13 本人はそう言ってないと言う説があるが
魔法、魔術、スキルどれも今までに無いファンタジー溢れる事柄でやれば実感出来る、目に見える、結果がステータスに現れる。
なんともやる気溢れる事柄であろうか…用意されたメニューは多く今までなら音を上げていただろう。
しかし今の僕は、やる気に満ちている。
なんとなくだが筋トレに明け暮れる奴の気持ちがわかったかもしれない…筋肉は裏切らないとか言ってしまいそうになる。
とは言え、ムキムキになった訳では無い、バキバキな腹筋があるとかではなく触ればなんとなく腹筋割れてるのかなぁ程度だ。
それでも魔力循環を意識しながらバーベル上げとかすると化け物になった気分になる。
仕事もそうだ、バイクで新聞配達するよりアイテムボックス活用し自分の足で走りながら配ったほうが圧倒的にはやいのである。
まぁそんな事は一般人からかけ離れているのが丸わかりになるのでしないが…とかなんとかして離職日を迎える。
「今までありがとうございました。頑張って下さい。」
「ソウマ君は次はどんな仕事するんよ?」
「んーなんかよくわからないですね。とりあえず就職したら研修入ってセクション分け的な感じ?」
「では、最後に昔、先輩から教わった一言をキミに送るよ…
人間はな夜行性では無い、夜はキチンと寝る生き物だ!健康にね!」
「あはは、確かに!」
と、店長に激励をされつつお世話になった職場を後にした。
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「1週間、お待たせしました。ヒフミさん、きれいなボディになってきたよ!」
「お勤めご苦労さまでした。」
「んで、今日の予定はどうなってるの?」
「はい、本日の予定なのですが、必要な荷物を纏めてこの鞄に詰め込んで下さい。この鞄は拡張、重力軽減されていますのでアイテムボックスに入れていないけど使うだろうなっ的な物を、アイテムボックスにはすぐに必要になりそうな物を、車やバイク等1年間放置すると良くないので、その辺はこの訓練施設に入れます。この訓練施設は次来る時まで時間停止させて置きますので帰ってきたらすぐに活用出来るのでご安心ください。」
「え?マジで?放置しとくのかと思った。」
「はい、マジです。因みに現在のスキルで持っていくことは出来るのですが現地では排気規制がかかっていますので運転できません。なら置いていったほうが楽ですよ。」
「なるほどね、容量、重さとかで足枷になってどっかに捨ててくるとか勿体ないしなぁ」
「はい、なので上のガレージの入り口前に車とバイクを持って来てください。」
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驚いてばかりだ、車を持って来ると、ガレージが2階建てに…と言うか地中から生えて来ていると表現すべきか、上のガレージは階段で下に伸びてるのにその下には車を停めるスペース…イヤイヤ!おかしいだろ…
「どーなってんのや…」
「ふふふ、最新の科学と魔法を組み合わせた魔道具なんですよ!」
秘密基地みたいでカッコいい!いやどっからどう見ても秘密基地だ…
車とバイクをいれるとまた、階段部分が降りてきた。
「では荷物をまとめに行きましょう。」
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「通常の旅行的なまとめ方で良いですよ?3日程スノーボードに行く程度の感覚です。現地にアメニティもございます。飲み物も食べ物もご用意しています。」
「冷蔵庫の中身はどうしようか?」
「その冷蔵庫は既に魔道具に改造しておりますので中身は時間停止しています。」
「はい?いつのまに!」
「2日目です!」
まじかよ、全然気づかなかった…そりゃそっか、1週間前のヒフミさんと一緒に住むようになってからその辺全く触ってないや!
「そもそもお部屋自体も魔道具としてますので1年後まで埃1つ落ちません。ロックをかけたら誰一人侵入不可能になります。安心して下さい。」
安心、安全セキュリティなんやね…よし!スルーしよう、きっとそのうちわかるはず。
家を出る時に何か操作していたからきっとそれがそれなんだろう…泥棒さんが無理に侵入とかしないことを祈るよ…きっと大変な事になるんだろう…
荷物もまとめ訓練施設にやってきたがまたもや新しい扉…エレベーターだなこれ…下に行くのか…
「さて、これから船に行きますので気をつけてください、すぐに慣れると思いますが。それでは上へまいりまーす」
と今は見かけないエレベーターガールの様な掛け声で扉を閉めた。
違和感は、すぐにやってきた。
足が地面から離れたのだ。下に高速で動いて浮いてるのではないもう到着しているのだ。
「コレは無重力なのか?」
エレベーターを降りるとヒフミさんが声をかけてきた
「まずは客室にご案内します。こちらへどうぞ、壁際にある手すりで支えると移動しやすいですよ。」
良くある…オタク教養で見たことあるやつでスーっと移動する。
まもなく案内された部屋はビジネスホテルより多少過ごしやすそうな簡素な部屋だが未来感のあるイスやカプセルがあった
「イスに座るとそれを操縦して移動可能です。カプセルはお風呂とベットが一緒になってますのでまた使い方を説明致します。」
ヒフミさんが説明してくれているのを横目に僕は窓に釘付けになった…
窓から眺めるとそこには大きな球体が浮かんでいたのだ。
「ねーあれって地球?」
「はい!」
「ヒフミさん…ヒフミさん…地球は青かった。」
これみよがしに言ってみたいセリフを言った。
ガガーリンが言ったのではなく日本語に訳して見出しとして載せた言葉らしいけど宇宙から地球を見ると言いたいよね。
なんとなく想像はしていたから言えた言葉だけど実際見るとやっぱ感動したよ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
やっと旅立ちの一コマです。
このソウマ君は一体どうなってしまうのか!
どんな事件が待っているのか。乞うご期待




