9 魔法使い爆誕
少しぬるい目のお湯に2人で浸かりながら淡々と話は続く
「まずこの星には魔素と言うのが凄く微量ですが存在しています。この国ではかつて龍脈とか言われた物が、その本流です。現在でも影響力がありそれはパワースポット等と呼ばれ認知はされています。神社やお寺にもございましたが、信仰心のかけた現代日本では凄く微量なものが更に微量に成りました。昔話や逸話、伝記など話に聞くものもあり血筋等と大切にされていましたが昨今、形だけの住職や巫女、神官と多く力を行使出来るものは少なくなりました。」
「む…そうか、僕もその他大勢の無宗教な日本人だし近くの神社やお寺とか殆ど行くことないからなぁ、そっか本当に神様の様な存在が昔はあったんだなぁ…」
「安心してください、近場の神社やお寺には、力のある者が居らず結局祭りにしても地域の老人会の集まりみたいなのになってますのでなんの効果もございませんよ。テレビ等で取り上げられている大きな祭り位にしか興味もないようですね。案外神様と呼ばれる方たちも俗物なんです」
「うわぁ…辛辣…」
「話は戻ります。その微量になった魔素ですが身体に取り入れれば循環させられるようになります。体内に取り込み循環させると魔素は魔力となります。そうすると、認知できるようになります、そこにあると認知すると体内にある魔力と、外にある魔素を混ぜる事によって現象を起こす事が可能になります。それが魔法です。現在、ソウマ様の体内には既に魔力が循環していますので外にある魔素を認知できるようになっているばずです。あると認知するのです。あって当然と、やってみてください。そうですねまずは体内にある魔力を認知した方がやりやすいようです。オタクの教養が役に立つのではないでしょうか」
「体内にある魔力…」
僕のオタク知識では目を閉じ集中することが大事と…
…
…
…
おヘソのあたりでモヤッとするものが…
「はっ!あった…これが魔力…」
ニヤッとしてしまった。
そっかー、魔法使いになれるんやなぁ…童貞では無いけど魔法使いになれる!歓喜に震え目を開けると薄く光るの粒があるように見えた。
「見える、見えるぞ!これが魔素か!」
「やはり優秀ですね、既に魔素が可視化されましたか、体内の魔力を指先で良いので動かしてください。そして、詠唱してください、定型文はございますが、その辺は結構曖昧ですので、ご自身で分かりやすく頭で現象を想像しやすい詠唱で大丈夫です。そうすることによって定着化しやすく無詠唱まで最短になると思います。」
よし、まずはやっぱ火だよな、そんで大きい火は危ないから小さな火で、ライター位の火種で良い、まずはそれを…
「我が体内に流れる魔力を指先に、そして紡がれる小さな炎、それは風にも負けず雨にも負けない…着火」
ターボライターのような想像をしてしまった。しかしその言葉にはキチンと想像が乗ったようで指先からボーっと小さな火がバーナーのように噴き出た
「うわぁ、熱っ…くないな、自分の火では火傷をしないのか、でも燃え移った奴はダメなんだろうな…」
一旦消してもう一度別の詠唱をしてみる。
「我が体内に流れる魔力を指先に、そして弾けて灯る小さな灯火、燭火」
指パッチンしてみた、そしたらでた!
想像したのはロウソクに灯る明かりに使うような火
「スッゲェ!スッゲェ楽しい!魔法使い爆誕だ!」
消して次の言の葉を考えていたらヒフミさんに止められた。
「楽しくなるのは理解しますが調子に乗ると魔力切れで目眩を起こしたり最悪気絶することもございますのであまり大きな現象を起こさないでください。今ならお助け出来ますがここはお風呂です。溺れてしまいますよ。少しづつ魔力を使い容量を増やしましょう。魔法が定着すると効率化され使用魔力も少なくなりますので使用は禁止しませんがとりあえずは極力小さな現象で止めておいてください。」
「おっけ!次行くよ…次は光だ!
体内に流れる魔力を指先に、闇を打ち払わん、輝け星の如き光、光源」
瞬間、部屋中に眩い光が指先からでた。火は自分を傷つけないのに光で目はやられた。一瞬で目がやられた…
「目がぁ目がぁぁぁ!」
「だから言ったでしょう調子に乗らないでくださいと…ソウマ様は適性があるので大きな現象を起こすような言葉を紡ぐと現象が起きてしまうのですから、今回のは"星の如き光"が致命的です。光でよかったですよ。全く…」
と、お説教されているが僕は目が痛くて悶絶している、そして解除を忘れていたので魔力が枯渇し気絶してしまった。
気づけば自宅のオフトゥンの中でした。運ばれたようです。ダメだと言われたはずなのに調子に乗った自分が恥ずかしく、起きたと伝えるのもなんだかなぁっとなりもう一度仕事の時間まで眠るのであった。
毎日更新!としたいのに昨日更新出来ませんでした。
前日の寝不足に襲われ帰宅後即寝落ち!
自分に甘い性格なので毎日更新して習慣付けようと思っていますのでできるだけ毎日更新頑張って行きます。




