14 マ◯クではありませんマ◯ドなんです。
しばらく宇宙から地球を眺めていたのだが、疑問に思う事がある
「ねぇこの宇宙船に来たのはあのエレベーターで昇ってきたんだよね?でもそんなシャフトなんか無かったし転送的な?あとここって見つからないの?」
「はい、転送エレベーターです。後この宇宙船は現在ステルスモードになっていますので、地球の科学技術では発見できません。」
「あーって事は、やっぱり見つかったらダメなヤツなんだ…密航的な感じになってしまうんやね。」
「はい、そうですね。地球人のお偉い方々にお話を通しても理解していただくのは何年先になるかわかりませんし。私共の技術を伝えると悪用されると判断致しました。
惑星内で200近くも国が互いに手を取り合わずに争ってる惑星には過剰な技術なのです。統一させる目的で一国にお伝えしても良いのですが、出来れば自然に惑星毎の特色で発展させるべきと言うのが我々の意見です。」
「なるほど、じゃ僕みたいなのは特別枠なんかな?」
「はい、しかし特別枠と言うよりサンプリングですね。実は他にも数人同じようにお声を掛けさして貰っています。後に顔合わせしていただきます。
それに当たって注意点もございます。よろしいでしょうか?」
「注意点?喧嘩するなよーとか?」
「それに近いのですが、ソウマ様の適性力が他の方に比べ突出しています。なので出来る事が他の方より多く妬みの原因になる恐れがありますので、いつものようにテンションに任せて調子に乗らないとお約束下さい。調子にノッた方々に喧嘩を売られても買ってはいけません。よろしくお願いします。」
「おっけ、了解!日本人らしく慎ましくやね!年の功ともいえるかな、あはは」
「そうですね、お若い方もございます。サンプリングとして、色んなデータを取りたいとの事ですので、どうかよろしくお願いします。
お時間はまだございますが、船内探検とかしますか?」
「おっ、いいね!因みにこの宇宙船は何ていう名前なの?」
「当艦は次元航行型戦艦アークエンジェル級ウリエル1番艦です。」
「天使の名前なんやねぇ、ウリエルか、知恵の天使だっけ?壮大やねぁ」
「と言うより、言葉が変換されそのようにソウマ様に伝わったと言うことですね。過去に偵察で地上に訪れていた時、波長があって私たちが見えてしまった人がそう天使と認識したのでしょう。」
言語理解スキル有能だな、なるほどね、僕の分かりやすく最も適した言葉がそれに当てはまるように翻訳されるという感じやね…うん、わからんけどわかったぞ!
「じゃウリエルの中、案内よろしくね!」
「ではまずは食堂に行って試しにランチを食べましょう、宇宙に来て初めての食事です。ザッ宇宙食というのもあるのですがまずは最新技術の食事を試してもらいます。」
「ほほぅそれは楽しみだね。」
只々、無重力を楽しみながら食堂まで案内してもらったのだがその食堂の前に人遠目に見てもわかる、ギャルだ。どうやら先駆者との会合のようだ。
「うち、今日は簡単にハンバーガーでえーわ。マ◯ドみたいな奴でえーよポテトは大盛りで!」
マ◯クではなくマ◯ドと言ってる事に共感が持てる!どうやら彼女は関西出身ギャルのようだ。仲良くなっておこう
「あっどーも、今日からここにきた、有宮壮馬です。今からお食事ですか?ご一緒しません?」
「はぁ?ナンパか?」
警戒されてしまった…でも挫けない、無視されないだけ成功と言える。
「イヤイヤ、ナンパってわけではなく、宇宙初心者なんで色々心配なんですよ。教えて下さい、センパイ」
「うちも先週きたばっかりでなんも分かってへんから!」
「あっそうなんですか!じゃ、ご一緒しましょ。心細いんですよ。案内役がいてるとはいえ」
「まぁそうやろな、わかった、ほな行こか、うちもうお腹ペコペコなんや」
「「おじゃましまーす」」
と、2人で並んで入ったのだが店員さんがいない。店員さんを探してキョロキョロしてると、関西ギャルがツカツカと歩いて壁の方に歩いていき振り向いて呼んでいる。
「どないしたん?はよーおいでや」
食堂に入ると足が床についたどうやらここには重力があるようだ、駆け足で寄っていくと壁にはボタンがあった。
「好きなボタン押してエーらしいよ。おかわりも自由なんやって!」
へぇ~凄い至れり尽くせりだ!
「えーっとモ◯バーガーやなくてマ◯ドのフィレオフィッシュのセットポテト大盛り!」
ポチっ
と、彼女が躊躇せず押すとボタンの隣のスペースからチ~ンっとなりパカっと蓋があき出てきた。
あれはどー見てもマ◯ドや!
「うわーどーなってん…」
「あーこれな、見た目は、それっぽいねんけどちょっとなんか違う感じするんよね、美味しいねんけど。」
と関西ギャルが言うと、その案内人が説明してくれた。
「素材のカートリッジで3Dプリントして抽出していますので、正式にはそれではありませんが、限りなくそれに近い食事が可能なのです。」
はー最新技術だなぁー、と感嘆していたのだが選ぶ番になって迷ってしまう。メニューの数が多い。
「じゃお勧めで」
逃げた僕を笑うがいい
「ではこの1週間の食事データをこの"料理人いらす"に入力しますね。」
と、ヒフミさんがポチッと何かを手のひらで押し込んだ。
何やらアップロードしているようがよく分からん…
「完了しました。ではお勧めを押してください」
では、ポチッとな!
「す◯家の牛丼だと?しかもキングサイズじゃねーか!なんかわかってるね」
ドーンと丼が超デカサイズで現れた。最近食べてなかったから確かになんか食べたかったけど…この食堂に重力があってよかったよ、汁ダクで飛び散るところだった。
「すげー量やな、にーちゃん、ウケる、食べきれんの?」
「いや、訓練始めてから食べる量が半端ないからこれくらいはよゆーっ痛っ」
横のヒフミさんから脇に肘打ちが飛んできた。あーこれも秘密にした方がいい奴なんや…
「確かに訓練で身体動かしたらお腹すくもんな。
そう言えばウチ自己紹介まだやんね、アカネ、西条アカネや、よろしくな!うちのことはアカネって呼んでや!ウチもソウマって呼ぶから」
と関西ギャル改め西条アカネはバーガーにかぶりつきながらニコニコして、そう言った。
最後までお読み頂きありがとうございます。
新キャラです。
西条アカネちゃん。関西弁のギャルって感じです。
よろしくお願いします。




