表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本野と一緒に青春をする  作者: 美空


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/24

数学


「……疲れた」


椅子に座った瞬間、思わず声が出た。


「次、何?」


「数学」


「えー……」


本野が大げさに机に突っ伏す。


「それ、寝かしにきてるじゃん」


「でも、楽しいよ」


「え、まじで?」


顔を上げて、こっちを見る。


「私、数学苦手だからさ。助けてね」


「……うん」


チャイムが鳴って、授業が始まる。


先生が黒板に式を書く。


「じゃあ、この問題。本野、答えて」


「……え」


本野が、ちらっと私を見る。

もう一度、ちら。


――完全に、助けを求めてる。


仕方なく、私はそっとノートを見せた。


答えのところだけ。


「……えっと……」


本野が言いかけた、そのとき。


「こら、本野」


先生の声が飛ぶ。


「夢乃に助けを求めるな」


教室が、少しだけざわついた。


私は、びくっとしたけど――

なぜか、嫌な気はしなかった。


本野は、肩をすくめて小さく笑う。


「はーい」


私はノートを閉じて、前を向いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ