表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

109/144

28 天使と魔族の狙いは

「【バニッシュフレア】!」

「【螺旋魔弾】!」


 俺とマルスが同時に攻撃を放つ。


「くっ、人間がこれほどの力を――?」


 天使たちは驚いた様子を見せ、空中で後退した。


 いける――。


 見た感じ、奴らの実力は高位魔族レベルだろう。


 俺はその高位魔族バームゲイルを問題なく退けているし、まともにやれば、まず負けない。


 後は――。


「……僕は足手まといにはならないよ」


 俺の視線に気づいたのか、マルスから軽くにらまれた。


「い、いや、足手まといなんて思ってないって!」


 俺は慌てて言った。


 とはいえ、マルスの実力が天使にどこまで通じるか未知数だ。


「まだまだ!」


 俺はさらに【バニッシュフレア】を連発した。


「まるで高位魔族か、それ以上の――ええい!」


 天使たちは焦ったように、さらに後退した。


 奴らの反撃が来る――?


 俺は身構えた。


「――退くぞ。いったん指示を仰ぐ」


 が、天使たちは拍子抜けするほどあっさりと撤退を選択する。


 俺を忌々しげににらんだ後、天使たちはあっという間に空高くまで消え去った。


 いや、彼らだけじゃない。


 空いっぱいに広がっていた、他の天使たちも、一斉に空高く舞い上がり、消え去っていく。


「逃げた――」


 マルスが呆然とした様子でつぶやく。


「なんだったんだ、あいつら……」


 見上げた空には、もう天使の姿はどこにも見えない。


 それが逆に不気味で、胸の奥をモヤモヤさせた。


「本当にいなくなった……のか?」


 俺はなおも警戒を解かず、身構えている。


 と、背後からバタバタした気配が近づいてきた。


「レイヴン様、ご無事ですかっ!」


 キサラの声だ。


 振り返ると、彼女は青ざめた顔で俺を見ていた。


「問題ないよ。マルスも無事だ」


 俺はにっこりと答える。


「……僕は何もしていないけどね」


 マルスがぽつりとつぶやいた。

【書籍版について・大切なお知らせ】

「何巻まで続けられるか」については今後の売れ行きも大切になってくるため、もしご支援いただける方は書籍版もご購入いただけると大変ありがたいです。


とはいえ、書籍版は有料ですので僕の方から「絶対買ってくれ!」とお願いするものではないと思っています。書籍版については半分近く書き下ろしていて、新たな魅力を付与できていると自分では思っていますが、心惹かれた方はお買い上げいただけたら嬉しいな、という感じです。


その書籍版はKADOKAWA・エンターブレイン様から好評発売中です。

広告下のリンクから通販の注文ができますので、よろしければぜひ! 新規エピソードも大量に加筆してます!


〇読んでくださった方へのお願いm(_ _)m

☆☆☆をポチっと押して★★★にして応援していただけると、とても嬉しいです。

今後の執筆のモチベーションにもつながりますので、ぜひ応援よろしくお願いします~!



【読んでくださった方へのお願い】

面白かった、続きが読みたい、と感じた方はブックマークや★で応援いただけると嬉しいです……!


ページ下部にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところにある

☆☆☆☆☆をポチっと押すことで

★★★★★になり評価されます!


未評価の方もお気軽に、ぜひよろしくお願いします~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑の☆☆☆☆☆評価欄↑をポチっと押して
★★★★★にしていただけると作者への応援となります!


執筆の励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!


▼書籍版2巻がKADOKAWAエンターブレイン様から6/30発売です! 全編書き下ろしとなっておりますので、ぜひ!(画像クリックで公式ページに飛べます)▼



ifc7gdbwfoad8i8e1wlug9akh561_vc1_1d1_1xq_1e3fq.jpg

▼カクヨムでの新作です! ★やフォローで応援いただけると嬉しいです~!▼

忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ