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本野と一緒に青春をする  作者: 美空


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18/24

え、1人でホール


「ごめん、どっちか厨房に入ってくれない?」


カウンター越しに、店長が言った。


「注文、多すぎてさ。俺ひとりじゃ無理」


一瞬、店内を見渡す。

待ち表示が、ずらっと並んでいる。


「わかりましたー」


本野が、すぐに手を挙げた。


そして、私のほうを見る。


「じゃあ、夢乃」


少しだけ、間を置いて。


「ホール、頑張れ」


「……うん」


それだけだった。


本野はエプロンを直して、厨房の奥へ消えていく。

ドアが閉まる音が、やけに大きく聞こえた。


――ひとり。


カウンターの前には、お客さん。

モニターは点滅している。


「すみませーん」


「は、はい!」


声が裏返ったけど、足は動いた。


本野はいない。

でも、私はここに立っている。


逃げなかった。


私は、深く息を吸って、次の注文を取った。

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