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23 切り札


「人間風情が調子に乗るな!」

「消し飛ばしてくれるわ!」


 ごうっ!


 ばしゅっ!


 竜たちは降下をやめ、高度を保ったままドラゴンブレスを吐いてきた。


 炎や氷、風に稲妻――種々のブレスが降り注ぐ。


「【シールド】」


 俺はそれを下級の防御魔法であっさりと弾き返した。


「馬鹿な!?」


 驚愕する竜たちに向けて、


「【バニッシュフレア】!」


 反撃の魔族級火炎魔法を放つ。

 が、


「ちいっ……」


 竜たちはあっという間に高度を上げ、火炎魔法の有効射程から逃れてしまう。


「……厄介だな」


 魔法能力だけでいえば、攻撃・防御共に俺の方が圧倒的に上回っている。


 けれど、奴らは上空にいる。


 ある程度の高度を取られると俺の攻撃は届かないか、あるいは威力を減じてしまうのだ。


 頭上を取られるというのは、それだけで大きな不利になるからな。


 その不利を覆して奴らに決定打を与えるためには――。


「やるか、あれ」


 俺は大きく息を吐き出し、集中力を高めた。


 身に付けたばかりの、俺の新戦闘スタイル――。


 俺は、精神の奥深くに意識を集中させる。


 こうっ……!


 青い光があふれ出し、全身を覆った。


「力が……みなぎる……っ!」


 これこそが、俺が試練の中で習得した新たな力にして切り札――。


 俺の魔力を魔族級魔法の応用によって爆発的にブーストする術式【デモノギア・オーラスタイル】だ。


 俺の魔力は今、限界を超えて極限まで高まっていた。


「これなら届く――」


 俺は上空に向かって両手を突き出した。


「【バニッシュフレア・フルブラスト】!」


 先ほどとは比べ物にならないほどの巨大な火球が放たれる。


 その圧倒的な熱量と破壊力は竜たちを一瞬で飲みこみ、燃やし尽くした。


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忌み子として処刑された僕は、敵国で最強の黒騎士皇子に転生した。超絶の剣技とチート魔眼で無敵の存在になり、非道な祖国に復讐する。


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