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な、なんでカラオケ屋?
パッ。
一瞬、視界が白くなってーー次に目を開けたとき、私は派手なポスターに囲まれていた。
「......えっ、ここどこ?」
「カラオケ屋」
「えっ?」
思わず声が裏返る。
「私が指を鳴らすとね、行きたい場所に来られるの。
で、私は夢乃と一緒にカラオケでバイトしたかった
から、ここにきたの」
「だからって、勝手に連れてこないでよ.......!連れて
くるなら一言くらいーー」
「はいはい」
私の抗議を軽く流して、本野はカウンターに向かった。
「あ、店長さーん。バイトしに来ました。本野と夢乃
です」
「ああ、電話の子たちね」
出てきた店長は、忙しそうに奥を見ながら言った。
「今ちょうど人手足りなくてさ。今日から入れる?」
「......え、きょ、今日から?」
「うん。はい、エプロン。あそこで着替えて。荷物は そこね」
断る暇もなく、エプロンを手渡された




