楽しい
「混む前にお昼ご飯にしよ」
「賛成〜!」
「みんな、何食べたい?」
「ふむふむ、なるほど、ハンバーガー」
「なんも言ってないよ?」
「顔が言ってた」
「そう言ってたよ」
「え、こわ」
「じゃあ、ケップケッフ行こう」
「名前ちょっと違わない?」
三人で笑いながらお店へ。
「わぁ、いい匂い」
焼けたパンとお肉の香り。
「どうする?」
「うん、私はこのハンバーガーにする」
「うちも」
「じゃあ、みんな同じのね」
席に座って、
ぱく。
「……やっぱり、美味しいね」
「最高」
「お腹いっぱい」
三人で満足顔。
「さすがにこのあとアトラクションはきついから、お土産みよ」
「いいねー」
ショップへ。
「あ、これ可愛い」
「みんなでおそろにして、カバンにつけよ」
「いいね!」
愛はどんどんカゴに入れていく。
「みてみて、これ美味しそう」
「てか、愛、買いすぎ」
「だって、どれも可愛いし、思い出残したい」
「だとしても、限度」
私はそのやりとりを見て、思わず微笑んだ。
いつもの二人。
変わらない感じ。
「夢乃は何買うの?」
「このクマフレンズのポーチとチョコ缶かな」
「かわいいじゃん」
「本野は?」
「私は……キーホルダーだけかな」
「少ないね」
「う、うん」
一瞬だけ、本野が視線をそらす。
でもすぐに、
「その分、写真いっぱい撮るし」
って笑った。
私は少しだけ、胸がきゅっとした。




