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女子会
ベッドに並んで座る。
「ねえ、恋バナとかしようよ」
本野が楽しそうに言った。
「……そういうのは」
言い終わる前に、遮られる。
「あ、そういう系無理なんだ。笑」
からかうように言って、本野はすぐに切り替えた。
「じゃあさ、ババ抜きしよ」
トランプを広げる。
「うーん……どれがいいかな」
少し考えてから、本野が一枚引く。
「、、、これかな?」
一瞬の間。
「あー、ババだ」
「え」
「ひどいよ、夢乃」
本野は本気っぽく頬を膨らませた。
「本野が自分で選んだんじゃん」
「それ、言わない約束でしょ」
二人で顔を見合わせて、小さく笑った。
家の中は相変わらず静かだったけど、
この部屋だけは、少しだけあたたかった




