登場人物紹介(アルビー編)
第二章は、僕、アルビーが紹介します。
*比良坂 晃
コウ。日本人留学生。とってもシャイ。臆病な兎みたいで可愛い。見た目は小学生で、アジア人は若く見えるから中学生くらいかと思ったら、マリーと同い年で驚いた。でも、年齢を間違えたのは、あのダサい髪型と服装のせいもあると思うんだ。特技は掃除と料理。彼の作るサーモンのおにぎりは絶品。
*アルバート・アイスバーグ
アルビーって皆は呼んでいる。臨床心理学博士課程。博士論文に挑んでいるところ。趣味は彫金。銀アクセサリーは手作りだよ。自然モチーフが多い。
*マリー・ジャンセン
僕と兄妹みたいに育った子。口煩くて気が強いけど、マリーはいい子だよ。趣味はテニス。たまに誘われて一緒にするけれど、彼女の友だち連中は煩すぎて好きじゃない。コウが来てから、やたら彼の勉強をみてやっている。結構面倒見のいい奴だったんだ、と意外な面を発見。
*ショーン・プレスコット
コウの友人。大学進学準備コースで、コウと同じ授業を取っているらしい。僕は余り好きじゃない。コウが悪い影響を受けるんじゃないかと心配だよ。
*スティーブ・ジャンセン
マリーの父。僕を育ててくれた人。銀行の重役で、今は香港勤務。円満な人格者で、僕の理想。
*アンナ・ジャンセン
マリーの母。同じく僕を育ててくれた母親代わり。専業主婦で、家事全般が好きで得意。手作りが好きで、家のファブリック、カーテンやクッションカバーなんかは、アンナが自分で縫ったんだ。陶芸もするよ。




