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本野と一緒に青春をする  作者: 美空


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本野、楽しい青春ありがと



「楽しかったね。じゃあね」


「じゃあね」


家のドアを開ける。


「ただいま」


返事はない。


いつもより、少しだけ静かな家だった。


靴を脱いで、自分の部屋へ向かう。


机の上に、見覚えのないものがあった。


「……何これ?」


一冊の本。


表紙は、少しだけ見覚えがある。


パラ。


ページをめくる。


「……本?」


読み進める。


そこには。


本野との生活が、書かれていた。


出会い。


バイト。


ゲーセン。


ネズミ遊園地。


全部、全部。


「あ……あ……」


ページが滲む。


私は本を抱えながら、泣いた。


声を殺して。


最後のページ。


そこには、丸い文字で書いてあった。



今までありがとう。

楽しかった。

私がいなくても、これからも青春楽しんで。



ぽた、と涙が落ちる。


本野がいない毎日は、

何かが足りないように感じる。


でも。


笑える。


愛と、これからも。


ちゃんと青春していける。


本野がくれた物語は、終わったけど。


私の物語は、まだ続いている。


私は本を閉じる。


パタリ。


窓の外には、夜。


でも、どこかあたたかかった。


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