old friend
{あそこの部屋じゃね?}
{どこだ}
{あれれー?Fともあろう人間が}
{チッ}
{ごめんなさい、で、えーと、お前がスピーチしてた所あるだろ?}
{あぁ。}
{あそこの下。今見たところ椅子とか出し入れする時によく開けたりしてる。それにあそこだとスタッフルーム的なところも近くにあるからスタッフの格好して入っていっても何も思われねぇと思う。}
{そうか、ならそこから1番距離のある所のトイレまで来い}
{近くじゃあかんの?!}
{あったり前だろ。}
{なんでや?!}
{ん?<br/>ともあろうものが分からないのか?}
{あぁ?!分かるわボケェ!!}
{んじゃあ、理由は?}
{え、、あぁ、、あれ、、な?}
{分かってねぇじゃん。あのな?冴木政義や私が化けていた和田スミレ。お前が化けてた、グランフカリッシュまぁその他もろもろ。重要人物が上がる台の所には大体ゴツイ警官が立ってる。多分顔とかもちゃんと見てるからな、}
{はぇー、で?ちゃんと変装していくと。}
{引っかかったら面倒臭いから。で、なるべく急いで来い。GEが心配だ}
{お前心配とかできんだな}
{人をなんだと思ってるんだ、、}
「着いたで。」
「,,,早いな」
「横目で場所を確認しとっただけやしな。でー?顔はどうすんねん?」
「ちゃんとスタッフの顔くらいは覚えてる」
「キモ。」
「あ?」
「早くしろよ〜。」
GEと同様にイライラする奴だ、、
「俺ばっかでいいんか?お前のは」
和田スミレに変わった時のように瞬時に見覚えのある変わっていた。
「何か?」
「なんもないっす、、ってかそれ誰や?」
「あっただろ?あの英語で喋りかけてきたスタッフ」
「あぁ。たしかに。俺は誰に?」
「つまんね、」
「,,,は?何、、?」
「つまんねぇんだよ。」
「なんの話?」
「つまんねぇんだって。」
自分のこめかみを人差し指で3回ほど叩きながらそう言った
「,,,」
「なぁ?」ニヤリ
「いつ分かったわけ?」
「最初から警戒はしてた。まぁ確信したのは、横目で確認をしてたことだな、」
「監視してたわけ?」
「まぁ。」
「へぇ、何、何が怪しかったわけ?」
「関西弁の使い方」
「抜かりなくやったんだけど、、」
「まぁ、近くにいないと分からないような微妙な違い。後圧倒的に言えるのは匂い。」
「あれま?10日前からこの子と同じやつ使ってたんだけど。」
「はは。甘いな」
「ふふ。で、ちゃんと私の名前分かってるの?」
「冴木、冴木スミレ。いや、和田スミレと言った方がいいか?」
「あれ、本名までバレてるとは、まぁあのクソだるい公演をやってくれたことは感謝するわ。」
「どうも」
「貴方達が何者なのかとか問う気はないけど、貴方の事は少し興味があるの。教えて貰ってもよろしいかしら?」
「ははは。教えるわけが無い」
「うふふ、目が怖い。目が笑ってないわよ?」
「あぁ。笑う気がないからな。」
「ちょっと、それでも昔の仲間なの?」
「何が仲間だ。」
「あらあら?貴方ともあろう者が忘れちゃったの?」
「,,,お前らのせいでこの道を歩んでる。」
「えぇ。そうしたもの。」
「本当に、とんだクソ野郎だな。お前も含め、私も。」
「ふふっ、安心しなさい。人間は皆、そんなものなんだから」
「その通りだ」
「まったく。」
「「優しさとは不可能なり」」
「久しぶりね。」
「そうだな、」
「ねぇ、貴方のこと少し教えてくれてもいいんじゃないの?」
「,,,ふははっ、何を言う、全部もう、知ってるだろう?」
「そうだけど、本人から聞くのが一番いいじゃない、、」
ものすごい殺気を感じたのか、やめた。
「嘘。もうこの話はいいわ、で?なんで私に化けたわけ?こうして私と話したかった?」
「まさか。馬鹿を言わないでくれよ、お前が変な事をしないように、だ。」
「,,,貴方は本当に怖い生き物ね。」
タバコに火をつけようとする
「どうも。禁煙だぞ、」
「でも、そうとは限らないじゃない。そなの。」
「おいおい。今までお前が私の仕事を邪魔したことがあるか?」
「でもよ、もう私と貴方はもう関係はないんだから裏切る可能性は全然有り得るわよ?」
「,,,んな事できないだろ。」
「ふふっ、まぁね?」
「あぁ。」
今、タバコを吸うのを辞めたのも。
私の仕事に支障をきたさないようにするため。なんだろ。
「貴方の仲間は言った通りのところにいるわ。誰に監禁されてるかまでは分からないけどね。」
「感謝する」
「これは立派な借だからね。ちゃんと今度なにかしなさいよ。」
「もちろん。」
和田スミレ(冴木スミレ)side
「ふふ。で、ちゃんと私の名前分かってるの?」
彼は凄い。認めざるを得ない。
昔。まぁ、彼が奴隷の時代。
無表情もいいとこで何を考えてるかわかったことは無かったわ。私は元々奴隷本部の幹部、まぁリーダーをやってた訳なんだけど、今の幹部はなんかあのおかしな奴よ(GE、<br/>、Fの自己紹介文(?)を勝手に見せてる奴)その時の彼の態度はバカにしていたわ。確実に私達を。
彼はすごい人材だった。奴隷スパイに確実に欲しかった。だから彼を奴隷にした。単純な話、人は単純なのよね、、
彼が奴隷スパイになってすぐ、冴木政義との両親のためだけの結婚をした。楽しくない。何もすることがない。政義は仕事だし、まぁあんなクソ爺にたかることは無いけど、、
まぁ、、私も単純だから不倫をした。須磨、、なんとかさんと。政義は多分それに気づいてる。まぁ愛なんてないからお互い何も言わない。
でもやっぱり楽しくないのよ。彼といた時より、なんの時より彼とのお喋りが1番好きだった。
罪深き男よ、、数々の女をオトしてきたのに、誰にも答えない。まぁ。そんなところが好きなんだけどね、、
「感謝する」
手をひらひらさせながらゆっくりと遠ざかって行った。
もう絶対聞こえない距離になった、、
「貴方のためなら私は何でもするわよ。大好きよ、F。いや、〇〇〇〇くん?」
「,,,」
私は聞こえないけど、貴方は聞こえてるでしょ?
ーふふふ。
Fside
「貴方のためなら私は何でもするわよ。大好きよ、F。いや、〇〇〇〇くん?」
「,,,知ってるよ」(ボソッ)
あいつの気持ちは昔からずっと知ってる。奴隷だった頃からずっとそう言われてきた。
はぁ、、忘れよう、1回だけ、、
ーーー
ここか。スミレが言ってたところは、、
警備員らしき人物は2名。奥には銃を持ってる人間が1名。アイツなんだ。何を狙って、、冴木,,,冴木政義を狙ってるのか、、?誰だ、、
ポンッ
「っ」
「お前何してんの?」
「<br/>、、」
「おう。どこ行っとったん」
「2度目は要らん。」
「あれ、バレた。さっすが、」←和田スミレ。
「なんだ?」
「あの銃を持ってる人は冴木政義を狙ってる、、訳じゃないの。」
「わざわざ溜めるな、、」
「ふふ。彼は冴木の周りに怪しい人物がいないか見張ってる人、んでもって貴方の仲間が監禁されてるであろう場所はあそこ。貴方の変装技術だったら大丈夫よ。」
「お前が保証するなら信じよう」
「あら、嬉しいわ。で、入ったら普通に椅子があるだけなんだけど、その奥の奥。椅子をどかした所に隠し扉があったはず。多分そこに。」
「何でそんなに」
「あら?好きだからよ。」
「,,,」(ドン引き)
「失礼ね。もう一生手は貸さないわ。」
「すまない」
「まぁいいけど。で?この客達は邪魔?」
「邪魔ではあるな、、あの警備員が特に。」
「あら、彼のこと知ってるの?私が自慢げに話してあげようと思ってたのに。」
「あぁ。総理を守るぐらいのすげぇ奴だろ」
「そう、油断出来ない。なんか策はあるの?」
「特にない」
「ふざけてんの?」
「元々<br/>じゃなくてお前かグランフだろうと思ってたから大丈夫だとな、」
「えぇ、、もうここに来る前からわかってたわけ?」
「まぁ、なんとなくな?」
「気持ち悪いわ、、完璧すぎて。」
「うるさい」
「うふふ。」
今回の作で明かされた和田スミレの正体、、、
知りたいでしょ!!ってことで、今現在奴隷幹部の私が貴方達に見せて差し上げよう!! 奴隷自体に紹介文はないんだが、奴隷幹部になる者には同じ様に書いてもらう必要があるんだ。私も書いた!それはまた後日見せる!!
ーーー
本名、和田スミレ。
身長、178センチ。
体重、レディーに聞くのは御法度よ。
年齢、以下同文。
奴隷スパイの時の名、Smith
その名の理由、スミレから取った。
Fを奴隷にした理由、どうしても欲しかったから
Fが好きな理由、答えるわけないじゃない。
好きな言葉、優しさとは不可能なり。
好きな言葉の理由、昔を思い出すから、まぁ過去にいいことは無かったけどね
奴隷本部に入った理由、入れられたの。勘違いしないで
奴隷幹部になった理由、これもやらされたの。まぁでもお金は貰えるからいいけど、
冴木政義はどんな人、クズ。
どうしてFの全てを知っているのか、彼も私の全てを知ってるから
ーーー
F「全てはしらん、、」
スミレ「あら?忘れたの?」
F「知らないだけだ、、」