表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本野と一緒に青春をする  作者: 美空


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/24

寒い夜


「……寒いね」


「そうだね」


息が白くなって、すぐ消えた。


「お腹すいた」


「……わかる」


少し歩くと、明るい光が見えた。


「あ、コンビニ」


本野が指をさす。


「入ろ」


「……お金ないよ」


「じゃあ、作り出す?」


「それ犯罪。絶対やめて」


即答すると、本野はむっとした。


「えー。なんか食べたい」


私はポケットの中を探って、指先に残った硬貨を握った。


「……仕方ないな。

私の、ごくわずかなお金で、なんか買ってあげる」


「ほんと?」


一気に顔が明るくなる。


「ありがとう。じゃあ、肉まん」


コンビニに入って、カウンターに立つ。


「すみません、肉まんひとつください」


「はい」


受け取った肉まんは、湯気が立っていた。


外に出て、半分に割る。


「はい」


「え?」


「友達と、半分こ」


本野は一瞬きょとんとして、それから笑った。


「……青春っぽい」


私は小さくうなずいた。


寒い夜だったけど、

手の中の肉まんは、ちゃんとあったかかった。


「2人で食べると美味しいな」


「、、、うん」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ