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第二百十三話:地国之金治塔

「はぁ……全く、SBO運営というのは、突然何かを仕掛けることがドッキリの全容だとでも思っているのか?」


「そうですねー……第五回イベント、いや。新年早々の雪のイベントボスの時から、ずっとそうでしたね」


「運営に限った話じゃないと思いますよ。魔女騎士団とのギルド戦争とか」


「なんだったら、ランスロットさんとの決闘もね。集う勇者って、いつも突然何かに巻き込まれるよね」


 Nさん、ハル、ランコ、ユリカの四人はそう言ってため息を吐いた。

 ……王の騎士団領土領主……城、うん、領主城での会議から翌日、俺たちは真昼間からログインしているギルドメンバー全員を領主館に集めた。

 そこで集まってくれたのはさっきの四人に加えてイチカ、シェリア、ムーン・リバー、ムラマサ、ラシェル、ツカサ、モミジ、ココア、アリスだ。


「にしても、集まったのがコレかぁ」


「俺たちで悪かったな……」


 シェリアがはぁっ、と大きなため息を吐きながら言うのは、ムラマサたちのことだろう。

 まぁ、確かにムラマサたちは結構強いっちゃ強いが……ここにいないアインやユージンに比べると、ちょっぴり……いや、結構劣る。

 とは言っても、レベルは80だし装備も悪いものではないし、攻めることはないだろう。


「集う勇者の人数規模からしたら、14人集まることが奇跡みたいなもんだ。だから集まってくれて感謝してるよ」


「うむ、そうだな。集まっただけ良いことだ、それに……私とブレイブが吟味した上で集めたメンバーだ。それに不満があるのならいくらでも言え」


「……言い過ぎた、ごめん」


「事実だから構わん、それに……これはいい機会だ。第五回イベントではあまり活躍できなかった俺たちの汚名返上としてな」


「そうだそうだ。あれだけサクッとやられちゃったんだし、ここらで挽回しないと!」


 フッと笑いながら自信ありげなムラマサと意気込むラシェル……その二人に同調してるのか、はたまたたまたま同じ考えだったか。

 ツカサとモミジはクールそうに笑みを浮かべ、自信ありげって顔をしている。


「イベントじゃココアも微妙だったし、ここいらでバリバリっと活躍しないと、いらないコだもんね。チョー全力マシマシで、頑張ろーっ!」


「はい! その意気で頑張りましょう! ね、アリスさん!」


「うん。がん、ばろ。きし、様」


「僕、ムーン・リバー……」


「きし様」


「……悲しいなぁ」


 そうそう、ついでにアリスの紹介もさっきここにいるメンバーに済ませて、互いに自己紹介をさせたんだよな。

 けど、アリスはなんでかムーンだけきし様、って呼ぶんだよな……なんでだろうなぁ。


「無駄な話をしている場合か? 早いうちに、この14人で組めるパーティを組むべきだろう」


「そうだな……イチカの意見に同感だ。モタモタしていると日が暮れるぞ」


 空気を割くように言ったイチカの言葉に、ちょっと和やかだったこの場が静まり返った。

 同調するツカサの言葉も相まって、それは更にシーンとした空気だった。

 が、まぁこれでいいか……危機感を持たなければならないような戦いなんだしな。


「じゃあ、まずそれぞれのパーティリーダーは俺とNさんでいいか? 基本的な指示はレイドパーティのリーダーであるKnighTがやってくれるけれど、細かい指示を下すならいつも通りが良いと思ってな」


「まぁ、私もユリカも指揮とか出来ないから、それでいいんじゃないかな。集う勇者のいつもらしいやり方で」


「そうですね。なら、早いところバランスよくパーティを分けましょう」


 俺の提案をランコがスムーズに通したことで、誰かの異論もなく俺とNさんがパーティリーダーになることが決まった。

 で、ハルが速やかに次の議題に移してくれたので、俺はNさんと交互にここにいるプレイヤーをお互いのパーティに入れていく、という形式でメンバーをそろえることにした。


「どっちから先取ります?」


「ブレイブからで良いぞ。それに、大体パーティのバランスは同じようになる上にボス戦では結局まとまって戦うのだ。そう変わるまい」


「そうっすね……んじゃ、まずイチカ」


「俺か」


 俺のパーティにはイチカだ、万が一だけどダンジョン内でパーティ単位ではぐれさせられる……みたいなギミックがあった時、イチカにはいて欲しいと思った。

 練度の高い魔法を使えるだけでなく、集う勇者において貴重な遠距離攻撃と気配察知系スキルを両立しているメンバーだからな。


「では、私はハルに来て貰おう。盾役としては十分なのでな」


「N先輩の方でしたかー……ま、パーティ単位ではぐれさせられるトラップでもなければ、どっちに入ってもそう変わりませんからね」


「……そうだな。そういうトラップがないことは、私も祈りたい」


 Nさんのパーティにハル、まぁハルと俺の役割は被ってしまうところがあるし、一緒にいる必要もないだろう。

 それに、ハルが最近獲得した武具とスキルのおかげで、ハル自身も火力役になれるだろうから、火力よりスピードを重視しているNさんには丁度、ちょっぴり足りないものを補える仲になるだろう。


「じゃ、俺の番っすね、なら……シェリアで」


「はいはーい、待ってましたー」


 シェリアはイチカ同様遠距離攻撃と気配察知系スキルを両立しているメンバーって言うのもあるけれど、シェリア自身は寄られると弱い。

 となれば、寄られても大丈夫なイチカと同じパーティにしておけば、自然と生存率も上がっていくだろうって寸法だ。


「次はツカサだ、私のパーティにも弓使いは欲しいからな」


「いいだろう。望む通りの働きはしてやる」


 ツカサは腕を組んでふふんと笑い、自信満々に椅子の背もたれに背を預けて少し揺れ始めた。

 あれ、ちょっとミスると背中とかから落ちてビックリするんだよなー……大丈夫かなー、と思ったら案の定転げ落ちた。

 無言でなんか座り直してるけど、俺は笑いをこらえるのが大変だった。


「んじゃ次、深く考えずにムーン・リバー」


「えっ、あ、はい……考えて欲しかったなぁ……」


「冗談だ、割と真面目に考えた上でムーン・リバーだ」


「あ、ありがとうございます」


 ムーンは純粋な防御力はともかくとして戦力を継続させられるって意味なら中々の使い手だと思うし、サブタンクとしては欲しかったところだ。シェリアもいるし。

 実際、どこでどうやって手に入れたかは知らないけど、コイツの装備してる祝福装備シリーズというのは中々優秀な効果が揃ってるしな。

 その上キョーコに頼んでも複製出来ないと来た、俺の大悪鬼シリーズやアーサーのエクスカリバーでも劣化コピーは出来たのに、それすら出来ないほどのレアものだ。


「うむ、では私もあまり深く考えずにムラマサだ」


「御意。同じ侍として、並び立つことを光栄に思います!」


「思わんでいい、私の侍ムーブはほぼなんちゃってのものだ」


「はっ」


 Nさんのとこにはムラマサか……ムラマサはNさんと似たような格好だけども、戦闘スタイルやステータスはちょっぴり違う。

 Nさんは端的に言えばチョロチョロ動いて居合で素早い一撃を入れて離脱、ってスタイルだけど、ムラマサは真っすぐに重い一撃をくらわせにいくタイプ。

 いわば、スピード系とパワー系ってワケだな。


「次は……そうだな、ココアで」


「なら私はモミジを」


 Nさんは間発入れずに指名してきた、既に決まってたのかなぁとは思ったけど、早すぎじゃなかろうか。

 まぁいいか。


「よーっし! ココア頑張るよー! テンションもボルテージもアッゲアゲでー!」


「フッ。我を選ぶとは善き眼をしているな、副団長。いいだろう、汝の呼びかけに応え、我が魔銃を預けよう。さぁ、我を使いこなしてみせよ!」


 二人とも席を立って返事をしているがココアが元気いっぱいな物なのに対し、モミジは無駄にポーズまでとって格好つけている。

 つーか、モミジは台詞がなげえ!


「じゃ、次はアリスだな。昨日、最後まで一緒に洞窟の奥まで行ってやれなかったし、お詫びだ」


「ん。あり、が、とう」


「うむ。ではラシェルよ、来い」


「はーい、了解でーす」


 Nさんのところにはラシェル……まぁ、こっちにムーンがいるから回復を出来る戦力ってのは均等に行き渡ったっぽいな。

 アリスの実力は未知数だけれども……カタログスペックだけなら、他の集う勇者メンバーにも劣ってないはずだ。


「で……最後はあの二人か」


「……すまんブレイブ。うっかり二人が離れるように選んでしまっていたらマズいな、と思って後回しにしていたらこの様だ」


「まぁ、別に離れたくらいで死ぬような仲じゃないんだし、大丈夫だとは思いますけどね……」


 残ったのはユリカとランコ……まぁ、どっちも出来ることは大体同じだし、どっちのパーティに入っても戦力的な問題はそうそうない。

 ただ、俺が懸念しているパーティ単位での分断というのが起こった時に二人が離れ離れだとちょっぴりだが寂しいんじゃないだろうか……と思ったワケだ。


「ま、別にそんな気にしなくていいよ。ボス戦の最中でもいちゃつくほどじゃないんだしさ」


「そうですそうです。それに、仮に離れ離れになったら、離れた時間だけまた会った時の嬉しさが倍になりますから」


「おぉ、んじゃユリカは俺んとこな」


「うむ。ではランコよ、来い」


「了解」


 二人の声は重なり、これで都市解放戦用のパーティが二つ出来上がった。

 さてと……あとはアイテムの買い出しと、この組んだパーティ同士での連携の確認とかだな。

 と、やることを決めてから俺たちは領主館を出て行った。



 ──そして、時はどんどんと流れて。


「それにしても……時間というのは、存外早いものですね」


「あぁ。出来る限り早く準備を終えたつもりだったんだけどな、結局制限時間ギリギリに挑みに行くって感じになるワケか」


「ま、でも平日だってのに、これだけのメンツが集まったんだ。少なくとも負ける要素はないだろ」


「戦力の100%を集められたわけではありませんが……それでも、ここにいるプレイヤー一人一人は、このレイドボスに挑むに値する強さがあります」


 レイドボス戦の準備を終え、再度王の騎士団領主城に集った俺たちは短めに会議をしたところで、どちらの隊がどちらのダンジョンに挑むかを決めた。

 アーサー率いるAチームは第六都市を解放するための砂漠のダンジョン、【地国之金治塔】……という、ピラミッド型のダンジョンだ。

 KnighTが率いてくれるBチームは、第五都市を解放するための雪山のダンジョン【天獄ノ雪山】という、雪山そのものを登頂するダンジョンだ、結構寒い。

 どうしてこういう割り当てになったのかと言うと、どうやら王の騎士団と魔女騎士団が蓄えていた財産を使ってホーリー・クインテット、我々冒険団、ディララたん親衛隊やその他のソロプレイヤーたちなどに動いて貰って、急ごしらえの連合軍による偵察を頼んで、ある程度ダンジョンの様子を見てきて貰ったらしい。

 尤もキチンと準備をしていたわけでもないことから、最初の中ボスの行動パターンを見切るだけで精いっぱいだったみたいだが……それだけでも大きな収穫だった……と言うことで、チームのメンバーを考えてこういう振り分けになったんだとかで。


「では侵入を開始します。準備と覚悟は良いですね」


「応!」


 KnighTの言葉に俺たち全員が手を挙げて応え、先頭に立つKnighTが天獄ノ雪山へと足を踏み入れた──その瞬間。

 彼女が踏んだ場所を起点に巨大な魔方陣が広がり、俺たちレイドパーティを余すことなく囲んだ。


「ッ!? これは──」


トラップ!?」


 KnighTとカオスがそう反応した時には遅く、魔方陣がピカリと光った。

 そして……その閃光に目がくらんだ俺たちは咄嗟に目を瞑り……目を開けた時には。

 やや薄暗く、砂が流れるとわずかな水の滴り落ちる音が反響する……ピラミッド内部と思しき空間が広がっていた。


「っ……ここは、アーサーたちが向かったはずの地国之金治塔!?」


「……まさか」


 俺はすぐに七王のみで話すときに使っているチャットグループに、Bチームが地国之金治塔に飛ばされてしまったことを送信する。

 すると、アーサーからも『Aチームも何故か天獄ノ雪山に飛ばされたんだ!』と返信が来た。


「これはマズいですね……偵察からの報告に、こんなことが起こるとは聞いていませんでした」


「運営め……ヤーなことしてくれるな」


 KnighTは爪を噛みながら悩ましい表情で呟き、カオスは取り敢えずでか玉座に座って酒を飲んでいたが……あくまで警戒のためだろう、多分。

 他のプレイヤーたちはざわついて混乱しているし……こりゃマズいな、今から引き返して天獄ノ雪山まで戻れるのか? この両方のダンジョンは第四都市を挟んで真逆の位置にある……いわば二つのダンジョンの距離はすさまじく離れているワケだ。


「……ダメだブレイブ、出られん。出口に向かって走ってみたが、見えない障壁のようなものに阻まれて指一本外に出すことが出来ん」


「マジすか、となると……うわぁ、アーサーたちも気の毒だな」


「ですが、現状を嘆いて立ち止まっていては変わりません。私たちには進む以外選択肢はないでしょう」


 Nさんの報告で、俺たちに退く選択肢は一切ないと来た。

 悩んでいたKnighTは決意めいた表情をし、モルガンの言葉で俺たちは進行方向へ向き直る。


「いきなりとんでもないギミックが来ましたが、幸いそれ以外は偵察の報告と同じと見て良いようです。

雑魚敵は沸くこともないので、ただひたすらに前に進んでボスを目指すのみ……なるべく歩調を合わせますが、出来る限り速く向かいましょう!」


「了解!」


 KnighTの指示で俺たちは走り出すこととなり、ピラミッドの通路を真っすぐに走り出していく。

 すると走って数分ほどしたところで、すぐに大部屋と思しき場所の入り口が見えて来た……ボスと戦うための部屋ってところか!


「偵察の報告によると、この大部屋のボスは巨大なゾンビです! 大ぶりの攻撃が殆どで、注意すれば躱せます! ですが、耐久力と再生力の高さが厄介なので、ド級の火力で一気に仕留めます!」


「ド級の火力か! なら俺たちにはもってこいだな!」


 俺はそう言って、真っ先に大部屋に飛び込む。

 すると、そこには学校のグラウンドくらいはあろう広さと、10m以上はあろう高さの天井が広がっていた。

 通路の天井は、精々3m程度だったっていうのによ……広すぎやしねえか?


「……おかしいですね、ボスは部屋に入る頃には突っ立っていたと聞きましたが」


「まさか、ボスまで変わってたりなんてしてな」


「やめなさいカオス。偵察隊の努力を無駄にするようなことを──」


 モルガンの言葉を遮るように、軽い地ならしが起き、部屋の中心部にビシビシとヒビが入り始めた。

 喋ってる場合ではない、と俺たちは武器を構えいつでも走り出せる動きを取っていた。

 揺れも通路側に伝わってるみたいだが、俺たちレイドパーティは全員が部屋に突入し終わっている。

 なので、通路が潰されようと、誰が出てこようと怖くなんて──


『ガアアアアア!』


「……おい、あれのどこが巨大ゾンビだ? アホみたいにデカいワームだろ」


「そんな……まさかボスまで、偵察隊の報告と違っているとは……加えて、虫ときましたか……」


 カオスが呆れたようにため息を吐き、KnighTは苦虫を嚙み潰したような顔をする。

 そして、俺は……いや、偶然俺の隣にいたモルガンもそうだったらしい。


「む、む、虫……あ、ぉぉぉ……」


「ひ、あ、え……」


 固まって動けなくなってしまい、青ざめた顔と今にもVRハード側が強制的にログアウトさせそうになるほど心拍がおかしくなった。

 だって、全長10mくらいはあるデッカい虫が、地面から出て来たなんて思うと、今にも失禁しそうになる。


「そういやブレイブは虫苦手なんだったっけな……モルガンもか。おいお前ら、下がれ」


「……おい、どうしたブレイブ。何故動かん」


「あ、そ、その……腰、抜けちゃって、あは、あはは──もりゅげっ!」


「わ、私もです……ごめんなさ──ぷぐえっ!」


 全く動けなくなった俺とモルガンが申し訳なさをいっぱいに手を挙げると、NさんとKnighTの蹴りが俺たち二人に突き刺さった。

 そして俺たちは後列の方まで吹っ飛ばされ、虫にビビッて動けぬまま放置された。


「……ブレイブ・ワン。あなたは間違っていない」


「うん……そうだよな、フツー……あんなデカい虫見たら、どうしようもないよな……」


 俺とモルガンはそう語らい、地に伏したまま、KnighTの指揮するレイドパーティのボス戦を見守っていたのだった。

 

Bチーム 総リーダー:KnighT

【朧之剣】【真の魔王】【集う勇者】【魔女騎士団】

※☆印が小隊長


第一小隊:☆KnighT GianT PrincesS HawK SeeP CaT DoG

第二小隊:☆カオス ホウセン レオ グリンショット Mr.クロニクル アンドレア グリセルダ

第三小隊:☆サンドラ タダカツ リュウ ディアブレ ウィムジー タマモ・バック カゲト

第四小隊:☆ブレイブ・ワン イチカ シェリア ムーン・リバー ココア アリス ユリカ

第五小隊:☆N・ウィーク ハル ツカサ ムラマサ モミジ ラシェル ランコ

第六小隊:☆モルガン モードレッド セバスチャン カイト マリド ジェシカ ジルドレ

第七小隊:☆東雲彩花 時雨 マッスル オブリビオン ジャック ブラッキー アーク

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