22 竜型の魔族部隊
竜型の魔族たちが降りてくる。
見た感じ、中級か、あるいはそれ以上の力を持っているのか――。
仮に、以前戦った高位魔族バームゲイル並だとすると、十体を一度に相手にするのは、さすがに骨だ。
とはいえ、魔族とやり合えるのは、学園内で俺と――あとはレスティアくらいだろう。
ブライやマルスならいけるだろうか?
とはいえ、危険ではあるだろうし、できれば俺が一人で片付けたいところだった。
学園全体を守るために――。
「来い!」
俺は奴らを引き付けるため、挑発的に叫んだ。
「俺がお前らを倒す!」
「なんだ?」
「この学園の生徒か……?」
「たかが人間が、たった一人で――」
竜たちが一斉に俺をにらんだ。
いいぞ、もっと俺に注目しろ。
「【バニッシュフレア】!」
俺はいきなり魔族級魔法を放った。
巨大な火球が一直線に飛び、竜の一体に直撃する。
「ぐああああああっ!」
竜が苦悶の声を上げて墜落し、地上に叩きつけられた。
黒焦げのまま動かなくなる。
「な、何だと!?」
「一撃で――?」
他の竜たちが驚愕の声を上げた。
明らかに動揺している。
奴らからすれば、人間など取るに足らない存在という認識だろう。
それを仲間の一人が瞬殺されて、明らかにうろたえている。
この隙に――どんどん撃ち落とす!
「【デッドリィボルト】!」
今度は魔族級の雷撃魔法だ。
ばりばりばりばりっ!
無数の稲妻が空を駆け、別の竜に襲いかかる。
「ぎゃあああああ!」
直撃を受けた竜は、悲鳴を上げて墜落していく。
二体撃破――。
だが、まだ八体残っているし、さすがにここまで来たら奴らも警戒態勢に入っていた。
けど、その警戒も撃ち破り、このまま全滅させてやるぞ――。
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