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第7話  聞き込み調査と新たな容疑者の浮上

氷川光一警部と中原淳一警部は、井上真央のパン屋を訪れた。井上は店の奥で作業をしていたが、警察の訪問に驚きながらも協力する姿勢を見せた。


「井上さん、佐々木佑紀さんと宮川隼人さんの件でお話を伺いたいのですが。」


「もちろんです。佑紀と隼人は私の友人でした。信じられないです…」


「二人が最近何かに悩んでいた様子はありましたか?」


「特に隼人は、涼介君の件で苦しんでいるようでした。彼は自分たちが涼介君をいじめたことを後悔していました。」

「涼介くんとは誰でしょう?」

「涼介くんは私達の中学生時代の同級生でいじめられてそのまま...」


「そうですか、ではいじめの具体的な内容について教えてください。」


「涼介君は孤立していて、グループの中で無視されたり、からかわれたりしていました。私もその場にいましたが、止める勇気がなかったんです。」井上は涙をこらえながら答えた。



次に、氷川と田宮晶子刑事は宮川隼人の妻、宮川雪菜の自宅を訪れた。ドアが開き、雪菜は目に涙を浮かべながら迎えた。


「宮川さん、最近の旦那さんの様子についてお聞かせいただけますか?」


「隼人は最近、何かに怯えているようでした。東海道五十三次を巡る計画を立てていたのですが、その話題になるといつも暗い顔をしていました。」


「具体的に誰か心当たりはありますか?」田宮は被害者のことを思いながら聞く。


「徳間裕太郎さんです。隼人は彼の息子、涼介君と同じ中学校でした。涼介君がいじめで自殺したことがあって、それ以来、隼人も悩んでいるようでした。」



氷川と田宮は次に原宮翔太のアパートを訪れた。原宮は驚きながらもドアを開け、氷川たちを迎え入れた。


「原宮さん、宮川隼人さんのことについてお話を伺いたいのですが。」


「隼人のことですか……朝亡くなったとテレビで見ました。彼は涼介君のことをずっと気にしていました。涼介君がいじめで自殺した後、隼人もずっと罪悪感を抱えていました。」


「いじめの詳細について教えていただけますか?」


「涼介君は私たちのグループで一番弱い立場でした。私たちは彼を無視したり、からかったりして、彼を追い詰めてしまいました。その結果、彼は…」原宮は言葉を詰まらせた。

 原宮は聞き込みの最中に二人が立て続けに殺されていることを話すと少し怯えている様子を氷川警部は見逃さなかった。

 「なぁ、田宮 原宮さんのこと、どう思う?」

 田宮は少し考えて答える。「何か少し怯えているようにも思えました。」

「そうだよな、何かを隠しているのか、それとも犯人に心当たりがあるのか。」

 「また、今度もう一度聞き込みに行こう。」

 


次に、氷川たちは石川祥騎のアトリエを訪れた。石川はカメラを持ちながら迎え入れた。


「石川さん、佐々木佑紀さんと宮川隼人さんについてお話を伺いたいのですが。」


「もちろんです。佑紀も隼人も僕の友人でした。最近、彼らは何かに怯えているようでした。」


「具体的に誰か心当たりはありますか?」


「彼らは徳間涼介君の件で悩んでいました。涼介君が自殺した後、友人たちの間でそのことが重荷になっていたようです。」

 「そういえばこの前、原宮が俺に「俺は誰かに命を狙われている助けてくれ」ってメールくれたなぁ。」

 氷川はこれは原宮にもっと聞き込みをするべきだと思った



最後に、田宮とともに中島啓太に話を聞くため、市役所を訪れた。中島は冷ややかな表情で氷川たちを迎えた。


「中島さん、涼介君の件についてお話を伺いたい。」


「何を知りたいんですか?」中島が挑発的に問い返す。


「涼介君がいじめで自殺した経緯について、詳細を教えていただけますか?」


中島啓太:「涼介は弱かった。それだけです。」中島は冷淡に答えた。


氷川光一警部:「あなたたちの行動が涼介君を追い詰めたのでは?」氷川が鋭く問いかけると

中島啓太:「俺はいじめてません、主に佐々木や宮川、原宮、石川が涼介に暴力を振るったりものを壊したりして涼介の精神を追い詰めた、今さら何をどうするつもりですか?」中島は怒って言った。

「もう、帰ってください」

「申し訳ありません。わかりました。」

 こうして、市役所をあとにした。

 

聞き込み調査が進む中、氷川たちは共通する情報を整理した結果、いじめの被害者である徳間涼介の父、徳間裕太郎が浮上した。


「涼介君の父親、徳間裕太郎が怪しい。彼が息子の死を恨んで、復讐を企てている可能性がある。」


「そうですね、次は徳間裕太郎に直接聞き込みを行う必要がありますね。」中原が答える。


「その通りだ。徳間裕太郎を徹底的に調べ上げ、真実を突き止める。」氷川は決意を新たにし、次なる一手を考え始めた。


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