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ストリートバスケ

近所の公園にはバスケットコートがある。

俺は小学生のころからずっとここでバスケットをしていた。

1人で、小さかったさやを連れて、友達と・・・

このコートでバスケをしていた。

今は大学に入り、後輩たちに指導する程度しかしない。

それに物足りなさや張り合いのなさ、むなしさを感じ俺は1人でこの場所へ来たのだ。


ダムッ、ダムッ・・・


ドリブルの音がする。

どうやら先客が居るようだ


ズボッ・・・


ボールがネットを潜ったらしい音が聞こえる。

コートに居たのは妹であるさやの彼氏、相良裕だった。


汗をかいているのか無造作に手で顔を拭っている。


荒くなった息を整え相良はスリーポイントシュートの構えを取る。

「やぁ、後輩くん」

投げる直前に声をかける。


あぁ、驚いた顔をしている

久しぶりに1対1でバスケしたいな・・・


「俺と1on1しないかい?」

「いいんですか?」

驚いた顔がさらに驚きに染まる

俺はコートに入る

「ああ、バスケしたい気分なんだ

君から攻めていいよ」

守りには自信がある

相手の意表を突く攻めかたを考えるのが楽しいから守りがだんだん固くなっていった


ドリブルと互いの呼吸だけが響くコートは緊張の糸がキリキリとしまっていく。


一瞬ボールを見失った


気付いた時には抜かれていた


「なに!?」

ズボッ

シュートに声が重なった。


「先輩、俺も未々負けられないんですよ?」

言った顔は不敵に、勝ちだけを求める顔だった。

「次は負けないよ」

俺も不敵に笑った。


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