マネージャー探し
練習試合が終わってからバスケ部現主将 高宮 章 (たかみや あきら)は考えていた。
マネージャー居た方よくね?
ある意味いまさらと言えばいまさらだが、薄々思っていたことが練習試合をしたことで現実問題になったのだ。
雑用は基本的に1年生が交代で行っている。
しかし、それでは1年生が練習に集中できない
そうなると必然的にマネージャーが必要になる。
だが、悲しいかな誰もマネージャーになってくれそうな人は居ない。
やむなく前主将 永山 満月に相談すると、意外な返事を貰った。
曰く、
『俺のマイスイートガール(妹)をマネージャーに据えたらどうだ?
俺の可愛い可愛い可愛い可愛いさやなら章も信頼できるだろうし、何より可愛いしよく働くし可愛いし気が利くし可愛いからな
・・・・・俺の可愛いさやに手ぇ出したら背負い投げして川に沈めて頸椎ヘシ折るだけじゃ済まさねぇけどな・・・』
満月のことは尊敬しているとても尊敬しているのだが、一体この人は妹に対して何回『可愛い』を言うんだろうと疑問に思う
確かにさやちゃんならバスケの知識も多少ある為適任だと思った。
さやちゃんに何かあった時のお兄様からの報復を考えると身の毛がよだつので思考を放棄したのもあるが・・・