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力の魅力2
次の日田口さんを含め再度話し合いをするべく私たちは生徒会室に集まった。
「なるほどね、まあ私が言える話じゃないけど能力が上の者が下の者に対して問題を起こすのは少なくないからね石田もその被害者の1人ってわけね」
会長は田口さんの話を聞き、椅子の上で胡座をかきむむむと唸っている
「そうですね、それもここの地域は特に生徒会が活動していなかったからというのもあってそう言ったことは目立ちますね。」
「私は青だからどっちにもいけない中途半端な立ち位置でなかなかいっつも友達出来なくて、そんな時2人が声かけてくれたの」
田口さんは涙目になりながらポツリポツリと言葉を並べる
「あんたそれ本気で言ってんの?」
彼女に同情心を感じないのは勿論黒條だ
「それはどう言う事だ?」
こいつは結構つっかかってくるそれも何と無くじゃないしっかりと自分の考えを持ってだ
「勉強できる奴は勉強できない奴と仲良く出来ないのか?そんな事ないだろアンタがどっかでカラーについてコンプレックスを持ってるから仲良く出来ねぇんだよ」