表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/41

第27話 グラディスの後悔

(異世界召喚から一年)


あのドラゴンだ!

俺は見た瞬間に血が頭にのぼった。

この災害級ドラゴンは十一年前のあのとき、出会ってしまったやつだ。


「私が引き付けるから、気にせず戻れ!」

セレナが叫んだ。

俺はあの時、わずかに躊躇した。

セレナが昔一度災害級ドラコンを倒していることを知っていたからだ。

俺とライアンが居ればなんとかなるんじゃないかと計算しようとした。

ただ、昔倒した時はロシエルが居た。

ロシエルは騎士団で唯一シールドが張れる。

シールドを張って攻撃をいなしながら時間を掛けて倒したのだ。

そして、災害級を倒したのはセレナがライアンを出産する前だったと気づいた時には……俺を庇ったライアンが吹っ飛ばされていた。

俺が居なければライアンは攻撃を避けていただろう。

セレナが叫んだ瞬間にライアンと逃げれば良かったのだ。

俺がその場に止まってしまった。


俺にはもうすでに選択肢が無かった。

素早くライアンを荷物の様に肩に担ぎ上げ、夢中で走った。

途中でライアンにポーションを飲ませ、致命傷になりそうな腹の傷にポーションをかけた。

ポーションは二本しかない。

顔の傷はそのままだ。

飲ませたポーションのおかげで出血は止まっているが、パックリいってる。

念のため追加で魔物避けを焚いて、もう一度担ぎ上げて走りだした。

そして夜が明ける頃に神殿に飛びこんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ