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臆病な気持ち

気が付くと相良くんが私を抱えていた。

相良くんって私が思ってたよりだいぶ腕とか逞しいな・・・


ドキッ・・・


勝手に顔が熱くなっていく

顔を見られたくなくて相良くんにしがみついた


相良くんの香りがする・・・

凄く落ち着く

そんなことを思って居ると、椅子に座らせられた。

「抱えてごめん!」

開口一番謝られた。

でも、相良くんのお陰で助かったし、意識が半分飛んでいた所もあるため気にしていない

「大丈夫だよ、気にしないで?」

なるべく笑顔になるように強ばった顔の筋肉を無理矢理動かした。「遅くなっちゃったけど、助けてくれてありがとう」

相良くんは恥ずかしそうに頬をカリカリと掻いた。

そう言えばと、私は思っていたことを口にした。

「何であそこに居たの?」

不味いと言う顔をしているけど、どうしても知りたくて

「じゃあ、何で助けてくれたの?」

質問を変えた。

すると途端に耳が赤くなった。

なんか不味いこと言ったかな?

もごもごと口を小さく動かしている。

「・・・・から」

聞こえなかったから、小首を傾げる

「す・・だ・・ら」

「スケソウダラ?」

自分でもだいぶトンチンカンなことを言った気がする

相良くんは首を真横に勢いよく振って否定している。


違うんだ・・・


「すきだから!」

やけっぱちと言わんばかりに普段より少し大きな声で言って私に背を向けてしまった。


スキダカラ


すきだから


好きだから


・・・好きだから!?


「好きってlikeだよね?」

声が少し震える

「違う」

相良くんの声はもっと震えていた

ドキッ・・・


今、少しの勇気があるならば、なにか変わるかも知れない

そう、思っていることを口にする勇気が

気持ちに反して口は中々開いてくれない

でも、今しかないんだ!


「私もすき」


開いてくれなかった割りには自然と言葉が零れた。


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