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本野と一緒に青春をする  作者: 美空


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19/24

またまた厄介客

「おい、誰だよ、この唐揚げ作ったのは。不味すぎ  る。」


「すいません。作り直してきます。」


「当たり前だ。もちろん、無料代だよな。」


「もちろんです。唐揚げ代は無料です。失礼しま 

 す。」


頭を下げて、お客様の部屋を出た


厨房

「あのすいません。

 この唐揚げ交換してもらってもいいですか。」


「え、なんで?」

店長は不思議そうな顔をしていた。


「お口に好まなかったらしいです。」


「そうか。今、チンするから、待ってて。」


チン。


「あいよ。」


「ありがとうございました。」

私は急いでお客様に唐揚げを持って行った。


「すいませんでした。唐揚げです。」


「はぁー、これもまずい。」


「すいません。お口にあいませんでしたか」


返事はなかった。

でも、その沈黙が、答えだった。


私は顔を上げて、続ける。


「こちら、本日ご利用いただける

二〇%引きのクーポンです」


テーブルに、そっと置く。


「不快な思いをさせてしまい、

大変申し訳ございませんでした」


少しだけ、間を置いて。


「次回は、お客様が快適に過ごせるよう、

改善いたします」


もう一度、頭を下げる。


「……失礼いたします」


背中に視線を感じたけれど、振り返らなかった


店長は、少しだけ頷いて言った。


「さっきの対応な、正解だよ」


一拍おいて、


「相手に振り回されなかった。それでいい」


それだけ言って、厨房に戻っていった。



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