秘密
たまの息抜きの散歩
夏真っ盛りの今は、日焼け止めクリームをしっかり塗り、帽子をしっかり被って散歩する。
散歩コースは気の向くまま
今日は部活がないから親友の悠紀と2人でピクニック
2人で作ったお弁当とレジャーシートを鞄に詰め、いざ出発!
「いってきまーす」
2人でお話ししながら公園まで歩く
ジリジリと照りつける太陽に向かって咲き誇るひまわり
いちいち草花を観察しながら歩く
普段の日常の中にも新しい発見はいっぱいある
例えば、朝顔が昼まで咲いているとか
マンホールに絵が書かれているとか
発見がいっぱい
公園には人がまばらにいた
ほとんどは子供連れだ
私たちが目指すのはその奥の森林
結構広いし、整備されている
そこにいるだけで日々の雑踏により汚れてしまった心が洗われるような気がする
そんなことを少し考えながら歩いていくと、休憩するには良さそうな木陰があった。
レジャーシートを広げ、座る
悠紀はヴァイオリンを、私はオカリナをそれぞれ構え、世界中のどの楽譜にも乗っていない旋律を不思議に奏でる
森の中に不思議な音色が溶ける
2人で演奏するのは久し振りだった。
裕くんにも言っていない私たちだけの秘密の時間
わざわざ人気のないこの場所を選んだのは誰にも知られたくないから
暑さなんて気にならないくらい楽しみ、笑い合いながら旋律を奏で続けた
久しぶりの休日




