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第35話 創世記

(千年以上前)


その人物は名をリッカルドと言った。

彼は大賢者として、ガンダルン国王に仕えていた。

彼は大賢者という名の愚者だった。


彼は、人がより暮らしやすい様にと、人間の国と魔物の住む森を分ける為に結界線を引いたのだ。


そのうち人間は少ない領土を奪いあうようになり、国は三つに別れた。

より力を求めたガンダルン国王は、彼に勇者を召喚する魔方陣を描かせた。


彼は、その魔方陣にある制約をつけた。


ガンダルン国王はさらに力を求めた。

魔方陣の制約を無くせと、彼に命令したのだ。


彼は命令を聞かずに、逃げる事にした。


そして、妻に一緒に魔物の森の奥深くに2人で行こうと言ったのだ。

妻は、彼の他にも大切な家族が居るから置いてはいかないと言った。

彼は妻を街に残し、一人森に逃げた。


ガンダルン国王は彼の妻を捕らえた。

そして、彼に言うことを聞かせようとした。

彼は妻とは別れたのだと断った。

妻は彼ではなく家族を選んだのだから……。


ガンダルン国王は腹いせに妻を国の外門に吊るした。


彼は怒り悲しみ、国を呪って……。

妻の亡骸を抱きしめ、魔物の森の奥深くへ消えていった。


(創世記より)

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