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合宿2日目(午後)

午前中の満月先輩のシゴキは死ぬかと思った。

まぁ、高宮先輩は倍だからさらにキツいのだが

トレーニングや筋トレが嫌だ、全力で逃げたいと思ったのはこれが初めてかも知れない


それはさておき、午後は永谷妹が組んだメニューの為無理は無いと思う。


ジャンプボールは俺と高宮先輩

永谷さんがボールをあげる

バァン!

少し鈍い音がした

ボールは俺の後ろに向かって吹っ飛んだ


ドッ、ドッ、ドッ・・・

ドリブルをカットしカットされ

シュート打ち、打たれ

コート内をいつもより走り回った


「休憩でーすー」

俺たちの声に負けない音量で永谷さんの声が響いた。

タオルと飲み物を受け取って一気に飲む

冷たいスポーツドリンクが喉を通って胃へ落ちていく

この爽快感最っ高!!

「スゲー、一気飲み・・・」

化け物でも見るような目しながら伊江先輩が呟いた。

伊江先輩は冷たいものを一気に飲んだり食べたりすると腹を壊すらしい


休憩が終わるとコートにぞろぞろと戻り、試合の続きをする

日差しが少し強いが風があるためスポーツが苦ではない

むしろ快適だ

水分補給を小まめにしながらコート内を跳ね、走り回る

合計1キロのおもりに動きを制限される

永谷さんがおもりを調節しているため、転んだりする怪我人も出ない

時間は早く過ぎ去った


合宿所に戻ると筋トレなどで目一杯しごかれた部員が転がっていた

「し、真!?

どうした?」

近くに真が落ちていたので拾った「やべぇ、マジ体キツいわ」

と言ったきり寝てしまった


疲れて寝てしまった部員を部屋に放り込み、風呂に入る頃には7時を過ぎていた。

昨日より人数が少ないので急いで頭を洗わなくていいのはちょっと嬉しかった

疲れた体にじんわりとお湯の暖かさが染みる

風呂でのリラックスで水死体が出来上がりそうな程くたくただ。

早々と湯船から上がった



食堂で夕食を食べ終えると、高宮先輩が大きな声で

「思ったよりみんな疲れたみたいだから明日の練習はなしだ

今いない連中にもちゃんと連絡するように

以上、解散」

その声を合図に全員部屋へ帰っていった

大きなあくびを漏らしながら俺も部屋に戻り、倒れ込むようにふとんに入った。


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