではやくこいと命令する


「借2。」

「ハイハイ、本当に感謝する。」

「いいえ。」


中に入った、物凄く暑い。そして狭く、人が2人程度入れるスペースがある程度。

音を立てずに椅子をずらして行く。


「扉、、?」


思わず声が漏れてしまった。でも扉だ。これか。


トントントン


だんだんリズムが早くなってきた。早くしろ。だな。


扉は意外にも簡単に開いた。

ーやはりか。


<br/>side


俺の姿して和田スミレみたいな声しとったやつに誘拐された!!

FもGEも消えよったし、、ってか絶対和田スミレとか言うやつ俺に化けとるやろ!

ってか、、ここどこやねん、、ガキ2人に、この無機質な部屋。Fが言っとった部屋にそっくりや、、


「,,,お兄ちゃん名前はぁ?」


喋りかけてきよった、、めんどぉ、、俺ガキ嫌いやねん、、


「あぁ?」


怖がらせときゃ黙るやろ、、


「ぁ、、ごめんなさい、、」

「?!、っ、すまんなぁ?お兄ちゃんちょっとイライラしとってん。俺の名前は、、香川海やで、よろしくな。君らのお名前は?」

「お、れ、、健二!」

「健二くん言うけぇ、えぇ名前付けともろたなぁ。」


頭を撫でながらそう言った。

はぁぁ、俺、何やっとん、、


「んで、そっちのお嬢ちゃんは?」

「朋!」


朋、、朋ってあいつやんけ?!この前監禁してもた子どもやん、、嘘やろぉ、、さらに無視しにくくなった、、


「朋ちゃんかぁ、よろしくな、」

「あ、海お兄ちゃん!」

「なんや?」

「俺達の他にも3人いるの!」

「えっ?!嘘やろ、、そやなぁ、なら探すか。お兄ちゃんも手伝うからな。」

「ありがとう!」

「えぇで、でも探すからにはちゃーんと探さなあかんでー?」

「うん!」

「怪我せんように!」

「はーい!」


ここにおるのはせいぜい2、3人。ガキがおったとしてもGEやFはおらんやろな、、


「キャァァァ!!!」

「?!、どした?!」

「桃!」

「桃、、?」

「へ、あ、、」


怯えすぎとちゃうか、、?


「お嬢ちゃんの名前は桃ちゃんかな?」

「ぇ、ぁ、、ぅ、、」

「何があったんか教えてくれるか?」

「怖、い、人達に、、歩いて、たら、捕まって、」

「うん。」

「ここに、連れてこられて、朋と健二くんと由香ちゃんと由美ちゃん探そうと、、逃げて、誰も、いないから、、」


由香、、。確か由香だった、もう1人の監禁してもた子どもは。


「健二くんの顔、が見えた、けど、怖くて、、」

「そっか。よぉ頑張ったで。桃ちゃんは寝とってえぇで?疲れたやろ。」


持ち上げて背中を優しくリズム良くたたく。


「で、も、、」

「大丈夫。健二くんに朋ちゃんは俺が守るでな。安心して眠り。」

「ごめ、、んなさい、、zzz」


おい、、落ち着けよ。俺だって同じようなことしよるやろが。

所詮ガキや、、俺は子供が嫌いなわけじゃない。子供を大切に扱わない奴が嫌い。だから、俺は自分を嫌い。


「ど、どうしてそんな怖い顔してるの、、?」

「?!、な、なんでもないで。行こか。」


んな怖い顔しとったか、、ガキって怖いもんやなぁ、、


「お兄ちゃん!」

「なんや、」

「うしろっ!」

「?!」


手をふりかざす。すると、瞬時にその手が止められた。


「何者だ!」

「落ち着け。その子が落ちるぞ。」

「Fやんけぇぇ!!」

「お、おう、、」

「,,,この人、」

「僕の名前は香川空。海の双子の弟や。」


こいつすげぇ、、すぐ関西弁に適応しよった、、


「なんやねん、聞いとったんけ。」(小声)

「いや、声は聞こえていたというだけだ。見えはしなかった」(小声)

「GEは?それと、俺に化けとった誰かは?」

「分かってたんだな、まぁGEは見つかってないが、お前に化けていた者なら大丈夫だ。」(小声)

「そうけ。ってかこいつらどうすんねん?置いてくのは無理やでな」(小声)

「お前はここで待ってろ」(小声)

「あぁ?!!素っ頓狂なこといいよって、ふざけんなや!」

「どうしたの、、?」

「?!、な、なんでもないで、気にせんといてな。」

「俺は行く。まず由香と由美を探す、」(小声)

「その後GEを探すのは危なないか?」(小声)

「大丈夫だ。」(小声)


あァ?!意味わからへん、、


「それでは、頼んだぞ。」

「,,,はいはい。」


皮肉。すげぇイライラする!!でもやっぱ、こいつはかっこえぇで。

体張って、守って、戦って、あいつが何歳なんかとか一切知らんけど、あの手は数々の何かを乗り越えている手だ。

だからまぁ、努力してる奴は、かっこえぇねん。


Fside


「スミレ」

「人をパシるのが好きなの?最強さんは。」

「あぁ?」

「ふはっwあなた私といる時だけ精神年齢下げるのなんなのよ」

「,,,俺は。」

「俺、ねぇ、、」

「うっせぇ。」

「んで?何よ。」

「俺は多分、他の人より苦しい思いとかしてないと思う。」

「何言ってんのよ。あんたより苦しい人、あんま見ないわよ。」

「違うんだよ。俺は、、逃げた。」

「,,,時に逃げたっていい、時に嫌になったっていい、時に嫌いになっていい、ただ、最後には逃げるな。」

「,,,あぁ、、」

「あなたが私に言ったんでしょ?何、いつからそんな弱くなったわけ?私は、そんなあなたを好きになったんじゃない。」

「,,,あぁ!」

「会場に避難指示をだす。必ずみんなを助けなさい。あなたなら出来るわ。」

「りょーかい。」

「せいぜい頑張りなさい。私は、()()してるわよ。」

「ん。」


感じろ、己が正しいと思う方向へ、進め。


「いた、、」

「?!、ひっ?!おにいちゃ、」

「怪我はある?」

「な、ないよ、、お兄ちゃん早いね!」

「ありがと!お嬢ちゃん、お名前さんは?」

「えっとね、由香!」

「由香ちゃん。由香ちゃんは他に誰かときた?」

「私のお兄ちゃんの健二兄ちゃんと、由美ちゃんと、」

「分かった。」

「えっ、まだ、」

「大丈夫。それは俺の兄が捕まえてくれてる。」

「そーなの!」

「うん。ベロ、噛まないように気をつけてね。」

「え、?!、?!、すごーい!!」

「コラコラ、ベロ噛んじゃうよ」

「お口チャックする!」

「うん。」


由美の足音は聞こえない。声も聞こえない。居ないのか?


カンッ、


「由香ちゃん。」

「なぁに?」

「ちょっと、今からのことは俺が"いい"って言うまで絶対、絶対に見ちゃダメだよ。」

「え、う、うん、、」

「後ろに下がってるんだ。」

「うん。」

「飴ちゃんあげるわ。」

「ありがとう!」

「目瞑って、耳塞いで、飴ちゃんに集中しといて。」

「うん!」

「何故分かったんでしょうか?」

「,,,」ギロッ

「怖いですよ。」

「何故いる。」

「貴方様が生かしてくれたんでしょう?」

「,,,何故お前が冴木政義と手を組んだんだ。」

「あら、質問を質問で返すのは良くないです」

「あ?」

「と言うか、なぜ私を生かしたのですか?」

「黙れ。"奴隷"」

「いつの奴隷か覚えてますか?」

「あぁ。なぁ、、」

奴隷幹部のものだ〜!!!


っっっって!!いつまで奴隷幹部の者だって言わなきゃいけねぇんだよぉぉ!!名前ぇぇぇ!!もういいかなぁ?!!あ、FとGE、<br/>に聞こー!

おーい!変な3人組ー!


F「,,,なんすか」


敬語なのかなそれ、、


GE「めんどくせぇ、あ。どうしたの?」


本心出てるぞ。


<br/>「誰が変な3人組やねん。殴り倒したろか。」


怖。

で!!ねぇ!!そろそろ名前言ってもいいかなぁ?!


<br/>「いいんじゃねぇの?」


流石<br/>!!まともぉ!


GE「おー。」


おいコラ。ちゃんと聞け、


F「んなしょうもないことで呼び出さないでください、、」


Fはいいじゃん!!スパイネーム?!コードネーム?!何か知らねぇけどあるからいいじゃん!!ってかもう主人公じゃん!!

私なんてモブ中のモブだぁぁ!!!もうこんな仕事おりるぅぅぅ!!


作者(蒼)、「いや、、今後いい働きしてもらうんで、、その時に名前お願いします、、」


マジすか!!やったぁぁぁ!!!


F「バカだ」

GE「あはは、、」

<br/>「はぁー、しょーもね。」


おいコラ!!変人共!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ