009 ②
周囲の義勇兵は好奇と怪訝の入り混じった視線を向けていた。ソーマ達を蔑み、憐れむいつもの視線とは異なる視線に違和感を覚える。
「なぁ~んか、やけに見てくる人が多いね。よくこの街を訪れるけどこんなに見られるのは初めてかも」
と言ったウルシオンを見てソーマは「ああ、そうか」と義勇兵たちの視線の理由にピンと来る。
〈A〉等級義勇兵のギンガ程ではないけれど、それなりに有名人であるウルシオンと一緒にいる相手が別の意味で有名なソーマともなれば興味を抱くのも腑に落ちる。
新星であるウルシオンに対し、その真逆の存在である落ちこぼれのソーマが一緒にいること自体が違和感しか無いのだろう。だから義勇兵たちは好奇の視線を向けると同時に怪訝な表情を浮かべている。
しかし、ウルシオンはそのことに気付いていないらしく、薄ら居心地が悪そうにしている。
そうこうしていると注文していた料理が運ばれてくる。
ウルシオンが薦めていたキノコのソースを使った肉料理がテーブルに並ぶ。
確かにこれは美味しそうだ。多種のキノコの香りとソースが薄ら焦げた匂いが食欲を誘う。
「いただき~まふっ!」とウルシオンは言い切る前にソースが絡む肉を口に運んでいた。
「う~んまぁい! やっぱり何度食べても美味しいなぁ。こっちに来たらこれを食べずには帰れないよね」
そんなに美味しいのか、と過剰にも思えるウルシオンの反応を見てからソーマとシロナは肉を口に運ぶ。
「……美味しい」
思わず声に出てしまう程に美味しかった。久々にこんなに美味しくて食べ応えのある料理を食べた気がする。
大貴族の子息であるソーマが屋敷にいた頃は専属料理人が高級食材を使った素晴らしい料理を用意し、それを毎日食べていた。しかし、屋敷にいる時に食べていた料理はどれも味がしなかった。
いや、決して料理人の腕が悪かった訳ではない。ただ、家族と一緒に食べる食事はいつも味がしなかったのだ。
僅かな路銀だけを持って義勇兵になったソーマの生活は慎ましく、最近は義勇兵ギルドに併設された酒場でしか食事をしていない。そんなソーマにとっては久々に食べた美味しい料理だった。
何だか少し涙が出来そうなったのをグッと堪える。
ふと隣に目を遣るとシロナがパクパクと肉を口に運んでいた。
「シロナちゃん、美味しいでしょ?」
シロナは口の周りにソースを付けながら一心不乱に食べている。
「…………まあまあ、です」
ウルシオンの言葉にシロナが初めて返した言葉はバレバレの嘘だった。
ソース塗れの顔を見れば美味しく食べていることが瞭然である。
「ふふっ、おかわりしてもいいんだよ?」
ウルシオンの言葉にシロナの手がピタリと止まる。
「……」
何かと葛藤しているのか無言になり、険しい顔を浮かべた。そしてシロナがチラッとこちらを一瞥してくる。
マスターであるソーマの許可なくしておかわりしていいのか迷っているのだろう。それを察したソーマはウルシオンに言う。
「あ~、シロナにもう一枚いいかな?」
「いいとも、いいとも」
嬉しそうに頷いたウルシオンは手をブンブンと振り、店員におかわりを注文してくれた。
「あ、ありがとうございます、マスター」
シロナは嬉し恥ずかしそうに言った。
頬一杯に肉を詰めてモグモグと口を動かす姿は小動物のような可愛さがあった。
「いや、僕は何もしてないよ。お礼なら彼女に言うべきだ」
そう促すと人見知りを発動させているシロナは体をモジモジさせる。
「…………ありがと……ございます」
「えへへ、どういたしましてぇ。やっと目が合ったね」
ウルシオンは紫紺の瞳を細めて笑った。
「そういえば――」
とソーマはウルシオンの影に目を遣る。
「君のモンスター、ジャックは食べないの?」
「ああ、うん。ジャックには後で何か食べさせるからいいの。いつも私の影に隠れてて人前に姿を見せたくないみたいなのよ。だから気にしないで」
ソーマはジッとウルシオンの影を見ていると突然、影に目が浮かび上がった。
「ッ!」
思わず肩を跳ねさせると驚いた声が漏れてしまった。
影に浮かび上がった目を見てソーマは「……本当に影の中にいるんだ」と呟く。
「あははっ、女の子みたいな悲鳴だったね」
ウルシオンはケラケラと笑った。ソーマは恥ずかしさのあまり肩を竦めて俯く。
「……影を操るアビリティか。そんな能力があれば魔獣も怖くないだろうね」
笑われたのが悔しくて薄ら意地悪な言い方をした。けれど、ウルシオンは意に介することなく「う~ん、そんなことはないよぉ」と肉を咀嚼しながら言った。
「モンスターがいるのは心強いけど、やっぱり魔獣は怖いよ。ここだけの話だけどジャックは能力こそあるけど戦闘力はあまり無いの」
「そんなはずは……。だって、一年で〈E〉等級になってるじゃないか」
「まあね。でも、義勇兵の仕事は魔獣を退治することだけじゃないでしょ? 人間の敵は魔獣だけじゃないのよ」
(敵が魔獣だけじゃない……?)
その言葉の意味を読めず、ソーマが怪訝な表情を浮かべているとウルシオンは言葉を続ける。
「最近はジャックのアビリティを使って偵察や潜入のクエストを専門に受けているの」
「偵察……? 魔獣の巣を調査しているってこと?」
「それもあるけど、それだけじゃないよ。魔獣が現れる以前、人間の敵は人間だった。昔は人間同士で戦争ばかりしていたのは士官学校でも教わったでしょ?」
「まあ、それくらいは憶えてるよ」
王国の歴史を学ぶ授業の際に過去にあった戦争などを教わった記憶があった。
「魔獣という共通の敵がいる今の時代に大っぴらに戦争する国なんて殆ど無くなったけど、今でも人間同士の争いは水面下で行われているの。モンスターを誘拐して売買する闇組織だったり、圧政を働く領主だったり、悪意を持つ人間は沢山いるわ。それはもううんざりするくらいいるの」
ウルシオンが言っていた、『敵は魔獣だけじゃない』という言葉の意味をようやく理解した。
魔獣退治ばかりしていたソーマはすっかり忘れていた。悪意を持つ人間の存在を。
本来、人間の敵は人間だった。恐らく、多くの人間が忘れているだろう。
「じゃあ、魔獣退治はやらずに〈E〉等級になったのか?」
「いいや、そんなことはないよ。時には魔獣退治もやるし、魔獣の調査や巣に潜入したりもするから魔獣に襲われることだってある。この街に立ち寄ったのも魔獣の調査に向かう途中だったからだし」
「それってどんな仕事なの?」
ウルシオンの話を聴いている内に、もしかしたら魔獣退治以外にもシロナに出来る仕事があるかもしれない、と興味が湧いてきた。何か有益な情報が得られるかもしれないという期待を抱き、いつの間にかソーマの体は前のめりになっている。
「それは秘密ぅ。他言無用って言われてるから、ごめんね」
そう言ってウルシオンは口の前で人差し指を立てた。
「まあ、最近だと野生化したモンスターが問題になってたりして、義勇兵ギルドは忙しいみたい。特に、この国は魔獣だけじゃなくて人間やモンスターの問題も抱えてるみたいだし、ソーマ君もいつかはそっち関係の仕事に関わることがあるかもねぇ」
「野生化したモンスターか……」
ふと、記憶が蘇る。以前、街中で見つけたライカという狼のモンスターの姿を思い出す。
ライカはマスターに捨てられ、独りでいたところをソーマが見つけたのだ。あのまま放置していたらライカも完全に野生化していたかもしれない。
ライカのような境遇のモンスターが他にも多くいるのだと考えただけで胸が苦しくなる。
「モンスターが野生化するのは、この国にマスターとモンスターの関係を管理する法律が無いのが原因の一つだと思うよ。でも、法律を敷いたところでマスターひとりひとりの意識が変わらない限りはその問題は無くならないだろうね」
そう言いながらウルシオンは辟易する。
「ちなみにソーマ君は大丈夫?」
「僕はシロナを見捨てたりはしない。絶対にだ」
「ふ~ん。でも、私から見たらソーマ君も他のマスターと変わらないけどなぁ」
「なっ……僕はモンスターを捨てるようなマスターには絶対にならない。一緒にする」
「いいや、一緒だよ」
とウルシオンはソーマの言葉を遮るように冷やかな声音で言い放った。
さっきまでの飄々としたウルシオンは影を潜め、冷たい紫紺の瞳がソーマを見つめる。
「モンスターからしたらマスターに捨てられるのも、マスターが死ぬのも変わらないことだと思わない? どっちであろうとモンスターは独りになる。過程は違っても最終的な結果は同じことだよ。それでシロナちゃんが野生化したらどうするの? ソーマ君はそれを一度でも考えたことはあった?」
「それは……」
ソーマは返す言葉が見つからず、俯くことしか出来ない。
心配そうにこちらを見てくるシロナの顔が視界の端に見えたけれど、気付いていない振りをした。
ウルシオンの言葉は正論だった。
モンスターを大切にしないマスターが許せなかった。そんな奴らと自分は違うと思っていた。けれど、自分も奴らと変わらなかったのだ。
「勘違いしないでね? こんな話をするために食事に誘った訳じゃないよ。それはホント。……でも、ソーマ君はいつもあんな無茶ばかりをしているのかなぁ、って思っただけ。マスターなのに剣と盾を身に着けて、モンスターの代わりに魔獣と戦っているの?」
「……ああ、そうだよ」
ウルシオンは小さな溜息を吐く。
「確かソーマ君って心臓に病を抱えてるよね? そんな体で魔獣と戦うなんて寿命を縮めるようなものだよ。……もっと慎重に考えた方がいいと思うけどなぁ」
「五月蠅いな……分かったような口を利くなよ……。慎重に考えろ? そんな余裕があったら苦労してない。僕には時間が――」
苛立ちのあまり、余命が残り少ないことを言い掛けてソーマは咄嗟に口を噤んだ。しかし、ウルシオンは察したのか怪訝な顔を浮かべる。
「まさか……伝えてないの?」
「…………仕方ないだろ」
とソーマはウルシオンの視線から逃げるようにそっぽを向いた。
話の脈絡が掴めていないシロナはオロオロと二人を交互に見遣る。
ウルシオンは深い溜息を吐いて、呆れたと言わんばかりに首を小さく横に振る。
「今はどうにかなってるけど、このままこんなやり方を続けてたら必ず死ぬよ。それだけは断言してあげる。『力』が無ければ死ぬ。それが義勇兵なんだから」
そんなことは言われなくたって分かっていた。
世界が冷たく厳しくたって、神様が不平等だって、ソーマ達はその生き方しか出来なかったのだ。
「まあ、どうやって生きるかはその人の自由だし、私が口を出していい事じゃないか……。せめてどこかのクランに入れれば危険を減らせるんだけどねぇ」
「クラン……か」
以前、チャドを含む義勇兵と組んでクエストを行ったことはあったが、あれは一時的なチームだ。対してクランとは所謂、派閥のようなもの。クランに所属すればメンバー同士でクエストを行ったり、協力し合ったりする。それがクランだ。
クランに所属すれば危険は少なくなる。ソーマとシロナのように一組だけで魔獣と戦うのは想定外の事態に対応出来ない危険性が必然と高くなり、死亡率も高くなる。
だから一定の等級に上がった義勇兵の多くはクランに所属するか、自らクランを立ち上げる。
しかし、未だ最低の〈G〉等級であるソーマ達に声を掛けるクランがあるはずもない。
「私が所属しているクランに入れてあげたいのは山々だけど……ちょ~と難しいなぁ。下っ端の私がリーダーに掛け合っても快く承諾してくれないと思う。いや、間違いなくしないね。内のリーダー、身内には甘いけど他人には凄く厳しい人だから」
「いや、別にいいよ。入れるとは思ってないし……」
ソーマは素っ気ない態度を返すとソースが絡んだ肉をパクリと口に運ぶ。
「でも、リーダーは凄い人だよ。強いし頼りになるし、何よりもリーダーのモンスターが凄いの何の。何が凄いかって知りたい? 知りたいでしょ?」
只々、ウルシオンは自分が所属するクランの自慢をしたいのか饒舌になっていく。さっきまでソーマを説教していたウルシオンの姿は嘘のように消え失せていた。
本当にコロコロと表情と感情が変わる奴だった。
「ん……ああ、まあ少し気になるかな?」
「でっしょ~。ちなみに何が凄いと思う? 当たったらデザートも好きなだけ頼んでいいよ」
(こんなに面倒くさい女だったか?)
と記憶の中にあるウルシオンというクラスメイトを思い返す。
確かに士官学校の頃からよく喋る奴ではあった。
「珍しい魔法かアビリティでも使えるとか? それこそ影を操れるアビリティみたいな」
「惜しいけど、ハズレ~」
ウルシオンは嬉しそうに胸の前で腕をクロスさせて罰点を作る。
「聞いて驚くなよぉ。リーダーのモンスターは『奇跡』持ちのモンスターなんだ」
――『奇跡』
その言葉は耳馴染みが無かった。だが、知らない訳ではない。
『奇跡』という能力の存在は知っている。
魔法やアビリティとは異なる『奇跡』と呼ばれる特殊能力。
極めて稀少な能力で、神様の気まぐれで与えられた『奇跡』はどれも全てが破格の能力を有しているらしい。それこそ神の領域に触れるような能力ばかりだとか。
いつしか人々はそれらの神の御業を『奇跡』と呼ぶようになった。
どうやってそれが『奇跡』なのか判別するんだ。ただ強力な魔法じゃないのか。という疑問は浮かぶだろう。だが、『奇跡』と魔法には明確な違いがある。
魔法やアビリティを使うには当然魔力を消費する。
しかし、『奇跡』は何度使っても魔力の消費は無く、回数制限さえなければ何度だって使用可能だ。
そんな馬鹿げた能力があってたまるか、と誰もが最初は思った。けれど、それが『奇跡』であり、神様の力を分け与えられた幸運な者だけが使える力なのだ。
それこそ大半の者が『奇跡』持ちの人間やモンスターを目の当たりにすることなく死んでいく。それほど極めて稀少な存在ということだ。
それはソーマも例外ではない。『奇跡』の存在は知識として知っていたけれど、『奇跡』を持つ者の存在を身近に感じたのは初めてだった。
ウルシオンが所属するクランのリーダーのモンスターが『奇跡』持ちだと知り、感心するよりも、本当に存在するんだ、という驚きの感情がまず浮かんだ。
「それ……冗談じゃないよね?」
とソーマは思わずウルシオンの言葉を疑った。
「いや、ホントホント。奇跡を使ったところ何度も見たもん。でも、あれは言葉では表せないなぁ……。初めて見た時は私だって目を疑ったよぉ。この世のものじゃないと思ったね」
「へ、へえ……ちなみに、どんな『奇跡』なの?」
「義勇兵なら知ってる人もいるみたいだけど、リーダーのモンスターは――」
そのモンスターが『奇跡』を使って何をしたのか、何が起きたのかウルシオンの口から語られた。内容は耳を疑うようなものばかりで、「ハ、ハハッ」とソーマの口から引き攣った笑いが漏れた。
ガヤガヤと騒がしい酒場の音が気にならないくらい聴き入っていると気付けばシロナは二皿目を平らげ、ソーマのお腹も一杯になっていた。
ふぅ、とソーマが息を吐くとウルシオンは言う。
「ソーマ君は今日が何の日か知ってる?」
「……いや、分からない」
ソーマは小さく首を横に振るとシロナに「何か知ってる?」と訊いてみるも「すみません、マスター。私も知りません」と申し訳なさそうに肩をシュンと竦める。
気にするな、とソーマはシロナの小さな頭をポンポンと触る。
「この街では年に一度のお祭りが催されるの。ここら辺では結構有名なお祭りよ。他の街からもわざわざ訪れる人がいるくらいにはね」
「……お祭り?」
そんな話を聴いたことが無かった。だが、最近思い当たることがあった。
ここ最近、街の大通りや義勇兵ギルドのある中心街がやけに騒がしかった。
それにこの酒場に来るまでにすれ違う人の数が多かったのを思い出す。夜の路地にしては往来が多かったのはその祭りが開催されている中心街に向かっていたからだ。
「だから今日くらいは羽を休めたらどう? せっかくだし、お祭りに行ってみようよ。どうせソーマ君のことだからこの一年間ずぅ~と戦いっぱなしだったんでしょ?」
「ぅ……それは、まあ……ね」
図星を突かれたソーマは思わず目を逸らした。
でも仕方が無いことだった。お金も無ければソーマには残された時間が無かったのだ。
「お祭りにでも行ってシロナちゃんに綺麗な思い出の一つでも作ってあげたら? 魔獣を倒すばかりの血生臭い思い出ばかりじゃなくてさ」
言われてみれば、屋敷にいた頃からシロナを連れてお祭りなどに行った記憶が無かった。
この黒ずんだ金髪の所為で何処へ行っても嘲笑の的になり、それが嫌で人の多い場所は避けていた。
その所為でシロナに思い出らしい思い出を作ってあげていなかったことに今更になって気付いた。
つくづく嫌になる。自分の身勝手さに。
自分が嫌な気分になるからシロナを外へ連れ出さず、部屋に閉じ籠ってばかりだった。もしかしたらシロナは王都で催されていた祭りに行きたいと思っていたかもしれない。ソーマが外へ出たがらないのを分かっていたから我慢していたのかもしれない。
「お祭りに行きたい?」と、シロナに一度でも聴いたことがあっただろうか。
いいや、無かった。
人が集まる祭りに良い記憶は無く、今でも薄ら怖さすら感じる。
でも、余命が残り少ないソーマは今日を逃せば二度と祭りに赴くことは出来ないだろう。きっといつか後悔する。
だから、ソーマは脅える心を押し殺すと勇気を振り絞ってシロナに言う。
「お祭り……行ってみようか」
するとシロナは嬉しそうに笑みを浮かべ、
「はい!」と頷いてくれた。
「よし、決まりだね。じゃあさっそくお祭りに行こうか!」
(……って、君もついて来るのか)
「ジャックがお祭り嫌いでさ、一人で行くのが寂しかったんだよねぇ。一緒に行ってくれる人が見つかってよかったぁ~」
「ぁ……うん」
ウルシオンは席を立つと足早に店を出て行く。
「早く早くぅ~」と手を振るウルシオンに誘われてソーマとシロナも席を立つ。
「じゃあ、僕たちも行こうか。シロナ」
「はい、マスター」
そして店を出ると少し遠くに見える中心街が明かりに包まれているのが分かる。
隣を歩くシロナと共に、その明かりに誘われるように再び夜の街を進む。




