29 犯罪行為はダメ絶対
瞳が気になり思わず見てしまったのだがそれにすぐ気づかれてしまった。
「あはは、気になってそうだね。君たちの星にはいなかった?王位の証なんだよ。この瞳は魔眼でね魔力を込めると発動するんだ。」
「魔眼…カッコヨ…」
「リアル魔眼…」
思わず僕とハルキは声が漏れてしまった。
「王位の証と言っても僕たちは継承権が低いから、そのその能力も無くなってしまえけどね。だいたい成人する頃には無くなってるはずだよ。」
なんとも不思議なものだ。成人で無くなる能力とは言え生まれた時の王の子としての証明にはなる。確実に王の子を残せるシステムチックな魔眼だ。
「そう言えば僕たちの成人って最近18になったんだけど、魔法科学の進んだここでは成人って何歳なの?」
少し疑問に思ったのでヒフミさんに聞いてみる。
「日本人の平均寿命は80歳から90歳位ですよね?しかしこちらでは寿命は250歳を超えています。500歳を超える方も結構おられますので成人の節目は50歳前後と言われています。」
「じゃ僕なんかまだ成人前って事か!」
なんとビックリ、僕は年齢で言えばまだ子供らしい。
「僕はまだ子供じゃないか…アカネさんなんかまだ幼児だ…」
わなわなと震えていると王子様がクスクス笑いながら答えた。
「そうか、そう言えばそうなんだね。僕は42歳妹は40歳なんだ。もうすぐ成人式の年齢なんだよ」
王子様はハルキと同年代、王女様は僕と同年代らしい。なるほどハルキと王子様は横に並ぶと確かに同年代と言える感じがする。
王女様は見た目幼く見えるので僕と横並びは犯罪にしか見えないが…
「僕が40歳で、こっちのハルキが42歳なんですよ。あっ自己紹介まだでしたね。僕は有宮颯馬、ソウマと呼ばれています。コッチは一ノ瀬春樹、ハルキと呼ばれています。」
そして各々、自己紹介が始まった。アカネさんの年齢を聞くとやはり驚いていた。ホントに17歳ってここでは幼児らしい。見た目は成長しているので違和感を感じるとのことだった。
「キミたちの出身は地球だったかな?どうやら僕の知らない事で沢山のようだね、どうだい?お茶でもしながら話をしようじゃないか?」
周りに集まってきていた僕たちのサポーターのヒューマノイドがヒフミさんを残してお茶の用意をする為退室してしまった。あっという間に…
「凄いですね。決定もしてないのに準備に向かっていきましたよ?国家権力ってやつ?」
「うん?違うよ?彼ら人工知能は人の役に立つ事が至高と考えるらしいんだ、だから僕たちがやりたい事をしてもらうのは権力とかは関係無いよ?僕の意見なんか彼らにとっては何の力も無いんだよ。
そして、この場に至っては僕の意見より、ソウマ君、キミが優先されるようだよ?あくまでも僕たちは客人扱いみたいだね。」
周りの5人からの視線と王子様と王女様の視線が痛い程突き刺さる…
そう言えば昨日の夜、権限レベルが5になったって言われた様な気がする…寝る前だったから聞き流してしまっていた。
「レベル自体は聞かないのがマナーだから僕たちは聞かないけど、すごいね、権限レベルの上がり方って人それぞれらしいんだ、余程相性が良かったんだろうねぇ。
おや、準備が整ったようだよ、では行こうか」
と、扉を向くと5人のサポーターがお辞儀をして僕たちを招いている。
ラフなお茶会しかしてないから緊張感が半端ない
お茶をしながら、王子は何やら空中で操作している。
「どうやら、粗暴な人たちも一緒に来てしまったようだね。彼らはこれから大変だなぁ」
「わかるんですか?」
「魔眼の瞳の能力の1つ、情報開示になるんだけど、彼らから情報を受け取り、僕にしか見えないウインドウが現れるんだ」
道理で空中をタップしたりスワイプするような行動がみれるわけだ。
「彼たちはどうなるんでしょ?」
「一部のカプセルで教育受けてる彼らは今後に期待、そして…あの原始人のように暴れ回ってる彼らは…」
ゴクリ…ヤバそうな雰囲気…緊張感が漂う中
「傭兵になってダンジョン探索だね」
どうしよう…それって望むところなのだが…
ワクワクしてるのがバレたのか王子は半笑いでこちらを見つめて答える。
「傭兵は過酷だよ…一部が宇宙海賊になったという、例もあるんだ。その末路は先ほども見ただろ?」
確かにあのゴリラとサルのグループなんか海賊っぽい…お似合いではある。
「でも確か、帰れなかったりした場合、お見舞い金みたいなの渡すとか契約書に書いてましたよね?」
「アレには、法に触れなければと記載があったはずだよ?宇宙海賊行為は犯罪行為、つまり違法なんだ。そして宇宙海賊には人権は無い。なのでそうなったら無効だよ。君たちも気をつけてね。」
言ってる事はアレだがイケメンでキラキラしてるから爽やかな雰囲気でコチラに笑顔をむけてくる王子様である
「違法な行為について勉強しなきゃ俺達も危ういかも…」
と、ノア達3人は呟いたのだがここでヒフミさんが王子様のおかわりを注ぎながら言ってきた。
「大体は大丈夫です。アツくならずに冷静な判断を心がけていれば法に触れることはございません。もし、迷ったら立ち止まって考えてください。睡眠学習で学んだ事が生かされるはずです。例えば大きな声を出す事が法に触れる事はどういった時でしょう?」
考えてみるか…んーと何々…
「んー故意に相手を威嚇しての大声は違法、公共の場での罵るような声での大声」
「思い浮かぶでしょ?酒場等で酔っ払い大声で喧嘩した2人の罰則は何でしょう?ではアカネさん」
「ひゃ、ヒャい…え~と…1日の拘置、罰金500リル…」
「そうですね、正解です。因みに路上等では2倍の2日の拘置と1,000リルとなります。このように睡眠学習で学んだ事で法に触れるかどうかっと考えれるようになっていますので、落ち着いて行動すれば、大丈夫です。」
僕たち3人は知っていた、ヨクトマシンと睡眠学習で効率が良いと。しかし、ノア達3人は凄く混乱していた。どうやら体感してはなかったようだ。
「ヨクトマシンと睡眠学習は君たちの会話で何となく聞いていた。ヨクトマシンのおかげで筋肉も全盛期異常に鍛えれたし、魔法も少し使えるから忌避感も感じない。しかし、睡眠学習とヨクトマシンの相性の良さは驚異的だな…努力して勉強して大学って俺たちは育ってきたけど…これからの時代って凄いことになるかもしれんな…」
僕たちは学園に入学する予定だが、ノア達3人は親善大使と言っていたから、この後の予定はどうなってるんだろう…と思っている時、王子様がニコニコしながら言ってきた。
「君たちは本星に着いたらまずは健康診断なんだけど、その後は学園に6人で通ってもらう予定らしいぞ。なのでそこで一般的な我が首都星の生活に慣れて、体感して、感じたことを伝えるべき人に伝えてほしいと願っているよ。そしてまずは楽しんでもらえれば僕たちも嬉しいな。」
なんという破壊力のイケメンパワー、アカネさんとオリビアさんの目がウットリしてる。王子様ぱねぇっす
そしてどうやらまだまだこの6人での行動になるようだ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
夜、肌寒く感じるようになりました。風邪など引かず元気に次話も読んでください。
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