prologue
夜の東京の街並み中の建物の一階ににその店はあった、
普通に歩いていく人間なら気付きもしない奇妙な店。
アンティーク調で
お洒落なカフェを連想させるが、
店に掛かっている看板がどこか違和感を持たせていた
†under cafe†~shadow~
普通のカフェならば入口にメニューが書いてあるはずのボードには、常人なら『悪ふざけだろう』と思うようなことが書いてあった、
それが尚更違和感を増幅させた。
下記に当てはまる方大歓迎
※人生に疲れた方
※無駄に自己主張する方
※誰かに当たりたい気分の方
※構ってほしい方
※その他興味を持った方
お代は頂きません。
入るか入らないかは貴方次第、
責任は負いません。
さぁ、あなたも
日頃の鬱憤晴らしてみませんか?
常人なら思うだろう。
なんだこの店は、気味が悪い、と。
しかし、世の中にはいるのだ。
こういうものを求めている人間が、
彼女は言った
『だから私はそいつらのために作ってやったんだ。
感謝しろ、人間よ。』
『さぁ、今日はどんな客が来るのだろう。
どんな人間でも構わない。
私が正してやろう。
私がこのセカイを正すのだ。』