幼馴染みからの宣戦布告!?
ホームルームを終えて翔哉と峻と少し駄弁ると部活に行く時間になる
ユニホームに着替えるために更衣室へ行く
今日の授業永谷さん起きてたなーなんて彼女の事を考える
いつもと同じだ
けど、
今日は少し違った
体育館に行こうとすると後から声をかけられた
「君が相良裕?」
振り返ると永谷さんの幼馴染みと言われていた人が立っていた。
永谷さんの幼馴染みが何の用だろうと少し不思議に思いながらも
「そうだけど?」
「そんなに固くならないでよ、すぐ終わらせるからさ」
知らず知らずのうちに警戒していたらしい
「知ってると思うけど僕は永谷さやの幼馴染みの水上涼だよ、よろしくね」
ニコニコしながら俺の隣に来ると
「君さ、さやのこと好きでしょ?」
「え・・・」
誰にも知られていないはずの感情がよりによって彼女の幼馴染みにバレた
勝ち目ねーじゃん・・・
「勘違いしないでくれよ、僕はさやのこと好きだけどloveじゃなくてlikeだよ。でもすごく大切な存在だよ」
ちょっとホッとしただろと言われたらイエスだと言う。
が、
そう思ったのも一瞬だった
「でも、僕はさやの兄さんからさやに恋人が出来ないようにしろって言われてるから君の妨害はさせてもらうけどね」
何も言えなかった・・・と言うより色々びっくりしすぎて何も考えられない
「まぁ、精々ガンバレ」
そう言いながら水上は手をヒラヒラ振りながら去って行った
その日の部活は身が入らなくて先輩に6割増で怒られた