千里眼の持ち主セキガ
二十年前世界をかけ人間と異種族の大戦争が起こり、多くの死人が出た。そして人間や異種族が次々殺されていく中、黒髪の眼帯をした二十代の男が異種族を率いる巨大オーガに話をし
「おい、このまま殺しあっても人数が減り続け、どちらかが生き残ってもできる事は少なくなるだろう。ともに仲良く共存するってのはどうだ?」
「確かに。お前の言うとおりだ。俺たち異種族が住みやすい環境にするために人間を滅ぼそうと戦争を始めたが、今じゃ俺たち多種族もたくさん死に良い環境ではないな。仲良く共存するということで良い」
そうして戦争は終わったのであった。
それから二十年後。
今ではこの話も徐々に忘れられていき、人間はモンスターを金のために殺したり、奴隷にしたりし、モンスターはモンスターで人間の土地を奪おうと人間を殺したりし、仲良く共存することは難しくなっていた。
この物語は人間と異種族が仲良く共存する世界を目指す一人の少年の物語である。
俺の名は生まれた時から千里眼の持ち主。セキガ。十五歳だ。千里眼っていうのは攻撃されかけたり、自分に危機が訪れようとしたときに何が起こるか見えるまぁチート能力みたいなもんだ。ちなみに左の眼は生まれた時から視力がなく、眼帯をしている。ちなみに俺の父も千里眼の持ち主で、右目が生まれつき視力がなく眼帯をしている。二十年前の戦争で大活躍したらしい。ちなみに今は共存王国という王国を持っており、大富豪だ。
そしてセキガが街を歩いていると、二本の角が生えた小さなオーガがセキガぐらいの五人の少年たちに囲まれて枝や石ころでいじめられていたのだった。
「痛いからやめて」
「何がやめてだ。さっさと人間が住んでる街から出ていきやがれ」
「そうだそうだ。どうせお前なんか、人間を食い物としか見てないだろ」
「もう人間を食う前にここで殺してやる」
そう言い、一人の少年が大きめの堅い石を投げつけようとした瞬間、その子の腕を後ろから、強くセキガが握りしめたのだった。
「そこまでだ」
「なにもんだ?お前。腕を放しやがれ」
「放してどうすんだ?この石を」
「こいつにぶつけて殺すんだ」
「そうか。こいつはお前たちに何かしようとしたのか」
「してねぇけど化け物だからあぶないだろ」
「何があぶねぇんだ。何にもしてないんだろ。ならいいじゃねーか。俺は異種族が化け物なんて思ったこともねぇぜ。それでどうする?このまま退散するっていうんなら放してやるがまだやるっていうならおれが相手してやるよ」
そういいセキガは握りしめる力を強めたのだった。
「わかった。わかった。退散する。だから放してくれ」
「もう二度といじめんじゃねぇーぞ」
そして腕を放した瞬間、持っていた石をセキガに向けて投げてきた。すごいスピードで飛んできたが千里眼でそもそも、石を投げてくることが分かっていたので、キャッチし、投げ返しその石はその少年の顔面を直撃し、少年は倒れたのだった。
「お前らもこうなりたくなかったら。さっさと退散しろ」
「ひいっ」
「立てるか?」
そう言い、セキガはオーガに手を差し伸べたのだった。
「大丈夫。立てる。君はいったい」
「俺は異種族と人間が仲良く暮らせる世界を目指している、セキガだ。これからもああいうのがいるとおもうが気にせず生活したらいいぜ。それと今みたいに危ない目にあいかけたら、少しぐらい手を出してもいいから逃げろ。じゃねぇと、俺があそこで来てなかったら確実に殺されてたぜ」
「でも、手を出したらまた化け物だとか言われてもっとひどいことをされるかもしれないじゃないか」
「言われるかもしれねぇが俺は何もしてねぇのに手を出す方が化け物だと思うぜ。そういやまだ名前聞いてなかったな。名前なんて言うんだ?」
「俺はオーガのオキクイだ」
「この辺に住んでんのか?」
「少し離れた異種族がたくさん住んでいる町に住んでいる」
「そうか。俺はこの町に住んでんだ。あのでっかい豪邸があるだろ。あれが俺ん家だからまた何かあったらいつでも来ていいぜ」
「わかった」
そして二人は別れたのだった。
その日の夜。
ここはオキクイの家。
オキクイは巨大オーガのお父さんと一緒に食事をとっていたのだった。
「父さん今日人間にいじめられていたところを左目に眼帯をした、異種族と人間が仲良く共存する世界を目指している人間の男の子が助けてくれたんだ」
「そりゃよかったな」
そういや、二十年前に仲良く共存する提案をしてきたやつも右目だったが眼帯をしていたな。
そのころセキガの家では。
「セキガ最近はどうだ?」
セキガの父が聞いた。
「今日もいじめられてたオーガを助けたぜ」
「そうか。そりゃいい事だがあんまり乱暴しすぎるのもよくないぞ」
「わかってる。わかってるっていうかそもそも異種族をいじめるのが悪いんじゃねぇか」
「そりゃそうだがセキガ。時代は変わってしまった。人間と異種族が仲良く共存する世界は無理なのかもしれない」
「そんなことねぇ。父ちゃんが人間と異種族が仲良く共存する世界にしようと提案し、二十年前に戦争は終わったんだろ」
「それはそうだが最近では人間はモンスターを金のために殺したり奴隷にしたりするだろう。異種族は異種族で土地を人間から奪おうとして争ったり、どちら側も悪い。もう誰も二十年前の戦争なんて覚えていないのかもな」
「そんなことはないと思うぜ。実際、俺は異種族の友達がこの町にたくさんいる。俺はこれからもいじめられてる異種族がいたら助け人間と異種族が仲良く過ごせる世界を目指す」
そして、深夜。
セキガがは外が騒がしく目が覚め、外に出てみると、そこは辺り一帯人々の死体だらけであり、少し離れたところでセキガの父が倒れており、向かい側にはなぜか巨大オーガになっているオキクイが、セキガの父を殺そうとしていたのだった。
「何してんだぁー。オキクイー」
叫びながら、駆け寄ったのだった。
「セキガ待っていたぞ」
「おい、オキクイ色々聞きてぇことがあるがまず一つ目だ。これ全部お前がしたのか?」
「そうだが。何か悪いか?」
「悪いに決まってんだろ。どうしてした」
「そりゃお前たち人間が悪だからだ。セキガ何が人間と異種族が仲良く過ごせる世界を目指すだぁー。つい二時間まえ寝ているところを狙って、三十人ぐらいの人間が攻めにきた。父さんや仲間たちが全員殺され、街で生きてるのは俺だけだ。そこで俺は三十人の人間すべてをその場でぶっ殺し食った。そして俺はそこで確信した。人間は悪だと。この王国に来る前にもたくさんの人間を殺して食い、俺は巨大オーガになった。ということでセキガお前にも死んでもらい、俺の栄養になってもらう」
「俺言ったよな今日。危ない目にあいかけたら、少しぐらい手を出してもいいから逃げろ。って。なのに、お前は攻めに来た人間どころか関係ない人たちまでぶっ殺して食ったってのか。こんなこと言いたくねぇが巨大オーガになった今のお前は化け物だ。食われる前にこの俺がぶっ倒してやるよ」
「逃げろセキガ。こいつの動きは速すぎて、何が起きるか見えなかった」
セキガの父はセキガのズボンの裾をつかみながら言った。
「父ちゃんこそ逃げろ。ここで俺がオキクイをぶっ飛ばさないともっと被害が増え、それこそ人間が滅びるかもしれないだろ」
「それはそうだが。俺でもこのありさまだ。多分セキガでは勝てない。というか確実に死ぬ」
「じゃあどうしろっていうんだよ」
「今は逃げるか死ぬしかない」
いや待てよ。あの手があったか。
「おい何しようとしてんだ。父ちゃん」
その時、セキガの父は自分の左目を抜き取り始めたのだった。
そして抜き取り
「この左眼をセキガお前の視力がない、左目を抜き取ってはめろ」
「何言ってんだ。マジで意味分かんねぇよ」
「俺は生まれる少し前、神に千里眼を授かったんだ。そして戦争をとめて間もなくしたころ、千里眼を与えてくれた神が脳内に語りかけてきたんだ。今後お前は結婚し子供ができ、子供にも千里眼を授けると。まぁ母さんはお前を産んだ時に死んだんだけどな。そして、子供が必ずピンチの時が来ると言ったんだ。その時はお前の千里眼の眼玉を抜き取り子供に渡し、視力がない眼玉にはめると、両目が千里眼になるだろ、そしてすごい力が目覚めるから必ず覚えておけと言われたんだ。ってことで、さっさととはめろ。ちなみに神の力で痛みがなくきれいに抜き取れるようになっている」
「意味は分かったけど。父ちゃんはどうなんだよ」
するとその時オキクイはセキガの父をすごいスピードでつかみ、口の中に放り込み食ったのだった。
「やっぱり、殺す前にどん底に叩き落しとかないとな。ガハハハハ」
「何が面白いんだ?お前は今、お前がされたことと一緒の事を俺にしたんだぞぉー。」
そして眼帯を外し、左目を抜き取るために引っ張り抜き取り、父の千里眼をはめたのだった。
そしてはめた瞬間、目玉の筋肉がくっつき始め、神が脳内に語り始めたのだった。
いやぁ人間と話すのはお前の父と話した以来だ。初めまして。セキガ君。僕は神のカセ。大変なことになったね。あと数十秒で筋肉がすべてくっつき目が見えるようになり、すごい力が目覚めチートになるから、必ずぶっ倒してね
ああ必ずぶっ倒してやる
そして目が見えるようになった瞬間セキガは殴り掛かりセキガの拳が触れた瞬間、オキクイはすごい勢いでぶっ飛んだのだった。
「すぜぇな。チート能力。最高だぜ。ちゃっちゃと終わらすぜ。ちょっと待ってろ」
そう言い、セキガは軽く飛び宇宙まで飛んだのだった。
そのころ、オキクイは。
いったい何が起こったんだ。傷が再生しない。それにしても、いったいどこに行ったんだ。今の間に逃げるか。
するとその時、セキガの声から空中からしたのだった。
「これで終わりだぁー」
なんととセキガは巨大な隕石を宇宙から持ってきそのまま、オキクイに向けて落下させ、「ギャー」オキクイは、まる焦げになり死んだのだった。
その後セキガはまる焦げになった、オキクイを食った。
「うんめぇ」
一年後、また人間と多種族の大戦争が起きたがセキガがとめ、人間と多種族が仲良く共存する世界に戻ったのだった。
みなさんこんにちは爆裂ボムです
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