1.初めましてから
皆さんこんにちは!
花園 リラです。
今回は現代の感動ものにチャレンジしてみました。
ぜひぜひ、よんでください!
友達の作り方はたくさんある。
「友達になってください」と相手に言ったり、いつの間にか友達になっていたり。
いろいろあるよね。人によって作り方は違う。
じゃあ、あなたは?あなたは、どうやって友達をつくりますか?
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「いってきます!」
そういいながら、私は家を小走りで出た。だけど、すぐ立ち止まって空を見上げる。
今日の天気は快晴。手をかざさないと太陽が眩しすぎて空をみることができないくらいだ。
「彩羽、おはよー!」
よく聞きなれた声がきこえ、振り向くと親友の宮田 花穂が、私に向かって手を降りながら走ってきていた。
「おはよ」
花穂が来るまで歩くのをやめ、その場でまつ。
花穂は運動神経が良いため走るのが速く、すぐに私に追いついた。
そして、二人ならんで歩きだした。
「花穂、寝癖ついてるよ」
「えっ!?どこ!?」
自分の髪を急いで手で隠して、鞄から鏡を取り出している。
寝坊でもしたのだろう。髪はボサボサで、服も少し乱れている。
「寝坊したでしょ」
「えっ!?なんでわかんの?」
「誰だって今の花穂の姿をみたら分かるよ。服も髪も大変なことになってるよ」
「ほんとだぁー。やばっ」
「学校着いたら、髪やったげる」
「ほんとぉー!ありがとぉ、彩羽!」
「いーえ」
その後も花穂と他愛もない話をしながら学校へ向かった。学校に着くと、クラスのだいたいの人はもう学校に来ていた。
「彩羽、おはよぉー」
「おはよ!」
「おはよう」
みんなに返事をしながら、私は自分の席に着いた。
そして、斜め前の席をちらっとみる。
制服をきちんと着こなし、静かに本を読んでいる男の子。
彼の名前は佐藤 静輝。
結構なイケメンなのに、誰ともつるまず、一人でいつもいる謎の存在。
今日こそ、今日こそ言わなければ…!
私は決意を、固めていた。
「はーい。HR始めるぞぉー」
担任の先生が入ってきてHRが始まり、そして一日の授業を終えた。
「彩羽ー。帰ろ」
「ごめん花穂。今日は先帰ってて」
「えー。まぁいーけど」
「本当ごめんね。じゃあね、またあしたー!」
私は教室から飛び出し、さっき帰ってしまった彼の背中を追いかける。
追い付いた私は
彼の肩を叩き、勇気を出して言った。
「ねぇ、君」
彼が振りかえって私をみる。
「なに」
無愛想な彼に私は笑いかけながら言った。
「初めまして。小野 彩羽です。私と友達になってくれませんか?」
どうでしたか?
二人のこれから、のんびり投稿していけたらと思っているので、気長に投稿を待っていただけると嬉しいです。
感想もお待ちしてます!